タイトルは十分間程考えてこうなった。
京都編長引くかもしれない。そして今回もノベルゲーム風に……なんかこっちの方が書いてて楽しい(小並感)あと長いよ。
うぅー妙に頭が痛い……何だこれは?……ていうか……俺は……一度起きた筈なのに何でここで寝ているんだ。それに……寝る時はなかった筈の薄い布の様な物が、俺の上にかぶさっている事も分かる。とても寝やすいな……気持ちいいし、もう一眠りしてしまおう――――――――――
「じゃねぇよ!」
寝るなよ俺! もう俺は十分寝たんだよ!睡眠などいらぬわぁ!……そんなふうにテンションを上げたものの……何で俺がまた寝ているのかが分からない。
まぁそれは、気にしない方向でいこうか。それより今俺がやることは目を開け周りを確認することだろう。視界を広げ世界を見る。情報を目から頭に送る。それが大事。
そして目を開け見上げた瞬間、俺の目に映ったのは……とても美しく、可憐な少女の顔。その顔は満面の笑みでまさに花が咲いたような笑顔だ。可愛いとキレイが両立して共存している。そんなよくわからない感想を浮かべた俺は反射的に目を逸らした。
そして目に入ったのは肌色というより……白陶器の様な真っ白な美脚。少女の細い太ももが綺麗に組まれていて、その隙間か何かが見える。
…………ノーパン……だとぉぉ!?
まて、まて、まて……おちけつんだ俺よ……今まで俺はいろんな美少女や美女を見て慣れてきたはずだろう?この程度の難関……乗り越えてみせる!
そう決意を固める俺に向かってその小さな口を開いて俺に何かをを伝えようとしてくる。
「……主……ちゃろー☆です!」
その声と共にポーズをとる微少女。誤字にあらず。
ピカー、キラッ!などという効果音がこの場に流れた気がした。
「……ちゃ? ちゃろー?」
俺はなんかとても間の抜けた返事を返してしまった。無理もない反応に凄く困ったから……逆に……俺はどう反応すればよかったんだ?
「えっと? 何、今の?」
「……主……おかしい……これは未来的に……絶対……流行る……挨拶……だよ?」
「よくわらんが……そうなのか?」
「うん……流行る……私が……決めた……ぶい」
少女は俺に向かってVサインを決めてきて、どや顔で言った。何故か怒りがわかないどや顔。俺は自然と立ち上がり、少女まで近づいて自然な動きで頭を撫でる。
「……主……むぅ……急に……撫でるなぁ……にゃぁ」
何だこの可愛すぎる生き物は? もしも絢がいなければ俺はこの少女に惚れていた。そんなレベルをとっくに越していて俺がこの少女に向ける感情はあれだな……そうだペットか愛玩動物だ。意味被ってるな……。
「さて……そろそろいいだろう」
「どうしたの……主」
「おまえ……誰だよ?」
「……ガーン……」
「自分で効果音を出すなよ……」
「なら……どーん?」
「それはなんか違くないか?」
「……難しいわね……」
「口調変わったぞ?」
「……私……戻った」
「良しそれでいい」
「……わーい……」
美少女はばんざーいをすると共に無表情のままそう言った。
「さて真面目にやろう」
「そうだよ……主……ふざけないで……」
「なぁ? 殴っていいか?」
「……主……加虐趣味……目覚めた?」
少女は首をこてんと傾げて可愛らしく聞いてきた。
あはははマジで殴ってやろうかこいつ? だがこんなことで怒る空亡さんではないのだ。俺は心が広いと有名だからな……ろくろ首がそう言っていたし。だから俺は心が広いんだろう……多分。
「……主……わたしは……どんな……性癖も……答えられるよ?……よろしく?」
「はははそうかーお前はどうしても俺を異常性癖者にしたいようだな……なぁおい、喧嘩なら買うぞ?」
「……主……もしかして……被虐趣味……ごめん……気付かなかった」
「良し、お前だけは絶対に殴るそこ動くなよ今か―――――――――」
「……ぷーくす……主……滑稽……笑える……ぷぎゃー……」
この少女を殴ろうとした瞬間に俺あなぜか体制を崩し地面にバターン!と頭から激突する。いひゃい。何だろうここまで綺麗な激突はもはや保存した方が良いのでは?そう思うほどに今のはギャグマンガみたいに転んだ。
……俺は何もない所で転ぶほど阿保ではない……まさかこいつが!?
俺はすこし恨みのこもった視線を少女に送る。
じー
「……主……照れる……」
じー
「……じー……」
じー
何故か俺達はこのまま一時間ほど見つめ合っていた。
特に意味もなく時間が過ぎていき、神社の外に鳥がさえずっている。とても綺麗な鳴き声だなー、心が落ち着く。そして俺はその声を聞き冷静になった。
「……俺は何をしていたんだ?」
「……主……分からない……」
「そうだいい加減聞くが……お前は誰だ?」
「……私?……私は……そういえば……誰でしょう?」
えぇ?
少女はまたも首を傾げてから逆に俺に問いかけて来た。悪いが少女よ俺に聞かれても……困るんだが……だって俺君の事知らないし……。
「いやな、俺が聞いたんだが?え?自分の名前分かんないの?」
「……難しい……主……助けて……」
少女は翡翠の色をした瞳を潤ませて、懇願するように俺に助けを求めて来た。
うぐっ、この表情は反則だ……今まで見たことのある。可愛い表情ランキングの上位にランクインした。この表情は、ふむ、6位ぐらいだな。全部で7位まで存在していて、今の所は、6位以外はすべて茨木の表情だ。
しかしだな、こんな表情で頼まれたら、男として断るのは駄目だ……でも、ここは……心を鬼にして答えるしかない。俺は体も鬼だけどな!
「うーんそれは難しいな、この問題は俺程度では解決できそうにない……まぁがんばれよ!」
「……主……鬼……鬼畜……はくじょーものー……ぐすん……」
「じゃあ聞くが、俺はどうすればいいんだ?」
「……なら……主……笑おう……グッ……」
なんか、一周回ってこの子のキャラが面白く見えて来た。何故だろう? またも俺は少女に近づいて頭を撫でる。少女はそれが気持ちいいのか。自分から頭を俺の手に擦りつけてくる。……この少女は猫の妖怪なのか?
もはや行動が猫にしか見えないんだが……。
「……にゃー?……」
「何故だ? なんで猫の真似をした?」
「……気分?……」
いちいち、俺に確認を取るように話しかけて来るの止めない?
ちょっと俺の鼻から赤い液体が流れそうなんだけど……あ、触ってみると、もう液体は流れていた。くっ不覚!
……まじめにやるか、そろそろ。
「いい加減、遊び過ぎだ。名前を教えてくれ」
「……後悔するよ……主……」
何だ空気が急に変わったぞ? シリアスっぽく少女の表情が固まる。さっきまでふざけてたのは全てが演技と錯覚するほどに少女の雰囲気が370度ぐらい変わる。なんだ……なぜ急にシリアスに?
「……私は……
そう少女……椿妃はそう言った。その名を椿妃が唱えるとに室内なのに風が吹きはじめて、椿妃の純黒の髪を揺らし始める。その姿はとても美しくとても絵になり、俺は見惚れてしまう
「じゃあ……主……いただきます……」
何を食べるんだ椿妃は?
俺はこの時とても無知で愚かであり……この先の地獄が待っている事を知る由が無かったのだ……もしも過去に戻れるなら自分を殴ってでもこの場から逃がすだろう。それほどの運命がこの後俺に襲いかかるからだ。
「……順番……間違え……た……主……名を……」
「俺は
何で俺は、椿妃の言いたいことが分かったんだ?どうでもいいか。
「……えへへ……知ってる……」
「ならなぜ聞いたし?」
「……主の……口から……ききたかった」
にっこりと椿妃はまた俺に笑いかけてきた。
少し椿妃と過ごして分かった事がある。この子は話すときに少し間が空くがとても感情が豊かだ。こっちもそれにつられて、感情をだしてしまうほどに……勝手な判断だけど、多分、椿妃は悪い子ではないだろう。
それは置いといて、何で俺を知っているんだろうな。俺は当然、椿妃とは今が初対面だ。
「椿妃? 何で椿妃は俺を主と呼ぶんだ? それに俺たち初対面だろ?」
「……主は……主……それだけ」
「分からないな?」
「……気にしなくて……いい……主……」
もう俺は完全に椿妃に対する警戒を解いていたのだろう。何言われても違和感がないし、気にならない。
おかしいな?椿妃とのやり取りはなぜか懐かしい物がある。
今気づいたんだが……さっきから椿の顔が赤いんだが……それに息も荒い。具合でも悪いのか?
「……はぁ……はぁ……あるじぃ……あるじぃ……あついよぉ……」
何この急展開? ちょっと俺の頭でが付いて行けませんわぁ……
「……でも……あるじ……悪いから……仕方……ないよね?」
どういう事でしょうか? 俺が悪者にされてしまいました? 誰か説明してくれないか、頭が働くことを放棄しているんだが……そんな俺を見る椿妃は獲物を狙う猫のようで舌なめずりをしている。なぜでしょう? 嫌な予感が止まりません。
椿妃はどんどん息が荒くなっていき目の焦点も合わなくなっている。
「……主と……二人きり……生殺し……もう耐えられない……いただきます……」
その瞬間、椿妃は驚異的な跳躍をして俺に飛び乗ってきて、俺はそのまま押し倒された。
わーお反応できなかったぜ……空亡君ビックリ。
「えっと何するのですか?」
「……ア八ッ」
「椿妃さんや何をするおつもりで?」
「……ナニ……だよ?」
……あー成程ね……うん。
「助けてー!誰かー!犯される!少女に犯されるー!?」
「……大丈夫……上だけ……見てて?」
それは男のセリフゥゥゥ! あ、まって服脱がさないで! チョ誰か!?待って!まっアァァァァ―――――――
ぴちゃり……ぴちゃり……そんな音が……廃れた神社に響く。
そんな場所で俺は床に押し倒され、少女とは思えないほどの力に固定されたまま、純黒の髪をした少女に体中を舐め回される。
何十分も続くこの行為に俺は抵抗する気力はいつからか……失っていた。
少女は興奮し理性を失っている様で獣のように俺の体を求めてくる。求めてくると言っても……性的な物ではないはずだ。
まだ十歳の俺の体には精通という物が来ていないのでな……それで俺は嫌な予感がしたので下半身を覆う布はなんとか守ったが、上の服は完全に引きちぎられて何も纏っていない。
上半身はもう椿妃に舐められていない場所など無く、体中は唾液で湿っている……はぁ、いつ終わるのだろうか?
美少女に舐められるという特殊なシチュエーション。見る人が見れば興奮する状態だが……俺は全く嬉しくなかった。
「……堪能した……満足……」
「……うぅ、もうお婿に行けない」
「……体を舐めただけ……健全……」
俺は全身を椿妃に舐め回されて汚されてしまった。悲しい。絢、助けて。
◇◇◇
「む? 空亡に呼ばれた気がするぞ? 気のせいか……」
「絢? そっちはどうだ? 空亡の手掛かりは見つかったか?」
「まだだ朧、空亡の妖気は感じるのだが……何かに邪魔されていてな。見つからん」
「……まさか本当に神隠しに取り込まれたか?」
「空亡は方向音痴だ。迷ってるだけだろう?」
「そうじゃな……まだ神隠しに空亡を取り込む力はないだろう」
「引き続き探すぞ朧」
「儂は聞き込みしてくるぞ」
「了解した」
その場で二人は分かれて空亡の捜索を再開した。空亡がどうなっているか知らずに……。
ちゃろー☆のネタ分かる人いるかな?
椿妃ちゃん可愛くかけたかな?
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