転生したら平安時代だった件について   作:鬼怒藍落

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タイトルが思いつかなくてこうなった。




どうやったら京に行けるのか考えた挙句、ぬらりひょんに頼むことにした空亡君

 

 転生してから10年たった。今までと変わった事があるとすれば、父さんとの百鬼のメンバーと勇儀がこの屋敷に住むことになったぐらいだ。

 百匹を超える妖怪達が全てこの屋敷に住んでいる。

 そんなこともあり、この屋敷は毎日賑やかで退屈もしないんだが俺は猛烈に思う事があった。それは――――――――

 

「外に出たい」

 

 屋敷の庭とかなら出れるけど、屋敷の外に出たことが一回しかない。せっかく平安時代に居るんだし、京の都しっかり見ておきたい。そう思って一言漏らした言葉は、隣に居た少女に拾われた。

 

「どうしたんですか若?」

 

「ごめん雪花(せっか)何でもない」

 

 この少女は雪女の雪花。少し前から俺のお目付け役として雇われている妖怪だ。その姿は分かる人には分かるかと思うが、ぬらりひょんの孫の氷麗(つらら)と完全に同じ姿をしている。雪女と言えばこの見た目だからね、全く違和感がない。

 

「外へ出たいんですか?でも駄目ですよ若、今日は勉強しなきゃいけません。それが終わったら一緒に遊びましょうよ?」

 

「いや屋敷の中じゃなくて京に行きたいんだよ」

 

 俺は雪花になら教えて大丈夫かと思いそう言ったんだが雪花はそう言った瞬間に俺の肩を慌てた様子で掴んで言ってきた。

 

「駄目です若!外は陰陽師とかいるんですよ、それに若じゃ絶対迷います!」

 

「え?俺、方向音痴だと思われてるの?酷くないか?」

 

「なにいってるんですか?若は方向音痴ですよ?いやですねーこないだもこの屋敷の地下で迷ってたんじゃないですかー」

 

「……しょうがないだろ初めて地下の存在知ったんだし気になったんだがから……それに俺は迷ってない」

 

 迷ってねーし、迷ってねーし……ただ地下が広すぎたのがダメなんだ。何のなんだよあの地下は、この屋敷の何倍もの大きさ有ったんだぞ?この屋敷は山に出来てるんだけど、まさか山の中が全部屋敷の一部とかおもわないだろ。どんなだけ時間かけて作ったんだよ?妖怪ってスゲーや。

 

 話を戻そうか、このままでは屋敷の外に出られない。どうすればいい?

 そうだ!朧なら助けてくれるんじゃないか?よし、これが終わったら朧に頼みに行こう。

 

「外は駄目ですけど、わ、私と遊びましょう若?勿論、勉強が終わってからですけどね」

 

「もう半日ほど続けているだが。それも妖怪の事ばっかり」

 

「当然です!」

 

 雪花はドドン!と効果音が付きそうな勢いでそう言った。

 

「若は将来百鬼を背負うんですから、妖怪の事は知らないといけません今日はあと二十種類は覚えてもらいますよ!」

 

「それってどのぐらいかかるんだ?」

 

「今は丁度(うし)(こく)ですので二辰刻(しんこく)後の(さる)の刻までですね若」

 

「長くないか?」

 

 確か、一辰刻が現代の二時間だから、俺はあと四時間勉強するのか……勉強を始めたのが辰の刻からだったから、合計八時間勉強することになるじゃん。でもまぁ妖怪の事知れるのは別にいいか、楽しいしからな。その後俺は申の刻までひたすら勉強した。

 

 勉強が終わった俺は床ですこし休憩していた。

 

「疲れた。うん凄い疲れた。でもめっちゃ覚えた俺頑張ったスゲー頑張った」

 

 今日は京に行くつもりだったのに、こんなに疲れるとは思ってなかったぞ、でも俺は京へ行くんだ。何故か無性に今日行きたくてな。そろそろ朧の所に行くか。

 

「何を頑張ったんだ空亡楽しいそうだが」

 

 絢は削った氷に甘葛(あまづら)をかけたものを食べながら俺に話しかけてきた。美味そうだな、それより絢に久しぶりに会った。やっぱかわいい。

 

「久しぶりだな絢、雅さんの所に帰ってたんじゃなかったのか?」

 

「久しぶりだな。今帰ったんだ空亡」

 

 二週間前から絢は雅さんの所にいきなり帰ったんだが……前より妖力上がってない?

 

「そういえば何で帰ってたんだ?何か用事でもあったのか?」

 

「母上にまた修行を付けて貰ってたのだ。また戦おうぞ空亡」

 

「そうだなそれは楽しみだ。そうだ絢、今日俺は京に行こうと思うんだが一緒に来るか?」

 

「京の都か、骸鬼達に怒られるぞ?」

 

「大丈夫だ絢、安心しろ。朧に頼めばなんとかなる気がする……怒られても朧のせいにすればいいし」

 

「汝は鬼か?」

 

 絢は呆れながらそう言った。リアルで汝は鬼かを聞けたのは幸せだな、これは頭に永久保存しよう。そう決めた。

 そういえば朧は今日はどこにいるんだろうか、一回も見てないんだが……いつもの場所か?

 

「絢、今日は朧の事見てないのか?」

 

「見てないな、朧の事だ酒でも飲んでいるのだろう?」

 

「ならあそこか、絢ついてきてくれないか」

 

「了解したぞ空亡、吾も京に行きたいのでな付いて行くぞ」

 

 絢も着いてきてくれるのか、よしこれで見つかった時に怒られる量が減る。今の俺は凄く鬼をしているぞ、ふふふまたこれで汝は鬼かが聞けるのか……でも怒られるの嫌だな父さん怖いし。

 

「よし絢、酒蔵に行くぞ。どうせ朧はあそこで酒を盗み飲んでいると思う。全部飲まれる前に速く行かないと」

 

「そうだな、前も母上に渡すための土産の酒を朧は勝手に飲んだのでな、またせっかく用意したのを飲まれたらたまらんわ」

 

「朧だからなしかたない」

 

「朧だからな。いい加減、大妖怪の自覚を持ってほしい物だ」

 

 俺達は呆れた笑いしか出なかった。朧かっこいいときは本当にいいんだが……普段がなぁ、ただの酒飲みだから尊敬できないんだ。カッコいい所を見ても次の日酒飲んで絡んでくるのを見ると……はぁ。

 

「なんじゃお主ら儂のこと話しているのか?馬鹿にされた気がしたぞ」

 

 いきなり俺の後ろから朧が酒を飲みながら話しかけてきた。やっぱり酒臭い。今日はすでに何本飲んだんだよ、絶対に十本以上飲んだろこれ。

 

「よくわかったな朧、吾達は汝の話をしてたのだ」

 

 朧、かなり勘が良いんだな。もう、あんまり馬鹿にしないようにしよう。ばれたらさらに揶揄われそうだしなあ、でも丁度いいや今、頼めばいいや。酒飲んだことを父さん達に言わないという条件で交渉すれば簡単に連れて行ってくれるだろ……多分。

 

「京に行きたいのか空亡?いいぞ、その代わり黙ってろよ。夜刀は怒ると怖い」

 

「汝が飲まなければいいだけだろ」

 

「それは分るけど……なら飲むなよ朧」

 

「辛辣だな二人とも……だがな酒を飲むのはやめられないから仕方ないな」

 

「そうなのか朧?」

 

「そうだ。絢、空亡、では行くぞ」

 

「了解」

 

「分かったのだ」

 




汝は鬼かがリアルで聞きたい。聞きたくない?
この小説あまりすすんでないからそろそろ進めないと……という事で次回から京の都編ぽいの始めます。
Innocentさん誤字報告ありがとうございました。
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追記、今回の誤字脱字、句読点忘れの量が改めて見たら頭がおかしい量になっていたことをお詫びします。
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