転生したら平安時代だった件について   作:鬼怒藍落

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さて後二話で京都編は終わりです。長野県行ってたんで投稿できませんでした。また二日三日のペースに戻していくんでこれからもよろしくお願いします。


病んでる骸のお姫様

 

「月が……綺麗だね……主……」

 

「さっきまで昼だった筈なんだけどな? あとそれ男のセリフ」

 

「……我君を愛す……私は……こっちのほうが……好きだよ」

 

 うーん会話のドッチボール。

 

「聞いて? あと離してくれない骨の腕が肉に食い込んでる」

 

「……えへへへ……やだ……だって……逃げるでしょう?」

 

「それは逃げるよ……やべ」

 

「……ほら……やっぱり……だから離さない……もう二度と……ねぇ……二人だけで暮らそう……空亡……この場所は不変……寿命ないし……安全だよ……主には……私だけ……私には主だけ……だからね」

 

 椿妃の声が頭に流れてくる。それは麻薬の様に思考を溶かし、理性を壊して、依存させるような、優しい声だった。うん、これはあかんやつですね、これ以上聞いてたら抗えなくなる。

 

 ……今頃気付いたんだが、椿妃の背中から生える腕に泥らしきものが纏わり付いているがあれはなんだ? とてつもなく嫌な予感と、寒気を感じる。なんだろう俺の直感スキル(推定B)が言っている。あれ精神やばくなるよーって……直感さん? そんな代物ならもうちょっと真面目に忠告してくれないか?……それならあの泥が原因じゃね? 椿妃が病んでんのと俺をその主と間違えてるの泥のせいじゃないか?

 

「なぁ椿妃?」

 

「……なぁに……主?……」

 

「お前の腕に纏わりついている泥は何?」

 

「……泥って?……」

 

 俺がそう椿妃に聞いたら腕に纏わりついていた泥が消えた。どうやら椿妃には気づかれたくないみいだ。ますますあの泥が元凶説出てきたぞあれを無くせば椿妃は正気に戻るきがする? まずは話を逸らして椿妃に離してもらおう。そろそろ体が痛い。骨も何本か折れてる。なんか体からぎちぎち音が鳴ってるし、このままじゃ死ぬ気がするから。

 

「……なんでもない。そうだ椿妃君の事を聞かせてくれるか?」

 

 かなり唐突だけど、こうすれば話を変えれる気がする。

 

「…………ぽ……」

 

 なんか顔が赤くなったどういう反応?

 

「……嬉しい……主が……私のこと……聞いてくれる……なんて……」

 

 花が咲いたような笑みを浮かべて椿妃は泣いていた。

 えぇ何で泣くん?

 

「泣くな椿妃。何で泣いたんだ?」

 

「……嬉しくて……主に……私を知って……もらえるのが」

 

 泣くほどなのか……。

 

「……何から話そう……かな……そうだ……」

 

 椿妃はそう言い、一呼吸おいてこう切り出した。

 

「……主は……未来って……信じる?……」

 

 俺はFGOの未来を知っているし、元々、平成から来たんだ信じないわけないんだが、椿妃はどうしてこんなことを聞くんだ?

 

「信じるが……なんでそんなこと聞くんだ?」

 

「……私は……未来から……来たんだ……」

 

「…………わっと?」

 

 まさか俺と同じ転生者!? いやでもそれじゃあ、俺を主っていう必要がないし……どういう事だってばよ。待て俺よおちけつ、あーだからネタが分かるのか。うん納得、まさか俺と同じ境遇の人がいるとは……世界は広いなぁ。

 

「……じとーーーー……」

 

 ちょっと椿妃? ジト目で見ないでくれ。なんか俺がアホの子に見られている気がするから……。

 

「……主……考えてる……こと違う……」

 

「え? 転生者じゃないのか?」

 

「……違うよ……この世界の……未来から……」

 

 ………………よし、意味が分からない。まず椿妃が転生者じゃないことは半分ほど分からないけど分かった。……考えている事を読まれるのはもう諦めた。でも何でわかるんだ? パロールって奴か? 話がそれた、落ち着こう。えっど、つまりどういうことなんだ?

 

「……私はね……何度も……やり直しているの……主……空亡を……助けるために……」

 

「まて……話が繋がらない。今、椿妃は何を話してるんだ?」

 

「……?……私のこと……聞かれた……から……答えてる……だけだよ?……」

 

「オーケー了解。ひとまず、話を全部聞くそれからだ」

 

「……わかった……主……続けるね……」

 

 それから椿妃は話してくれた。未来から自分が来た事。俺と仲間にしてもらった事。何個か誤魔化すよう所があったが椿妃が俺を主と呼ぶ理由は分かった。そうか俺は百鬼を継げたのかそれの仲間の一人で主と呼ぶのか。未来の俺……何で椿妃は病んでるの? 好感度上げたの? できれば未来の俺がこれを処理してもらって欲しかったんだけど。あれ?……何で椿妃はこの時代に居るんだ? まずどうやって来た? 

 

「椿妃?何でお前はこの時代に居るんだ? 来る必要なくないか?」

 

 聞いてみたものの、そう言えば最初に椿妃は俺を助けるって言ってなかったか? 未来の俺に何かあったのか? それを助けるために? 俺が子供に時代に来る必要あったのか?

 

「……そうだ……主は……今……目の前に居るんだ……閉じ込めないと……」

 

 ……なんかまた病んでるモードになった。地雷は何だろう? 俺には分からない……あと椿妃の背また腕が生えているそれにやっぱり泥が付いているんだよなぁ。fateで泥って嫌な予感しかしないけど。アンリマユじゃないよな?

 

「……主……私じゃだめ?……一緒にいようよ?……」

 

「よし落ち着こうぜ。あとその泥しまおうか?」

 

「……泥?……さっきから……どうしたの?……変だよ?……」

 

「一番変なのオマエなんだが? 自覚ある?」

 

「…………?……」

 

 自覚はないみたいだな……はははつらいぜ。

 

「……ここには誰も居ない……私だけだから……安全だよ?……」

 

「安全と言いながら、じりじり近づいてきて後ろの腕を広げるの止めようぜ? あと泥が増えてる」

 

 一歩ずつ確実に俺に近づいてきて腕の数が増えて行くの軽くホラーなんだけど。腕に泥が纏わりついてる。なんか予想なんだけど、あれ椿妃の感情に合わせて増えていないか?

 

「……主……もう離さない……」

 

 逃げないとやばい。俺の直感が言っている。あれ? あれ? 足が動かない?…………いつの間にか俺の周りには骨で出来た腕がいっぱいあって俺の足を掴んでるんだけど。これは何てホラーゲーム? 椿妃は骨を使える妖怪だから……病んじゃったよ椿妃ちゃん☆かな? 今はふざけてる場合じゃねぇ、逃げないやばいんだけど、逃げられないという状況になっている。うん絶望的ー

 

「あ、痛い。骨が食い込んでる、ギシギシ鳴ってるーちょっとこれ骨折れる。せめてもうちょっと緩めてくれないか?」

 

「……だって……主を……離したくない……永遠に

 

なんか不穏な言葉聞こえたんだが!?

 

 よくいる鈍感係主人公だったら聞き逃していたことを俺の耳は拾ってくれた。絶対に永遠にって言った。

 

「……むー……主……声……大きい……」

 

 俺が悪いのか?

 

「今の一言は危ない」

 

「……うるさいから……先に閉じ込める……」

 

「ちょまっ、やめ、やめろー!」

 

「……ふふ、主……お休み……起きたら……何も考えなくて……いいから」

 

「空亡!? ここか!? 返事をしろ!」

 

 あ、絢の声だ。絢ちゃんに来たこれで勝つる!

 

「ちっ茨木童子……邪魔させない……」

 

 俺を地面に拘束したまま椿妃は外に出た。

 え? 離してくれないの? 俺このまま? 足が痛くなってきた。

 

「ヨッソラナキクロウシテルナ、オモシロイゼ」

 

 天井にぶら下がっている戒が話しかけてきた。こいつ!? 髪が下がらないの術を会得してるだと!? 前、暗闇や気付かなかったけど戒って俺に似てるな。あとゾンビっぽくない顔は白いけど舌もたれてないし目も白目じゃない。

 

「そうだソラナキ話がある。椿妃の事だ」

 

 俺の声? それに片言じゃない。口調も同じだ。

 

「まだ口調戻らないな……なぁ空亡、椿妃を助けてくれ」

 

 俺の声に近いけど少し低くなっている。俺が年を取ったらこんな感じだろうか? それにあのふざけた感じも今思えば俺に似てるし……

 

「椿妃には第三次聖杯戦争の聖杯を奪ってこの時代に来た。そのせいで少量だが聖杯の泥に犯されて精神が汚染されている。それから救ってやってくれ」

 

「お前はできないのか?」

 

「俺は未来のお前の力の残り滓から作られた肉人形だ。お前にあったおかげでここまで回復したんだがもう限界だ。椿妃の事で未来のお前が俺を作った。こうやって泥が表に出た時に椿妃を救えるようにな。俺が拘束を解くから椿妃の元へ向かってくれ」

 

「了解した。信じるぞ」

 

「あぁ、信じろ最後に伝言だ「いつの俺か分からないがおまえはきっと病んじゃったよ椿妃ちゃんとか考えただろ? 安心しろ俺もだ。俺の経験からいくともう病んでるのはデフォだ。はっ笑えよ」以上だ」

 

「笑えねーよ!」

 

 

 




ちょっとしたアンケートというかリクエスト募集?がありますので活動報告へお願いします。内容は出してほしいキャラと性格。基本妖怪でお願いします
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