なんかさ水着茨木が来ない悪夢見たけど気のせいだよな!な!
ふっ、魔法を使うしかないのか(財布を見て)
あ、そうだ(唐突)
前回若干シリアスっぽく書きましたが……俺にシリアスは無理だったよ。
戦闘描写ムズイでござる
「何故だ星熊!汝程の者がどうしてこやつらに味方をする!?」
こいつはこんな奴らに味方する奴でないはずだ。まさか!?何かに操られているのか!?
「そういえば……なんでだっけな?そうだそうだ思い出したぞ。空亡というやつと戦いたくてな。あの二人の子だぞ?絶対に楽しめるだろう。だからこいつらについてきたんだけど……こいつらは何でここに来たんだ。目的を聞かされてないんだよ」
「馬鹿なのか貴様は!?」
「むーばかとは酷いな絢」
何故だろうな?吾のやる気が一瞬でそがれた。もう先程の緊迫感は無く変な空気が流れている。
「いや星熊、吾らと戦う必要なくないか?」
「やだ戦いたい」
「子供か貴様!」
「鬼だ!」
前は……こんな子供っぽい奴だったか?吾の記憶ではもっと勇ましかったのだが……記憶違いか?
……吾よ思い出すのだ。星熊はどんなやつだった?駄目だ……今思い出してみたんだが、星熊は母上と酒を飲んでいるか、酒の飲み過ぎで母上に絡んでる姿の記憶しかない。
――――もっと星熊のいいところを探るのだ吾よ……見つけなければいけないのだ。でなければ今まで吾の憧れの一人であった星熊が、ただの駄々をこねる子供に見えてしまう。
「あやあや、いいから戦わないか?」
「吾は絢だ。あやあやではない」
「可愛いじゃないかあやあや。これからそう呼ぼうか?」
「やめろその名は気に入らん」
星熊は本当にふざけているのか?
今回空亡を眠らせたのは夜刀を祭っていた者の残党が空亡を攫いに来るという予言をされた吾らは二手に分かれる事にした。
骸鬼と夜刀はその本拠地を破壊しに行き、吾らは襲撃者を皆殺しにすることが役目だった。空亡の命が狙われると聞き、かなり吾は緊張していたのだが……星熊のせいでその緊張が解かれてしまった。
「なぁ星熊よ、吾が今度空亡に頼めば戦ってくれると思うぞ、だから今日はおとなしくしていろ」
「そうか戦えるならそれでいいぞ……でもそれならどうしようか?私……朧のやつをどこかの山に飛ばしてしまったぞ私も何処に飛ばしたか分からん。なぁ絢探しに行くか?」
「お前がい「待てよ絢」なんだ狒々?」
狒々は吾の言葉を遮った。なんだろうな?
「そこの鬼と話させろ」
狒々はそう言い、とても不満そうな敵意を含んだ表情で星熊を睨んでいた。凛々しい顔を少し歪ませながら妖力を敵意として星熊に放っているが……星熊は特に気にしていないようだ。
「おい鬼」
「なんだ猿妖怪?」
「お前はただ戦いたいというそんな理由で?二代目の襲撃者に手を貸したのか?」
「え?あいつら襲撃者だったのか?」
それすら知らなかったのか……どんどん星熊の地位が割れの中で下がって行く様だ。これ以上見たくない。敵意を向けていた狒々すら呆れてしまっている。それでも何とか持ち直し狒々は星熊と話そうとする。
「……鬼お前はふざけているのか?」
「ん?私はいたって真面目だぞ?逆にどうしてふざけていると思うんだ?」
「俺はお前を許せない。そんな軽い考えで二代目に害を成そうとしたお前を……それにいきなり俺を投げたこともあるしな……だから俺は今からお前と一発戦おう。お前が本当に二代目に敵意がないか確かめる」
「おお、私と戦ってくれるのか?嬉しいぞ!」
なんで星熊は喜んでいるのだ?狒々は敵意に交じり殺気すらも放っておるのだが。鈍感という話では済ませられないだろう。ここまで行くともはや尊敬することすらできるな。
「早く
「うるさい……すぐ黙らせてやるよ鬼」
星熊はとても楽しそうに、今からの戦いに歓喜して好戦的な笑みを浮かべながら拳を構えていた。
しかし狒々はそれとは対極に表情は冷めていた。凛々しい顔は何も表情を浮かべていなく周りに殺気だけを放っている。その殺気は鋭利な刃物の様に鋭く無差別で吾にも届く。体が裂かれるという未来を強制的に吾に想像させてしまい。
吾はここから動く事が出来なかった。動くと死ぬ……そう吾の本能が語り掛けてくるのだ。
「何でこんなことになったのだ?吾には分からん」
今吾が願うのは空亡が起きないということだけだな。
◇◇◇
星熊は拳を狒々は戦斧をその手に構える。二人の強力な妖が放つ妖力は互いに押し合い、喰らいあう。強大な力のぶつかり合い。それにより空間が悲鳴を上げて亀裂を生みだした。
この場の雰囲気はまさに一触即発。狒々に星熊、二人のどちらかが動けばこの闘争は開始はされるだろう。時間が少し経つにつれて膨れ上がっていく妖力に互いに緊迫感が高まっていく。
そして三十秒ほど妖達は睨み合い同時に駆けだした。大地を蹴り敵の元へ。
この時……鬼と猿の一夜限りの闘争が幕を開けた。
始まりは、狒々による戦斧の振り下ろしだった。狒々からすればただの振り下ろしであるが、異常なものがあったそれは速度。星熊の目に捕らえられないほどの怒涛のラッシュ。
神速すら超えるこの一撃を星熊は一発でも受ければ次の一撃も避けられない。
狒々のこの振り下ろしは一撃目で動きを封じ、二撃目で体を折り、三撃めで体を砕く。そしてこの技は相手が死ぬまで終りは来る事がない。
もしもこの攻撃を空亡に対して放ったとたなら空亡は成す術も無く肉塊になるだろう。
しかし目に捕らえられないという事は星熊にとって些細なものでしかない狒々のラッシュを気配で感じ、全てを受け流す数十発を超える攻撃は星熊に当たる事は無かった。
「おおお!早いねぇ全く見れなかったよ。まだ早くできるのかい?」
「……余裕そうだな鬼……」
「いや結構つらいぞまだ腕が痺れるからな」
それだけ会話を交わし狒々は再度攻撃を開始しようとしたが――――
「次は私だ!吹っ飛べぇぇぇえ!」
「なっ――――――」
その星熊の声とともに放たれた拳をぎりぎりで反応して防ぐ事が出来たが狒々は彼方吹き飛ばされた。一瞬で狒々の見える景色は変わりつづけた。何とか止まる事が出来たのだが、その直後に凄まじい速度で迫ってきた星熊に一撃入れられる。
「グガァッ!」
「よし入ったぁぁ!」
「俺を舐めるなぁ!」
狒々はそう叫びながら戦斧を巨大化させる。そのまま仕返しとばかりに星熊に向けて薙ぎ払う。攻撃を当てたことで喜んでいた星熊の無防備な腹に巨大な戦斧の一撃が叩き込まれる。
「良いねぇ良いねぇ!もっと打ち込んで来いよぉ!」
「言われなくても……やってやるよ!」
狒々は跳躍して星熊の真上まで飛び、上空から戦斧を自分の何倍もの大きさに巨大化させて星熊に叩きつけた。
「面白いなぁ凄く楽しいぞ!」
星熊は拳一つでその斧を殴りはじき返す。それを見た狒々は絶句し動きが止まる。
「墜ちろぉぉ!」
星熊は空中で静止する狒々の上を取り地面に向けて叩き落とすが、同時に星熊も地面に叩きつけられる。
「何が起きた?」
星熊は今の状況を理解できなかった。自分が攻撃したはずなのに何故か自分も地面に叩きつけられるなんて脳が付いて行かなかったからだ。
「もういい見た目なんか気にしない……お前は危険だ二代目に近づけさせない」
「ふふそれでどうするんだ?」
「殺す」
「やってみろ私はここだぞ?」
狒々の姿は完全に変わる腕が黒く変色してさらに伸びる。
分かりやすく言えばスーパーサイヤ人だろうか?
纏う妖力も、放つ殺気も、その存在感もすべてが異質な物になる。星熊は更に歓喜するまだまだ遊べると。そして狒々は言った。
「仕切り直しだ」
次回に続く。
空亡君は多分次でる、うん多分。
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