モンスターを倒す際に重要視するのはやはりモンスターの弱点、弱点属性だろう。しかし、それだけでは倒せないモンスターだって存在する。その代表的な敵の一種がコーラル系のモンスターだ。
コーラル系のモンスターは揃いも揃って属性ダメージを無効化する。こぶしサイズで丸い形で一見弱そうだが、小さすぎて弱点を狙えない。そのうえ魔法系の攻撃はすべて無効化する。そのためコーラル系のモンスターはひたすら殴るしかないのだ。しかし、コーラル系のモンスターを倒すのに苦労はしない。なぜなら体力が少ないため、殴れば1、2発で倒せるからだ。
しかし、メタルコーラルだけは違う。メタルコーラルの防御力はとてつもなく高く、ダメージが1、最大で3しか与えられないのだ。メタルコーラルの体力こそは10もないが魔法無効、物理攻撃はほとんどダメージが入らない。そのため倒すのは骨が折れる。その分経験値はとても多く、倒すだけでレベルが上がるほどだ。
そんなコーラル系のモンスターは滅多に人前に姿を見せない。メタルコーラルのように小さな穴の奥に巣を作ったり、池や川の底といった人が立ち入らないところに潜む。滅多に出てこないコーラル系は臆病で音に敏感で、大きな音から逃げる習性がある。それを利用したおびき寄せなどが可能だ。
つまりモンスターを倒す際に重要視することはモンスターの習性を把握することだ。習性を利用して安全に倒したり、逃げたり、おびき寄せたりすることが可能なのだ。
メタルコーラルを倒したことでレベルが上がった僕たちはクラスメイトに羨ましがられ、質問攻めにあっていた。
「あの洞窟ってメタルコーラルいたの!?」
「何レベルくらい上がったの!?」
「いいないいな!私も今度連れて行ってよ!」
「あ、あはは……」
「はいはいレベル上げについては俺に言えよ。それより時間ちゃんと見ろ。授業始めるぞ!」
「はーい」
先生が声を上げ、みんなは自分の席に戻っていった。
「えー、授業を始める前に夏休み前の遠足について告知しておこう。
「遠足?」
「今年はどこですか?」
遠足という名目で遠くの村を拠点にさせてもらい、近くの洞窟に挑み実戦経験を積む。遠足というより合宿というべきだろう。
「今年は王都に招待してもらった。王様直々にな」
「「「お、王都!?」」」
クラスメイトのほとんどが声を上げ驚く。それもそうだろう。王都に行くというのは時間がかかるし、王都内に入るのにもそれなりの条件があり、王都に行くのは難しいのだ。王都に住む人々はかなりの貴族や騎士、有名な冒険者ばかりであり、この辺の人々は王都に住むのが夢という人が多い。またそうでなくても一度は王都に入ってみたいという人もかなりいるだろう。
そんな場所であるため、みんな大はしゃぎだ。
「落ち着け!俺だって驚いてる。まさか王都を拠点として使わせてもらえるとは。しかも王様直々に招待だ。話を聞いたときは耳を疑ったよ」
そんな話を聞いてみんなが落ち着くわけもなく、席を離れ、何を着て行こうか、何をもっていこうか。お土産は何があるかなどなど大はしゃぎだ。
セシルが僕に耳打ちしてくる。
「ねえ、王様直々に招待ってもしかして」
「うん。可能性はあるね」
「やっぱり……この話聞いたらみんな驚くかもね」
「そうだね」
先生がはしゃぐ生徒たちをなだめ、話の続きをする。
「遠足は来週だ。羽目を外しすぎてケガして遠足いけなーいなんてことにならないように。さあ、授業を始めるぞ!」
そのあとはいつもの授業が始まった。相変わらずひそひそ話はあったが、先生は黙認していた。内心先生もワクワクしてるのだろう。授業の内容は地理に関してだった。
授業が終わり、まだ遠足の話題で持ち切りだった。
「いやーそれにしても王都ねぇ」
「セシルとノエルは王都行ったことあるの?」
「私はないよ。ノエルはあるみたいだけど」
「ほんと!?王都ってどんなところ?」
「いろんな建物がいくつも連なっていて、たくさんの人でにぎわってるよ。王都の中心には王様のお城があって、たまにパレードとかやってるみたいだよ」
「はあ~いいなあ!行ってみたいなあ~」
「行ってみたいなって、来週行くんでしょ?」
「えへへ、そうだった。王様直々に招待っていったいどういうことなんだろうね」
セシルはチラッと僕の方を見る。僕は気づかれないように首を横に振る。
「最近洞窟の開拓とかいろいろやってるのを王様が知って、招待してくれたりしたのかも?」
「つまり!俺様のおかげだな!」
グルフトは話を聞いていたようでこちらに向かってくる。
「あんたのおかげじゃなくてノエルのおかげでしょ?」
「ノエルと一緒にいた俺の手柄でもある!」
はっはっはと笑うグルフトをよそに何を着ていくかなど話し合った。
遠足当日。歩きで王都へ向かう。王都へは歩きで丸一日かかる。そのため基本的にクルックェタクシーに乗る。
「道中でモンスターが出てくる可能性があるから気を付けろ。もしモンスターに会った場合、すぐさま先生に報告、陣形を組んで倒す。しっかり守るように」
生徒たちは聞いてるのか聞いていないのかわからない状態だった。そのうち最前列が動き出し、次々と歩き出す。
最初こそは賑わっていた隊列だが、ずっと歩いていると、疲れてきたのか、静かになってくる。
「ねえねえ、だいぶ歩いたね」
「そうだね。そろそろ半分くらいじゃないかな?」
「えーまだ半分なの?もう疲れたよ」
「……おい、何か聞こえないか?」
グルフトは何かを感じ取ったようだ。僕は耳を澄ます。ゴゴゴゴと複数の走る足音が聞こえた。
「だんだん近づいてきてるぞ!」
僕は先生に声をかける。
「先生!!」
「ああ、分かってる!みんな!一つに固まれ!戦士の生徒が前列に!」
徐々に足音が近づいてきて、森の中からその姿が見えた。
「ぶぎいいいいいい!!!」
「ファングだ!」
ファングLv14 種族:獣 属性:土
ファングは基本的に集団行動で、森の中で大人しく過ごしている。夜になると村に降りてきて畑を荒らすなどするが、音に敏感で、線に触れると鈴がなる罠を仕掛けておくだけで逃げていく。
「戦士!踏ん張れよ!」
ファングの突進を戦士の生徒が盾を構え、受け止める。だが、最初のファングを抑えても、次から次に後ろからファングが突進してくるため、抑えきれない。
「魔法使い!風属性の範囲攻撃!」
魔法使いの生徒は風属性の範囲攻撃、もしくは風属性の魔法を撃ち、後方のファングを倒す。一部のファングは僕たちに興味がないのかスルーして森の奥へ走っていった。
「……ふう。突然ファングが突進してくるとはな。みんな無事か?」
「焦ったぜ。ま、このくらいどうということはないな!」
ファングとの戦闘後、少し休憩をすることになり、みんな腰を下ろす。
「……」
「どうしたの?ノエル」
「あ、うん。ちょっと気になってね」
「何が?」
「ファングが突進してきたことがね」
「私たちの気配を感じたからじゃないの?」
「いや、ファングは冒険者に近づいてくるなんてことはないよ。臆病だから」
僕は先生の方を見る。先生も何かを感じたようだ。
「みな、すぐにこの場を離れるぞ!」
「えーやっと休めると思ったのにー!」
「ぼくも賛成。ここにいたら危ない気がする」
「ノエル?何が危ないの?」
「ファングは僕たちに突っ込んできたわけじゃないんだ。そもそもこの人数の冒険者に突っ込んでくるファングなんてありえない。戦闘中数匹が僕たちをスルーして逃げて行ったんだ。まるで何かに怯えているように」
「俺たちの強さにビビったんじゃないのか?」
「言ったでしょ?僕たちに突っ込んでくるなんてことはない。きっと何かに怯えて僕たちの方に走ってきたんだ」
「何かってなんだよ」
「分からない。でもここから離れたほうがいい」
生徒たちはみんな無言で立ち上がり、その場から離れた。
空が赤く染まったころ、いよいよ王都の壁が見えてきた。
「あれが王都か!」
「やっと着いたー!!」
大きな壁に大きな門があり、出入りする人々と、出入りの許可を出すガードマンと呼ばれる王国兵士たちがいた。僕たちが近づくと、ガードマンの一人が道を塞ぐ。
「入国許可証を」
「私たちは王様に招待されて来たドレミシオン学園のものです」
先生が学園証を渡す。ガードマンはそれを確認し、うなづく。
「確認できました。こちらへどうぞ」
「あれ?門じゃないんだ」
「はい。人数が人数のため、あなた方に紛れて入ろうとする不届き者も出てくるため、裏から入ってもらいます。裏でも確認を致しますので、ご了承ください」
ぼくたちはガードマンに案内され、門の横にある小さな入り口から中へ入る。そこにはすでに別のガードマンがおり、確認を行う。
「やべっ!学園証忘れた!」
「……」
ガードマンは身元確認できない生徒を睨みつける。先生がすぐに駆け付け、学園証を忘れた生徒の代わりの学園証を渡す。顔写真があるため、身元確認は可能だ。
「次の方」
「……」
フードを被った生徒。ガードマンは警戒心を強める。
「フードを外してください」
「……」
生徒はそれに従わない。
「おい、フードを外せ!」
先生もその生徒に言うが、従わず、突然王都の方へ走り出した。生徒たちの群れを掻き分け、中に入っていく。
「おい!待て!!」
ガードマンはそう声を荒らげるが、まだ身元確認が終わっていない生徒もいるため、その場から動かない。すぐさま無線で応援を呼び、生徒の特徴を言い、追跡してもらった。
「先生、あの生徒が誰か教えていただけますか?」
「顔が見えなかったのでわかりませんが、今ここにいる生徒を全員確認し、割り出してみましょう」
ガードマンと先生は、生徒たち一人ひとりを確認し、全員いることを確認した。
「生徒は全員いますね」
「つまりあれは不法侵入者ですか。あなた方の群れに紛れて入り込んだと……あなた方の身元確認はできましたので、王都内へどうぞ。先ほどの人間は私たちにお任せください」
「はい。すぐに捕まることを祈っています」
ガードマンは入ってきた扉を閉め、鍵をかけて不法侵入者を探しに行った。僕たちは先生について、王都の中央に聳え立つ城へ向かった。
「すっごーい!!大きな建物がたくさん!」
「見てみて!あの武器屋!すごい武器がたくさんあるよ!」
「屋台とかもしてるんだね!自由行動の時に見に来よう!」
王都のメインストリートを挟むようにある建物や屋台、店などを見て盛り上がる生徒たち。徐々に城に近づいていくことで、話題は城になった。
「すっごいでっかい!!」
「あの尖がってるところ何に使ってるんだろう!」
「あそこに王様住んでるんだ!いいないいな!」
ここまで来た疲れなど忘れたようにはしゃぐ生徒たちを待つ二人の人物。冠を被り、髭を生やした男と同じく冠を被り、白いドレスを羽織った同年代くらいの女の子だ。
「待っていたよ、ドレミシオン学園の生徒たち。私はここの王を務めてるゴンダレスという」
「そして私は王女のセイレナと申します。以後お見知りおきを」
頭を下げ、丁寧にあいさつをする王女と王様。生徒たちは緊張してしまい、姿勢を正して挨拶をした。
「よ、よろしくお願いします!」
「王様、ご招待いただき誠にありがとうございます。しかしどうして私たちを?」
「はっはっは!それはそこのノエル君がうちの従妹だからだよ」
その言葉に先生も生徒も固まり、数秒後、驚きの声を上げた。
王様に案内され、王城を歩く。
「まさかお前が姫様と従妹関係だったなんてな!」
「ほんとびっくり!なんで黙ってたの?」
「みんなをびっくりさせたくて」
「私は知ってたけどね。ノエルがびっくりさせたいって言うからのったわ」
「そういやセシルとノエルは幼馴染だったね。お姫様と話したことってあるの?」
「うん。たまに遊びに来てたから。それからお姫様と話してたらびっくりするよ」
「なんで?」
「まあ、話してみたらいいよ」
グルフトはさっそくお姫様に話しかけた。
「お姫様はノエルと従妹関係なんですよね?」
「はい。そうですよ?」
「ノエルの村に遊びに行ったこととかってあります?」
「はい。ありますよ。とてもいい村でした。また行きたいな」
グルフトはこちらに戻ってきた。
「おい、普通に礼儀正しい人じゃねえか!特におかしいこともないぞ?」
「……そうね。そういうことにしておきましょ」
僕たちは苦笑いしかできなかった。
「みんなここまで来るのに疲れたろう。お腹も空いたろう。たくさん食べなさい!」
「うあああ!!すっごーい!」
案内されたのは、大きな食堂で、すでに豪華な食事が並んでいた。ギガントクラブにブータンの丸焼き、ニジキャベツやアルマーニンジンのサラダなどなど。すべてが高級食材である。みんな席に着き、いただきますと手を合わせ食事に付く。相当お腹空いていたのか、一心不乱に食事を取った。
僕がサラダを食べていると、姫様が僕に話しかけてきた。
「ちょっと外出ませんか?」
「あ、うん。いいよ」
僕は食べてる途中のサラダを机に置き、王女に付いて外に出た。
「なんだノエル。王女に誘われて羨ましい!」
「……」
外に出ると、僕は王女に話しかける。
「で、どうしたの?セイレナ王女」
「んー!はー!」
背伸びしてこちらに振り向くセイレナ。
「猫被るの疲れる!」
「やっぱり猫被ってたんだね」
「ノエルが冒険者になったーって聞いたからさ、王都に招待したい!ってお父さんに言ったらお父さんも会いたいからいいよって言ってくれてね!招待したんだ!久しぶりノエル!」
「うん。久しぶり。相変わらず元気そうで」
「冒険者ってどうなの?楽しい?」
「楽しいよ。仲間と力を合わせて戦ったり、新しいエリアの開拓したり」
「聞いたわよ!あの女とチーム組んでるんだってね!あの人頼りになるの?」
「悪かったわね!頼りにならない女で!」
いつの間にか扉の前に来ていたセシル。
「これはこれはノエルの幼馴染さん。相変わらず貧相な体で」
「んなっ!貧相なのはあんたもでしょ!!」
「あっははは!私は成長期だからどんどん大きくなるわ!」
「わ、私も成長期だから……」
「……」
セシルとセイレナは仲が悪いのだ。初めて会った時から喧嘩するほどに。
セシルとセイレナの出会いはこんな感じだ。セイレナが村に遊びに来て、僕はセイレナと村の観光や二人でできる遊びをしていた時、セシルがやってきたのだ。
「あんた誰よ!」
「あんたこそ誰よ!ノエルとどんな関係!?」
「私はノエルと幼馴染のセシルよ!あんたはなんなの!?」
「私はノエルと従妹で王女のセイレナよ!幼馴染風情は帰った帰った!」
「ムキー!!ノエル!私と遊びなさい!」
「ダメよ!私が先に遊んでたんだから!」
あれから数年たった今でも変わらない。僕は苦笑してるしかなかった。そこへグルフトがやってきた。
「おーいノエル―。王様が呼んでるぞ。あっ、お姫様!ノエルとお話中でしたか!」
「セイレナでいいですよ。お父様が呼んでるならすぐに行かないとノエル」
「ふーん。猫被っちゃってねえ」
「さあ、何のことかしら」
「王様が呼んでるらしいから僕は行くよ」
「ええ。さて、じゃあ私たちも戻りましょう」
「そうね。私たちも」
「あれ?セシルさんはトイレに行くんじゃなかったでしたっけ?トイレは向こうですわよ」
「はあ?トイレ行くなんて言ってないわ……」
「さてさて、グルフトさんと言いましたっけ?部屋に戻りましょう!」
「え、あ、はい!」
「あっちょっと!ぐへっ!」
セイレナはグルフトと腕を組み食堂に戻ると、セシルが入る前に扉を勢いよく閉めた。セシルは恨めしそうにセイレナを見つつ、ぼそりと呟く。
「いつかみんなの前で猫の皮剥いでやるわ!」
僕は王様のところに行った。
「おお、ノエル君。最近どうかね?冒険者をやってるのだろう?」
「はい。まだ見習いですけど」
「ハハハ。君のお父さんは凄腕の冒険者だったからね。君も凄腕の冒険者になるだろう。クラスはなんだったかの?」
「サモナーです」
「サモナーか。これは難しいクラスを選んだのう」
「そうですね。ですが相棒のお世話とか楽しいので」
「はっはっは。やはり心優しいなノエル君。応援しておるぞ」
食事を済ませると、僕たちは王城にある客室に案内された。普段は応接用に使う部屋だが、僕たちの為に模様替えしているようだ。一部屋4人でベッドも四つ。それでも机や棚などが置けるほどに広い。部屋割りはグルフトと僕、そしてアダンとエシルだ。
「いやーそれにしても姫様かわいかったな!」
「そうだな。まさかノエルと姫様が従妹関係だったなんてびっくりしたぜ」
「帰る前に交際申し込んでみよう!」
「お!いいなそれ!ノエルも行くか!?」
「いやいいよ僕は……」
「やっぱお姫様って教育がいいんだろうな。何というか上品で美しい」
「あはは……」
僕はセイレナの為に本当の性格については黙っておくことにした。
おまけ
ネコ 種族:獣 属性:風
レベルは全モンスターの中でも一番高い。しかし、ステータスが恐ろしく低く、子供の力でも倒せるほどだ。しかし、倒しても特に何も得られるものもなく、その愛くるしい見た目から倒すことすら躊躇われる。攻撃方法はじゃれつくのみ。
かわいい見た目からペットとしても人気があり、ペットを飼っている家庭でネコじゃない家庭が珍しいほどだ。肉球をぷにぷにすると怒るが、怒っている姿もかわいい。
スライム 種族:スライム 属性:多数
打撃、斬撃といった物理攻撃をすべて無効にする、戦士にとって難敵のモンスター。また、水属性の魔法では肥大、風属性の魔法では斬撃と同じ、土属性では打撃と同じ、雷属性では雷を纏いさらに強くなるという、魔法使いにおいてもかなり厄介なモンスターだ。しかし、火属性にはめっぽう弱く、下位魔法のファイヤでも倒せる。そのため、スライム対策に戦士でも魔法を使える「魔法の書(火)・使い切り」を持っておく冒険者が多い。しかし水属性のスライムの場合は属性相性でダメージが軽減されるため、中位魔法以上の火属性魔法を使う必要がある。
攻撃方法は纏わりつき、防御力を減らしてくる。纏わりつかれていると身動きがとりづらく、有名な冒険者でもスライムに殺されるということもしばしば。また、中位以上の魔法を使ってくることもあり、防御力が高くても魔法耐性がないとやられることもある。
スライムはぷにぷにとした感触が子供に人気で、小さいスライムはペットとしても飼える。育成にはご注意。
コーラル 種族:妖精 属性:多数
火の中、水の中、土の中、草の中、森の中、あらゆるところに潜んでいるが、拳サイズのため見つけづらい上に臆病なモンスターのため、常に隠れている。属性ダメージは一切入らず、魔法使いには厄介なモンスターだ。またその小ささ故、戦士でも攻撃を当てづらく、倒すのが大変なモンスターだ。しかし体力が低く、当てれば簡単に倒せるため、当てれれば大したことない。倒すとかなりの経験値を得られ、レベル上げに最適なモンスターでもある。
例外としてメタルコーラルというモンスターがいる。モンスターの中で最も防御力が高く、レベルが高い冒険者でも最高で3ダメージしか入らないというほどだ。体力こそは低いが、体が小さく当てづらく、さらに当ててもダメージが入りづらいという、倒すのがとても大変なモンスターである。しかし倒したときの経験値が、全てのモンスターの中で一番多くもらえる。そのためメタルコーラルを狙う冒険者が後を絶たない。
攻撃方法は突撃のみで、攻撃力も低いため、まず負けることはない。が、戦おうとしても逃げ出すことが多い。
ウルナーギ 種族:魚 属性:水
ナーギより一回り大きくなったモンスター。体の長さが特徴で、その体で纏わりつき、締め上げる。普段は深い川の底や池の底に住んでいる。獲物が少なくなりお腹が空いたら同族であるナーギでも容赦なく襲い、食べる。性格は極めて獰猛で、自分より大きな相手でも襲い掛かるほどだ。
大きな体を利用しての体当たりや、締め上げといった攻撃をしてくる。締め上げられると助かるのは至難の業だ。また、上位の水魔法を使ってきて、火属性使いの冒険者には厄介な相手だ。また、水属性モンスターにも関わらず土属性の魔法も使ってくるため、雷属性のモンスターを使役するサモナーにとっても厄介な相手となる。
食料として人気のあるナーギより身が引き締まっていて、とても美味しいということでウルナーギを狩ろうとする冒険者も多いが、返り討ちに合うこともしばしば。