転生したら平安時代だった件について   作:鬼怒藍落

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投稿する場所間違えた、お騒がせしてすいません。


茨木視点の空亡

 

 くははははは吾だ。茨木絢である!今宵は吾が友である空亡の事を語ろうではないか!くははは、心して聞くがよい!

 

 奴と出会ったのは。吾が五つの時だった。その日は母上が入っている百鬼の長に会うという予定だったのだ。吾は暇ということもあり、この広い屋敷を探索することにした。探索していると感じる事が出来たのは……狂いそうになる妖力。認めたくないがその量は母上に匹敵していただろう。

 

 吾はこの妖力を持つ者が百鬼の長かと思ったが……後に冷静に考えてみたのだが長の方は母上と話していたことを忘れておった。

 

 話を戻すか。吾はその妖力が感じる部屋に行くと一匹の鬼が居た。

 朱殷の色をした髪に、まだ小さいながらある程度整った容姿。そして三本の角。そんな容姿を持つ鬼が瞑想していた。妖力を放ちながら。

  

 その時吾はこんな量の妖力を常日頃から出しているのか?どんな量なのだ?とか思ったりもしたものだ。 

 どんな妖怪も妖力を出し続ければ疲れるはずだ。それもこんな量だぞ?倒れるに決まっている。なのにこの空亡は、汗を一滴すらかかずに瞑想を続けていた。 

 こいつ面白いな当時の吾はそう思い好奇心を持ち吾は空亡の肩を叩いた。

 

 しかし五分間叩き続けたが空亡は全く気付いてくれなかったのだ――――その時の吾は泣いてないぞ!鬼は泣かないのだ!

 

 無視するこの空亡に吾は腹をたててしまい、一撃を本気で喰らわせた。言っておくが吾は悪くないからな!あの時無視した空亡が悪い!

 

 その一撃でやっと気付いたのか、空亡は吾の方を見たのだそしてその瞬間、空亡は硬直した。思えば本当に石みたいな固まり方だったな……今思い出すと笑えたぞ。

 

 しかしその時の吾は、硬直した空亡に不覚にも驚いてしまい、何していいのかわからなかったが。一応聞こえた言葉があったそれはとても早口だったので断片的だったのだが。

 

「いや、ファッ!?なんでばらきー!?ここfateだったのか!?」

 

 吾にはふぇいと?という物は理解できなかったのだが、空亡が言った事で意味ない物は少ないから、何か意味があったのだろう。

 

 その時吾は母上に習った鬼らしい態度で空亡に接したのだが……何故か空亡に和むような表情で見られていた。馬鹿にされている気もしたが気のせいだった。

 

 

 その後、少しの間、無言のまま時間が過ぎた。流石に気まずくて話しかけようとした瞬間に空亡方から吾に話しかけてきた。

 「君の事を教えて欲しい」とそんなことを聞いた吾は一瞬戸惑ってしまった。

 だってこの言葉は母上を口説いた父上の言葉と聞いていたからだ。吾は今口説かれているのかと思ったがそんな気は空亡になかっただろう。2年間一緒に居てそのぐらいは分かるようになったのだ。

 

 その時は吾の事より母上の事を多く話して一日が終わってしまった。百鬼の長を見たかったのだがな残念だった。それに吾の事を聞いてくれたのに母上の事ばかり話してしまったがつまらなくなかっただろうか?

 

 空亡と会った次の日は夜更かししてしまい昼の間ずっと寝てしまった。昼寝から覚めて吾が見たのは修羅のような表情を浮かべた母上の姿。吾はその時、妖生で初めて恐怖した。

 

 そしてその次の日、吾は空亡の強さが気になったので模擬戦をすることにしたのだ。空亡も吾の力を知りたかったらしいのでな。丁度良かったぞ。

 

 吾は昨日の自分に対する怒りを全て炎に込めて最大火力を放ったのだが……空亡が虚空から骨の壁を生成して全てを防いだのだ。自慢の炎をを防がれたその時の吾はショックを受けて拗ねてしまった。その時の吾は子供ぽかったな。

 

 そんな吾に言霊でいろいろな物を作って見せてくれた空亡は優しかったのだ。水で出来た龍や鳥は幻想的でとても美しかった。言霊でこんな事が出来るのはその日初めて知ったな。

 

 あと空亡が見せてくれたのは蝿声という技だ。斬撃を飛ばすなど、どんなことを考えて思いついたのかわからなかった。まず斬撃は飛ばないはずだろう?

 なのに空亡は斬撃を飛ばし近くの山の一部分を斬り飛ばしたのを見た吾は唖然としていあのだが。空亡の次の一言で我に返った。その一言は。

 

「まだ完成してないけどごめんな」

 

 これで完成してないとはどういうことだ!?そう突っ込みたかったが吾の人物像が崩れる気がしたのでな。やめておいた。

 

 

 それから空亡と一年過ごしてしてみて、分かった事がある。空亡は親の事が大好きという事と色々勘違いしているみたいなのだ。言霊とは何が起こるか鮮明に想像しないといけないのに。ありえない想像力で言霊の力を使えるのだ。たった一言で炎をの巨人を作った時は感動したぞ。

 

 ……そして後は……あまり言いたくないのだが、空亡は鬼らしくない。どちらかというと人間っぽいのだ。これは吾の直観なのだがな。

 

 そんな人間らしい空亡を見て吾は決めたのだ。空亡を立派な鬼にすると、鬼としての見本になると。

 そう誓ったのだが空亡の力は日に日に増していった、これじゃあ吾が教える事が無くなってしまう。そうおもった吾は一度修行として母上の元に帰った。今ままで母上がしてくれた手加減を無くしてもらい、半年間毎日のように母上との殺し合いをした。そのおかげでかなり強くなる事が出来たのだ。

 

 そして空亡の家に戻ったのだが。空亡も修行をしたらしいく前より力が上がっていた。吾はまた空亡の事で驚いたが。吾は同時に嬉しくもあったのだ空亡が強くなることが。

 

 母上が言っていたのだが。これが弟というやつだろうか?そう考えるとしっくりくるな。吾は空亡を弟と思っていたのか。吾が姉かなんか嬉しいかったのを覚えておる。

 

「絢、夕食だぞ」

 

「なぬ?もうそんな時間なのか待っていろ空亡すぐ行くのでな」

 

「分かった」

 

 今日はここまでだな……また続きは今度語ろうではないか。

 

 

 




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