―――ドォン…―――
―――ゴッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「ちょっ!たんま!待って!太陽っぽいのを近づけるなアマテラス!」
俺は必死に頼むがアマテラスは聞き入れない
「真剣勝負にたんまはなしです!晴夢さん」
アマテラスはそういいながら太陽…いや、太陽の中心温度と同じ温度の炎の塊を形成していく
あれは炎といっていいかわからない…
超高温の物体…万象一切すべてを焼き払う
そこに存在しているだけで地表が蒸発し、空気も霧散する
空の色はもう熱で揺らいでよくわからない
もうすでに俺の周りの地表は蒸発し、消えている
「行ってください!」
そのおかしな物体が近づいてくる
なんじゃ…そりゃ…
俺は空中でクラウチングスタートの構えをする
行くぞぉ…!
息を大きく吸い…ゆっくり吐く…
「GO!」
空気を蹴り走り出す
熱量の塊が近づいてくる…
身体能力強化をして熱量の塊に突っ込む…
「せぁぁああああああああああああああああああああああッッッ!!」
右手を振りかぶり
『全力』で殴る
…ボッ!!
空気が一気に圧縮され、消される音がする
その瞬間ここらいったいが腕を振った衝撃で砕け散る
熱気も熱量の塊も大地も等しく消し飛ぶ
そのままの勢いでアマテラスに接近する
アマテラスは微笑しながら言う
「ふふふ…流石です、晴夢さん…でも」
俺はそこまで聞いたときいやな予感がして、腕を交差させ、防御の体制をとる
ボッ! ゴッ!
「ぐっ…!」
その瞬間腕に衝撃が走り、地面がえぐられてずいぶん遠くなった地へと飛ばされる
両腕が折れた…霊力、妖力、神力の身体強化によって硬くなってたと思うが、そんなの関係ないとばかりの圧倒的な力
「わしがいるのじゃ!」
接近戦じゃあ最強ランクの鬼子母神
防御なんて関係ないとばかりの一撃だ…
地面に追いやられた俺は上を見上げる…
その瞬間空は覆い隠された…
「うわ…」
でかい…青く光り、少し透けている巨人が現れる
身長は6000メートルもある…
6㎞…冗談みたいな大きさだ…
デイダラボッチ…
影神清羅…
正直かなりやばいチート…
あの大きさで思いっきりつぶしにかかってくるからな…
『ごめんね晴夢…これでも真剣勝負だから…』
「おわぁ………」
清羅は足を思いっきり振り上げる
足跡が湖になるほど大きな足が俺の上に振り下ろされる…
「うわぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!」
この頃気づいたことだが清羅の恐ろしいところは彼女に触れている間…霊力、妖力、神力、その他の力は使えない
なぜか?それは使用された霊力、神力、妖力、その他の力をすべて彼女が吸収するから…
俺の能力と似ているな…
彼女に能力はないが、そういう体質らしい…
なので身体強化は使わず、生身で止める…
「ふっ…!!」
踏みつぶされる直前で踏ん張り、止める…
めちゃくちゃ重い…
力強い…
清羅の力と重さが合わさって、とんでもない重さになってる…
「お、重い…!」
「晴夢、女性にそれは失礼だ」
清羅の足を止めている俺の真横にルーミアがいた…
ルーミアの右手には、十字架のような形の大剣が握られている…
「あっ…」
気づいたときにはルーミアの大剣でぶっ飛ばされていた
身体強化による防御強化がないため、俺の体はボロボロになっていたが、吹っ飛ばされ、清羅から離れたおかげですぐに身体強化ができる…
そして俺の体は再生する
ぶっ飛んだ距離は太陽によって蒸発した地表の範囲から出るほどの距離を飛ばされた
ちょっと疲れてきた…
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
「晴夢、休んでる暇はないわよ」
気づいたら真上に鳳がいた
そして、不死鳥状態で翼をはためかせる
「うっわ…」
なんだろう…どう表せばいいかわからないけど…
大津波のような炎の波が飛んでくる…
しかもあまりに早く、あまりにでかいためよけきれずに巻き込まれる
不死鳥は不死なんだよなぁ…
そして不死だということそのものを司ってるんだ…
つまり、不死も殺せる…
再生しずらいんだ…あいつの攻撃…
俺は命が有限であるから再生できるが時間がかかる…
俺がまさしく不死だったら、傷を治すにはかなりの時間を要しただろう…
「強すぎだろ!しかも七対一だろ!?」
「ごめんね、晴夢」
「あっ…」
碧緒がいつの間にか後ろにいた…
うわぁ…鳳に気を取られすぎた…
そこまで考えた瞬間俺の体はぶっ飛ばされる
なにをどうしてぶっ飛ばされたかよくわからなかったけどな!
「がぁああああああああああああああああ!!」
飛ばされた方向で体制を立て直す…
その瞬間…ボッ!と空気が圧縮される音がして吹っ飛ばされる
「なっ…にぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!?」
またかよ!
「ごめんなさい、晴夢さん」
今度は白守だったみたいだな…
そして俺は地面に激突し、風に飛ばされて地面を転がる新聞紙のようにころころと転がる…
傷はもうすでに再生し終わったあとだった…が…
「晴夢、わしらの勝ちでよいかの?」
みんなを代表した鬼姫がそう声をかけてくる…
俺の前には声をかけてきた鬼姫をはじめ…アマテラス、清羅(人間バージョン)、ルーミア、鳳、碧緒…そして少し遅れて来た白守がいた…
まあ、一回殺されたし、これで負けでいいか…
「それで? なんでもひとつ言うことを聞くっていう約束だったよな? 一人ひとつずつじゃなく、みんなで一つだけ」
そう、そういう約束をして戦ったのだ
龍桜は少しは龍の力が戻ってきているとはいえ、そんなに強大な力をふるうことができないので、見物だ
さて…俺は何をさせられるのだろうか…?
というか、なんでかなり連携とれてたんだ?
みんな一人一人がチートなのに…
さて…何を言われるのやら…
とか考えていると…碧緒が出てきた
「晴夢、明日一日、女性になって過ごして!」
は?え?は?…
いやいやいやいや、大体予想はつく
俺はいつも男!って行動しかとってないから、女になった俺も見てみたいとかそういうのだろう…
え?ちょっと待って…
え?
つまり、こいつらの言う女性になってってのは…
能力つかってマジで女性になるってことか…
え~と…とりあえず…
「はぁぁぁああああああああああああああああああああ!?」
次回、女性晴夢さんの登場です!
さて、どんな感じなんでしょうね?
感想待ってます!
次回も頑張って編みます!