氷結の錬金術師   作:(・´з`・)

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プロローグ

「はぁはぁ…くっ…」

 

両腕から血を流しながらもこの術式を完成されるために早く…

 

 

急がなければならない…

 

 

路地裏暗闇の中すすんで行く先に立ちはだかるように人間が立っていた。

 

「ブラッドレイ!!」

 

道の先には右目に眼帯をしたセントラルの軍服を着たこの国のトップ…

 

「……はぁはぁ…ふっふはははははふっはははははははは」

 

「覚悟ぉ!!」

 

俺は両腕の滴る血で鉄をも引き裂く槍を生み出し奴に向かって走り出した…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「錬金術は物質を理解・分解・再構築する科学なり。されど万能の技にはあらず。

無から有を生ずること能はず。何かを得ようと欲すれば、必ず、同等の対価を支払うものなり。

これすなわち錬金術の基本、等価交換なり。錬金術師に禁忌あり、其は人体練成なり、

是何人も犯すことなかれ。…そもそも物質を変化させるエネルギーがどこからきてるのかも

わかんねぇし…今考えても同等の対価とわ思えないんだよねー…

ようはこのエネルギーがどこから来ているのかな?」

 

 

 

「アックンは本当に錬金術が好きだよねー」

 

古ぼけた物置小屋の中、本やチョークそれ以外はガラクタばかりが転がっている中で

少年が本を読むのに必死になっている横から少女が覗き込んでいた。

 

 

「うー分かんないんだったら構わないでよー」

 

 

「ふふーんっ…だれがここに入れてあげるんですかー?」

 

アメストリス特有の淡い金色の髪、年のころは17才、

孤児であった自分に対しても普通に接してくれる貴族の子供で、

今もこうして錬金術の勉強をするために場所を与えてもらっている。

 

「もーごめんってば」

 

「よろしー」

 

満面の笑みを浮かべながら彼女ケイティ・マクドゥーガルは笑っていた。

 

 

「そういえばケイティ姉さん?今日はおじさんとの稽古はどうしたの?」

 

 

 

 

「えっ…あ~あははは…まったく…士官学校から久しぶりに帰ってみたら稽古稽古って娘をなんだと思ってるのかしら」

 

 

まぁたぶんいつもどおりケイティ姉さんはサボりだと思う。

 

彼女は、格闘、銃の扱い、戦況を見る力、に関しては同年代の異性にも劣らないほど…

いや…今の所僕が知ってる中では彼女は士官学校で負けをしらないほどに強い

 

 

 

が…両親の錬金術師としての才能は、受け継がなかったらしく彼女には

錬金術師としての才能はまったくない。

 

そのことを理解したケイティの両親は格闘術、銃、に関してだけケイティに人一倍訓練を課すようにし、

養子である僕、アイザック・マクドゥーガルには自分達の錬金術を教えていただいてる。

 

彼女の両親は当時6歳で内乱中にすべてを失い行き場を失っていた自分を拾ってくれたのが内乱の鎮圧作戦を指揮していた彼女の両親だった。それから8年もの歳月が経ち僕は14歳になっていた。

 

 

 

「おじさんに怒られてもしらないからね~」

 

 

「だいじょーぶアックンに体術教えてたって言えば」

 

そう言いながらこの狭い物置小屋で立ち上がると戦闘の構えをとる

 

 

「いやいや、せめて外でやってよ…てか僕を巻き込まないでよ!!」

 

 

 

ケイティは、いたずらっ子の様に笑顔を浮かべて出口のドアを開けながら手招きをしていた。

 

 

「しかたないなぁ…」

 

そう言いつつ今まで呼んでいた本にしおりを挟んで姉さんについていった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………軽快な足取りと共に打撃音を繰り返し、広い庭で2時間近く響かせていた

 

 

 

 

 

 

「っと…くっ…わわわまったまった」

 

ケイティの掌底からの回し蹴りを、掌底を右に反らすものの回し蹴りを両腕でガードするが

そのままの勢いでケイティは、微笑を浮かべながら追撃してくる

 

 

「待てってあなたねぇ…男の子なんだから勝つ気で組み手の相手をしなさい」

 

 

「僕が姉さんに勝てるわけないじゃないか!!」

 

 

 

目の前で立ち止まったケイティが僕の頭の上に手を置いてなでなでしてくれる。

 

照れながら姉さんの手をどけて戦闘体制を解除した…

 

 

 

 

それから以降はなし崩し的に組み手はぐだぐだになり家に戻ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ピチャン…ピチャン…

 

 

 

 

 

 

 

 

音が聞こえる…

 

 

 

 

 

 

 

水が滴る音だろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしはいったいなにをしてるんだろうか…ここは…

 

 

 

 

頭がハッキリしない…

 

 

 

 

「っつ…」

 

 

 

 

両肩から激痛が走り意識が覚醒する。

 

まわりを見るとあたり一帯が血?で膝まで浸かるほど埋め尽くされており瓦礫がちらほらと

そこらじゅうにあるのが見える。

 

 

 

 

「はははっ…そうか…わたしは失敗したのか…」

 

 

 

 

あの時ブラッドレイに体を刻まれて死にかけていた。

 

ブラッドレイが路地裏の暗闇に「グラトニー…」と呼びかけているところまで記憶していた…

それから俺は意識を失いこのあたり一面血で満たされている場所にいつの間にか存在し、

あいにくと環境のおかげか血が大量にあったおかげで応急手当と錬金術に置いて血液の補給で

命を生きながらえた…

 

 

 

 

 

「私は…なんのために生きている…」

 

 

 

 

 

 






*おおっと*



*グラトニーの中にいる*




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