失礼しました。
今回はオトモ達がなぜこの世界に来たのか…その発端が分かってきます。
巻き込まれていく沙耶の運命やいかに。
では、本編をどうぞ。
その2日前の出来事は、沙耶達も知るよしもない訳だが、部屋ではオトモ達の話しに真剣に耳を傾ける沙耶の姿があった。
オトモ達の話した内容とは、
「まず、我らの世界にはアイルーや、他の猫族がおりますニャ。
そして我がアイルー族にも、大長老様が居ますのニャ。
その大長老様に、我らを含め他のオトモ達も呼び出され、集合しましたニャ。
大長老様の話しは、こうでしたニャ。」
と、アルビナが話を続ける。
「ハンター達の元から急に呼び出してすまんニャ。
事は急を要するニャ。許して欲しいニャ。」
オトモ達は、何があったニャとざわつき始める。
「一体、ニャにがあったというのですニャ?」
アルビナが冷静に問いかける。
「うむ。我がご主人様より連絡があってニャ…。」
「ニャンと!今も旅を続けられている伝説の狩人ニャ。」
「そうだニャ。老いても狩人を辞めずに旅をしているニャ。そのせいか、実力はまだまだのものニャ。」
と、大長老は遠くを見ながら、思いに更ける。
「そのご主人様がニャンと?」
「ウム。それがニャ、龍歴院より研究員1人と、ハンターが3人、離反したと連絡があったそうニャ。」
それを聞いて、ざわつきと不安が更に大きくなる。
「その研究員は、古龍研究の他に、隠れて違う研究もしていたらしいニャ。」
「違う研究とはニャンですかニャ。」
とロキも真剣になる。
「そこは龍歴院でも分からなかったらしいニャ。
しかし、その後からモンスター達の様子が変わっているらしいニャ。」
「一体、どんニャ風に?」
「獰猛化モンスターが増えているニャ。
更に紛れてハンターを攻撃してくる裏切り者が、モンスターを操っているらしいニャ。」
それを聞いてざわつきがピークに達する。
「それは大変ニャ!」
「それでどうしたらいいのですニャ?」
と急くロキに対し、
「待てニャ。本題はこれからニャ。」
と静して、話を続ける。
「ニャんでも命からがら戻ったハンターの話しニャと、研究員らしき者が、『ハンターを全て消し去ってやろう…。
そうだな、ハンターを操る者自体を消し去ってやればいい。くっくっくっくっくっくっ。』と言っていたのを聞いたそうニャ。
そのまま姿を消したらしいのニャが、その後ニャ。
龍歴院の気球船が、イビルジョーを発見して追跡していると、急に巨大な黒い渦が現れて、イビルジョーがその中に消えていったんだそうニャ。」
オトモ達は息をのんだ。しばし静寂に包まれる。
さすがに超大変な事態が起こっ ている事が認識できたらしい。
青ざめてしまっているオトモもいる。
オトモ達は理解した。ご主人様のさらに大ご主人様を倒されたら、雇ってくれているご主人様まで居なくなる…。
オトモ達は慌てだした。
「一体どうしたらいいニャ!」
「ご主人達が居なくなったらモンスター達の天下ニャ!」
「そうニャ!世界が壊れてしまうニャ!」
と大声で叫びだす。
「大長老!!」
とアルビナが大声で問いかけると、周りも静まりかえる。
「何かニャ。」
オトモ達も大長老に注目した。
「私達はどうしたらいいのですかニャ?」
「そうニャ、ハンター達に依頼しようと思ったのニャが、モンスターや離反ハンター共の相手でいっぱいニャ。
そこで、我がご主人様を通して我々に依頼が来たニャ。
奴等を突き止めて、阻止して欲しい…との事ニャ。
どうニャ?やって欲しいニャが、どうかニャ?」
オトモ達はしばらく話し込んでいたが、アルビナとロキはすぐに返答する。
「やりますニャ。」
「そうですニャ。ご主人様と離ればなれは嫌ですニャ。ずっと一緒にいたいですニャ。」
その返事に他のオトモ達も立ち上がる。
「そうニャ!ご主人様を守るんだニャ!」
と、次々と声を挙げて立ち上がる。
「よし!皆、任務開始ニャ!!」
「ニャ~~~~~~!!」
オトモ達は一斉に前足を上に上げて出発する。
各々主人の元へ戻る者、極秘として、そのまま探偵のように捜査に出る者、アルビナ達は、主人の元に。
隠すよりも、危険な事態である事を話しておいた方が…と2匹の共通な意見だった。
急いでご主人の待つ家へ。
たまたまベルナ村の家に居たので帰路は早かった。
扉を開けて足早に入っていく。
「アルビナ様!」
「ご主人様!」
と2匹は傍に寄る。オトモのアルビナと同じ名前だが、沙耶が作ったキャラクターで、名前も気に入っていた。
本来ならば、オトモ達はもちろん、キャラクターはプレイヤーが動かして初めてリアクションするものだが、この世界の異常が、単独行動を可能にしたらしい。
アルビナとロキは、アルビナの前でお辞儀する。
「只今戻りましたニャ。」
「緊急事態ですニャ~~~!」
バシッ!「二゛ャ゛ッ゛……。」
「落ち着きニャさい。」
と、アルビナの猫パンチ。
主人のアルビナは、ロキを撫でながらオトモのアルビナに話しかける。
「で、何があったの?」
その顔はもちろん真剣である。
「ハイニャ。実は大長老様に呼ばれて、話を聞きに行きましたニャ。すると、とんでもない事態になってましたニャ。」
事の成り行きを詳しく話した。
アルビナも驚いて聞いていたが、確かに急を要する事態であることは、分かった。
「とりあえず、どうしたらいい?」
と、アルビナに問いかける。
「ハイですニャ。犯人がまだ分かってニャいので、我々が見つけ出すまではアルビナ様は、狩を続けて下さいニャ。」
「そうですニャ。極秘行動ですニャ。」
「とりあえず、村長やギルドマスターの人達には話が通ってますニャ。内密ニャので、あとは筆頭リーダーぐらいですニャ。
ニャので、アルビナ様にはそのまま狩をしてくださいニャ。
我々は犯人捜しに向かいますニャ。
一緒に狩に行けなくてごめんなさいニャ。」
と、頭を下げる。アルビナは2匹をじっと見つめる。
「気をつけなよ。でもここぞとなったら必ず助けに行くから。」
2匹はパッと明るい顔になってニコッとアルビナに礼を言う。
「ありがとうございますニャ。」
「頼んだよ!皆と私のご主人様を守り抜く為に。」
「ハイですニャ!」
と2匹は早速、身支度をしてアルビナに見送られながら犯人捜しの旅に出発したのだった。
と話す。
「そして旧砂漠の隕石の大塊のある洞窟で、欠片の前に立ったときに、上の方に黒い渦が急に現れましたニャ。
直径が1mぐらいですかニャ。まさかニャ…と思って近づいたら、急に引き込まれましたニャ。
そして、出て来た所が沙耶様のお部屋だったのですニャ…。」
アルビナは汗を拭いながら話を終える。
沙耶は気が動転していた。しかし要点は何となくだが、とらえていた。
「え…、ということは何、私のようにモンハンをしている人達の命が危ないってことなの?」
「そうですニャ。狙われていることになりますニャ。」
沙耶は改めて事の重大さを理解した。顔が青ざめる。
「沙耶様…。」
アルビナとロキが、沙耶の両手を手?前足にとる。
そしてゆっくりと話しかける。
「大丈夫ですニャ。沙耶様はモチロン他の皆さんも守るために、我らが来たのですニャ。
ニャンとしても犯人を見つけて止めますニャ。」
オトモ達の気持ちに勇気づけられ、沙耶も気を引き締める。
「分かった。私も手伝うよ。」
2匹も喜んで沙耶に飛びつく。
「ありがとうございますニャ!!。」
沙耶と2匹はギュ~っと抱きしめあった……。
毎度つたない文章を読んで頂きありがとうございます。
どうか呆れずに読んでくださるとうれしゅうございます。
次話は事が大きくなっていきます。
頑張って書き綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では次話まで、失礼いたします。