~女子高生沙耶のレアな物語り~
プロローグ
とある街の、とある高校の、とある教室………。
光差し込む教室内の机で、2年生である女子高生沙耶は、休み時間を最大限に利用して、外の日光も全く気にせず、あるゲームに夢中になっていた。
「あ~、またやってる~。飽きないよね、あんたも~♪♪」
と声を掛けてきたのは、同クラスの友人の明日美。
背中まであるストレートな黒髪を持つ彼女は容姿淡麗で、全学年で1、2を争うほどの美貌の持ち主である。
そんな男女の生徒達から好かれるほどの彼女が、何故沙耶の友人かというと、たまたま遊んでいたゲームが同じで、明日美が沙耶に声をかけた事から始まり、モンハンの話題でお~盛り上がりしたことがきっかけで友人になった。
「え~だって、まだまだクリアしたいクエストがいっぱいあるもん……。」
とゲームを中断せず、画面に集中したまま答える。
「すっごく楽しくて…♪♪」
とさりげない本音がポツリ…。
「でもハンターランク解放してないんだよね?」
と沙耶の後ろからゲームを覗き込む明日美。
「そうなんだ~、G級クエストに入ったばかりだからまだまだだよ~。」
と話をしながらも、手を止めるような事はしない。凄い執着心である。
「あんたのモンハン好きも、そこまで行くとたいしたもんだわ。お、もうちょっとでクリアね。」
と明日美もクリア寸前なことに気付く。
「よしっ!クリア!!」
とガッツポーズをとる沙耶に申し合わせたかのようにチャイムが鳴る。明日美を含め全員が席に付く。沙耶も慌てて保存して、ゲーム機を机の中にしまい込む。
後にパタパタと足音がして、引き戸が開かれ、教科書類を抱えた先生が教室に入って来る。教壇に立つと、その日の日直の生徒が、
「起立……!礼……!着席……!」
と号令を掛ける。皆それにならってお辞儀をして着席をする。授業の始まりだ……。その授業も、教科書を開きつつも、次はどのクエストにチャレンジしようかと一人希望を膨らませている沙耶だった………。
やがて終業のチャイムが鳴り、号令の挨拶が済むと、
「やった!今日も終わりだ~!」
「よしっ!部活だ!!」
「コラッ!掃除サボるなよ!」
とありがちな会話をしつつ、皆それぞれの行動に移る……。
沙耶も、カバンにプリント等をしまい込み、ゲームもしまって教室を出る……。
「あ~、沙耶また明日ね~!」
と明日美が沙耶を見つけて声を掛けてきた。明日美は部活があるので、一緒に帰ることは出来なかったが沙耶には必ず声をかけてくれていた。
「うん!明日ね~!」
と沙耶もその事は分かっているのですぐに返事を返し学校を出る。沙耶は帰宅中もゲームがしたくてウズウズしていた。やってみたいことがいっぱいある!と…。
しかしこの後に、彼女がこのゲームにもっと深く関わって行くことになるとは彼女も想像もしていなかった。そう、モンスターハンターというゲームに…。
やっと、手帳にずっと書いてきたものを投稿することが出来ました。あらすじの通り、この後、不思議な出来事に遭遇していきます。次回話をお楽しみに…では。