感想ありがとうございました!
ゆっくりしていってね!
俺とあいつは睨み合っている…
あいつの善悪への考え方はそんなものはすべて幻想…存在などしない…か…
なんで…なんでそんな考え方になっちまったんだよ…
あいつが俺に話しかけてくる
「お前が言っている善も悪も…あふれすぎいる…そしてそれがあるから個人も個性もある…その考え方は今の俺には理解できん…個人が…個性があるから人は争うし、悲劇も起きるのだろう!?ならばなぜ!そんなものが必要なのだ!」
そしてこっちに突っ込んできて俺を蹴り飛ばす…
「ガッ!?」
いってぇ!防ぎきれなかった
俺は吹っ飛んでいく
海が真っ二つに割れている…
そして吹っ飛んでいく俺にあいつは追いついて反対方向に蹴り飛ばす
「個人が!個性があるからこの世界に破壊が!負の感情が芽生えるのだろう!?」
蹴り飛ばしながらあいつは叫ぶ…
まるで俺にではなく…世界に叫んでいるように…
また追撃してくるあいつの攻撃を避けて俺は殴り飛ばす
「確かに!個人が!個性があるからこその争いだ!だからこその破壊だ!
でもな!個人が個性が!あるからこその人と人とのかかわり合いがある!!
そこには悲劇だけじゃない!喜劇だって起こるさ!!!!!!」
そして飛ばしたあいつに追いつく…そして蹴り飛ばす
海は常に割れているような状況だ
「個人と個性があるから世界が成り立ち!戦いが!争いがあって!個人と個性があるからお前や俺が龍桜や鬼姫、アマテラス、イザナギや正太郎、スサノヲ、ツクヨミのみんなと出会えたんだろうが!!!!!!!!!!少なくともだからこそ俺は戦いが!殺し合いが好きなんだよ!!!!!!!!!!」
体制を立て直したあいつはまた叫ぶ
「その出会いが悲劇を生んだといっているのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
叫びながら手に捕食の力を使い振るって衝撃を飛ばす…
俺もそれに少し遅れて捕食の衝撃を飛ばす
また空間が裂ける…
そのまま海も…空も…雲も…どんどん吸い込まれていく…
周りの風景が変わる…!
これは…あいつの心象風景か…?
「なんだ…俺の心象風景になったな…俺にはもうこんな心象風景しか持っていないのか…」
ここは…夜なのだろうか…
空は黒く…
そして黒い雨が降っている…
そして黒い荒野がずっと続いている…
ところどころに地面に亀裂があり…
この世の終わったあとの風景のような感じがする…
「これがお前の世界かよ…これがお前の心の奥底にある風景かよ!?
なんだよこれ!ふざけんな!お前には…俺と同じ記憶があるはずだ!俺と同じように龍桜や鬼姫、アマテラス…みんなと過ごした記憶があるはずだ!なのになんだこの風景は!」
「今の俺では…こんな風景しか思い浮かばん…確かに、あいつらと過ごした楽しかった時間…夢のような時間もあったさ…だが…それを思い出すたびに…悲しくなる…失ったときに大きな痛みを伴うならば…もういっそのこと持たなくてもいい…自分で壊してしまえばいい…俺には…そんな考えしかできん…」
こいつは…!?
これが自分…怒りを覚えるな…
怒りは覚える…だがあいつも…悲しい瞳をしている…
自分でも間違っているとわかってるのだろう
間違いというのは自分の正しさに反することをすることが間違いだ…
周りが決めた正しさは確かに大衆の正義になりえるだろう…
だがな、人はそれぞれで正しさを持っている…
じゃあ、大衆の正義か自分の正義…つまり、自分の正義のために大衆の正義に反する…これは間違いじゃないだろう…周りから見れば悪かもしれない…
だが、そいつは間違っちゃいない…
でもな…こいつは…自分の間違いをわかっていて…それでもなお間違った動きをしている
自分の正義に、正しさに反して、悪に、間違いを犯そうとしている…
俺はこいつに何があったか知らないし、知る権利も、知りたいとも思わない…
けどな…俺はこいつのようにだけはならない!!!!!
今までこの世界での目標なんてただみんなを守る、それだけだった…
けどな、目標ができた!お前に!お前のようにだけはならない!
それが!俺の生きる目標だ!漠然と生きるだけじゃない…こいつのようにだけはならない!
俺がそう考えているとあいつはニヤッと一瞬だけ笑ったような気がした…気のせいか?
そして…そろそろ終わらせようか?
俺とあいつは…同時にしゃべる
「「じゃあ…そろそろ終わらせようか?」」
そして同時に構える…
右手の形をいつも使っている…手刀の形にする…
俺とこいつは互いに捕食しあう…だから、一回殺されればそれで終わりだ
そして…同時に駆け出す
「「喰らい尽くす!!!!!!!!!!!!!!」」
ドッバキゴキ!!!!!!!
高速で動いていたものがぶつかり合った音と骨を貫く音と、肉を刺す音が何もなく、黒い雨の振る、黒い荒野に響き渡る…
手に血が伝っていく…
黒い地面に赤い血がポタポタと落ちる…
胸を貫かれているのは…
あいつだった…
あいつの攻撃した右手の手刀は俺が体をそらしたことによって空をきった…
「ごふっ…」
あいつは…血を吐く…
俺の右手はまだ刺さったままだ
あいつが俺に話しかけてきた…
「なあ…俺…どこで間違ったんだろうな…」
そう聞いてきた…
そんなの…
「そんなんしらねぇよ…多分…最初からじゃないか?」
そういうとあいつはフッと笑って
「そうか…最初からか…」
そう言った
「そうだな…自分に殺されるのも悪くない…俺を捕食しろ…晴夢」
俺がこいつを捕食することを認めた…
俺の名前を呼んだ…なんでだろうあんなに殺しあったのに…いやな気分がしねぇな
いや、そんなもんか…
俺は言葉を返しておく
「あばよ晴夢…あの世でたっぷり龍桜や鬼姫、アマテラスに怒られて来い」
「ククク…そうだな…ああ…そのとおりだ…あばよ晴夢…」
そういってあいつは光になって俺のなかに入っていった…
自分でもわかる…霊力も…妖力も神力も能力も…格段に…桁外れに強くなっている…
今なら、世界丸ごとでも、この次元すべてでも、輪廻も、現実も、この世の理も真理も…何もかも喰い尽くせる…
ああ…そうか…クソッ…捕食したからわかっちまった…
こんな能力があったんだな
相手が食われることを認めて捕食したとき、捕食した相手の力が手に入る…
そしてそれに相手が俺に対して伝えたかったことも伝わってきた…
ああ…そういうことね…
なんだよ…どこも壊れてないじゃん…いや、一回壊れてたのか?
あいつ…最後に龍桜がいったこと覚えてんじゃん…
『晴夢…いい加減に目を覚ませ…これ以上壊れたままだと、もう先に逝ってしまった鬼姫もアマテラスも、そして私も、お前のことが愛せなくなってしまうぞ?』
次回はちょっとだけ向こうの晴夢さんsideの、死んだ後の話を書きます
それで全部わかります
まあ別にここで言ってもいいので言うと、向こうの晴夢さんは壊れていません、いや壊れていました…ってだけかな、今いえるのは…
感想待ってます!
次回もお楽しみに!