東方戦愛録   作:島夢

90 / 102
やっと国造り開始!

そして今回は、俺のリア友たっぽん1000と共同で書いている小説、東方速焔録より…俺の書いているほうの主人公、速力 速風を出しました。






感想ありがとうございました!

ゆっくりしていってね!












85話 天狗の山

 さて、そろそろ国造りの再開をしはじめてだな…荷物…といってもほとんどないが、準備して出てきたんだが…。

 

 

「名無花がついてくるとは思わんかった…」

 

 

 龍桜と名無花がついてきた…ほかはみんな、倭国での住むところ探しだそうだ…ルーミアは、倭国じゃない国と倭国で微妙なラインの妖怪なので気まぐれで行き来すると言っていた、ルーミアなら一人でも強いから安心だ。

 鬼姫は鬼がみんなで住める場所探し…。

 

 鳳は自分の住む…山を探している。

 

 まあ、みんな各々の理由で動いていない…正太郎はもう自分の分は終わらせたらしいので、あとは俺だけだ。

 

 うぅむ…ちょっと遊びすぎたかもしれん…。

 

 

「よいではないか、晴夢。一人で高天原で待たせるのもどうかと思うし、それに、一緒に来た方が色々見れるだろう?」

 

 

 龍桜は少し上機嫌に歩いている…。なぜだろうかはわからんがな…。

 

 

「そうだな、その方が名無花のためにもなるか…。危ないけど来てよかったのか?名無花」

 

「………(コクっ」

 

 

 そう聞くと名無花はコクっを首を縦に振り、肯定を示した…。うん、可愛いな。ロリコンじゃないけど、普通に可愛いと思う。

 正太郎が見たらテンションが爆散しそうだな…とかどうでもいいことを考えているが、その思考を止め、天狗のいるところを考える。

 

 確か、天狗はいつの間にか倭国に来ていて、もうすでに住んではいるが、なんだかよそ者を片っ端から追い出しているのでなんとかしろ…ってイザナギに言われたんだったかな?

 

 ふむ…この問題をどうするか、未だに思いつかん…天狗は上下社会厳しいらしいから、天狗より強い種族を山にぶち込むのはどうだ?

 

 おお!この案よくね? とりあえず、説得しに山に行き、駄目なら鬼でも送り込んで、服従させよう(黒笑

 

 ! 俺は一瞬で隣に歩いている、名無花の顔の前に手を出す…その瞬間妖力弾が名無花の顔を守っている手に着弾する。

 強化していたので怪我はしない…名無花はその整った顔でとても驚いた顔をしている…声を出さないだけすごいと思うがな…。

 

 妖力弾の飛んできた方を見ると、天狗が5人くらい飛んでいる…全員男。

 

 さて…

 

 

「おいそこの三人!貴様らは天狗の山に入っている!速やかに出ていけ!さもないと」

 

「さもないと?どうするって言うんだ?」

 

 

 俺は少しキレ気味に言い返す…すると、天狗5人は完璧に委縮した、別に力は全く開放していない…だけどおびえている…。

 

 なんで俺がキレているか?いやな、別に俺に攻撃が飛んできたのならキレなかったんだけどさ…。

 

 

「警告のための妖力弾…まあ、正しい判断だ。だがな! なんで名無花を…この子を狙った?」

 

 

 俺はそこで言葉を区切り、少し目を細めて睨み付けながら言う。

 

 

「まさか…一番攻撃が当たりやすそうだったから…だなんて、言うんじゃないだろうなぁ?」

 

 

 5人中3人の天狗が気絶して、地面に落ちた。残り二人もガクガク震えている…。ふざけるなよ天狗ども…!

 一番当たりやすそうだから狙う?こんな小さい女の子を?

 俺を狙えばいいものを…! ちょいと許せねぇな。

 

 

「へぇ…図星かい? 最初から俺を狙ってればよかったのに…」

 

 

 俺はそう言いながらまだ飛んでいる二人を睨み付けながら、こぶしを握り、跳ぶ…踵落としが天狗の頭に直撃する…はずだった。

 

 

「!」

 

 

 俺の踵落としは空を切る、避けられた? 今の天狗が予想以上に速かったのか?いや、そうなると…俺にも見えない速度でかわせるほど速いってことか?

 俺に見えない速度って…結構やばくねぇ?

 なんにせよ、面白そうだが…俺は妖力探知で相手の居場所を探し、そちらを向く…すると、天狗の数が一人増えていた…。

 

 黒い髪のショートで、所謂クールというか、冷たい感じのかっこよさだ…。

 

 目は触れれば切れそうなキレ目、背中に羽が出ていないことから、本気じゃないのだろうか?

 

 

「…天狗の仲間があんたに何かしたようだ…おそらく、こちらが悪いのだと思う、すまなかった」

 

 

 こいつ、強いってことはわかるんだが…『なんか違うんだよな』…いや、まあいいか…。

 謝ってるし…名無花はあんまり気にしてないらしいし…俺が勝手にキレただけだしなぁ…。

 

 

「ああ、俺も少し短気だったな、悪かった…」

 

 

 俺はちゃんと頭を下げて謝り…頭を上げてからもう一度いきなり現れた天狗を見る…。

 すると、天狗はこういった。

 

 

「なんのために山に来た? 用がないのなら…俺はどうでもいいが、天狗のみんなは出て行ってほしいみたいだが?」

 

 

 少し微笑を浮かべながらそいつはそういう…なんなんだろうなこいつ…多分めちゃくちゃ強い…。それだけはわかる。

 そう考えながら返答する。

 

「悪いな…天狗の頭に会いに来た…ちょいと大事な話があってな」

 

「へぇ~…なるほどな…こいつが影神 晴夢か。ついてこい、案内してやる」

 

 

 案内してやると言われたのでついて行く…まあ、ついていった方がいいわな。この辺の地理なんて一切わからんし…。

 龍桜は迷わずついていく…さっき襲われたばかりなのに度胸あるなぁ、おい…。

 

 名無花は俺の後ろにロングコートの裾を掴んで立っている…。

 

 まあ、いいか…行こう。

 

 そして俺は歩き出し、龍桜の隣へ行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ…天狗」

 

 

 俺は名前を聞こうと思って話しかける…。

 

 

「なんだ?…そういえば名乗ってなかったな…」

 

 

 俺が言う前に気づき、そう呟いて俺の方を向いていう…。

 

 

速力 速風(そくりょく はやて)だ、よろしく」

 

 

 速力 速風か…覚えておこう。

 まぁ、なんにせよ…もうちょっとで会えるかなぁ…天狗の頭に…。

 というより、速風が頭じゃないのか?絶対こいつが一番強いだろうに…いや、どうでもいいか。

 案内してもらえるならそれでよしだ。

 

 さぁ~て、どんな奴が天狗の頭なのかねぇ…。

 

 

「速風、お前何歳なんだ?」

 

「さあ…わからん、気づいたら存在していた…取り合えず、人という生物が生まれるさらに前から…かな」

 

 

 こいつ、もしかすると俺より年取ってるかもしれねぇな…というか、こいつ天狗じゃないだろ…?

 龍桜と名無花はでかい木が立ち並ぶ森が珍しいのかキョロキョロしている。

 

 

「なぁ…お前強いだろ?」

 

 

 俺は速風にそう聞く…こいつは強い、確信できるほどに…な。確かに妖力はそこらの妖怪と一切変わらない…けれど、強者の風格というのか、そんな感じが漂ってくる。

 相手の強さは風格で大体わかるからな。

 

 

「さぁ、どうだろうな…。俺は戦うことが必要だと思えない…戦いなんて逃げればいいのさ…。俺ならそれができる」

 

 

 ああ、なるほど…声の覇気からしてなんとなくここまでわかる…。なんか違うと思ったらこいつ…戦おうっていう気が一切ないのか…。誰でも敵対した奴を前にすりゃ見せる敵意が一切ない。

 かわりに逃意がある…逃げる…そういうことね。

 

 戦う意味を見出してないのか…。

 

 戦う必要性を知らないというわけか。

 人間でもわかるようなことなのだがな…。まして、こんな長生きなのに知らない奴もいるんだな。

 

 

「戦うことの必要性…ね」

 

「あんなもの、双方が傷つくだけだろう?」

 

 

 速風は本心から、なぜ戦うのかわからない…といった顔をしている。

 まあ、確かに双方傷つくだけなのかもな…。けど例外もある…。

 

 

「そうだな、その通りだ…。だけどな、守りたいものがあれば変わってくるさ」

 

「守りたいもの…ねぇ…。少なくとも、今の俺にはそんなもんねぇな」

 

 

 速風はふ~と息を吐いてそんなもの、俺にはないし、必要ないとでも言いたげな顔をしている。

 大切なものってのは必要だからできるわけじゃないんだけどな。

 

 

「そうかい、なら…守りたいものができたらわかるさ、戦うことの必要性と戦うことの意義を…さ」

 

「俺にはそんなもの必要ねぇよ」

 

 

 深い深い山を歩きながら、速風はサラッと何も感じてなさそうに即答する。俺も即座に返答する。

 

 

「守りたいものは必要だからできるんじゃなく、想うから出来るもんだぜ?」

 

 

 俺は少し笑いながら…龍桜と名無花を横目で見ながらそういう…。あいつらが俺の守りたいもの…想った人たちだからな。

 名無花はちょっと違う気もするが…守りたいものには違いないさ。

 

 

「…ああ、わかった…あんたの言葉、心に留めておくよ…」

 

 

 速風は少し考えてからそういう…確かに心のこもった…。何も感じていない感じではなく、納得した感じの声音だった。

 

 

「そりゃあよかった。でもまぁ、守りたいものができれば自然とわかるもんだから、心に留めなくてもいいことだけどな」

 

 

 俺がそういうと、速風は微笑を浮かべ、無言で歩く…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたぞ…この馬鹿でかい扉の向こうだ。じゃあな、あんたと話せてよかったぜ」

 

 

 そう言ったかと思うと、風が吹き、気づけばあいつはまるでそこにいなかったかのように姿を消していた…。

 なるほど…あいつは『速い』のか…。俺が『まったく見えない速度』とか…どういう速さだよ…。

 あいつが戦う意義を見つけて戦ったら…楽しそうだな。

 

 

「さて、行くか。龍桜、名無花」

 

「………(コクっ」

 

「うむ、案内してくれた者は行ったのか?」

 

 

 名無花は頷き、龍桜はたずねる…。

 

 

「ああ、もう行ったよ」

 

 

 俺が言うと、龍桜は俺の顔を見て言った。

 

 

「そうか、晴夢は言いたいことがあったみたいだが…伝えれたのか?」

 

 

 なっ…に?読まれている…だと…? なんで俺はこんな簡単に行動を読まれるのか、不明だ…。

 

 

「…なんでわかったんだ?」

 

「晴夢のことなど、顔を見れば大体わかるさ」

 

 

 へぇ~テンション上がること言ってくれるな…いやぁ、まったく可愛いなぁ龍桜は!そんなことを考える。

 

 

「そうかい、こんな可愛い子に言われたら嬉しくて嬉しくてたまんない言葉だな」

 

「か、可愛い…」

 

 

 龍桜が真っ赤になって俯いてしまったのだが…まぁ、いいか。

 

 

「さあ、行くぞ…ん?なんで名無花」

 

 

 名無花が俺の服の裾を引いて俺の顔をじーっとみてくる…なんとなくその意図が分かった俺は名無花の頭を撫でながらにっこり微笑みながら言う。

 

 

「ああ、わかってるよ、お前も可愛い女の子さ」

 

 

 名無花は嬉ししそうに、そして満足げに微笑む…。うん、可愛いな。

 

 そして俺はでかい扉だったので、少し力を入れて開けようと思い。思いっきり片手で扉を掌底の勢いで開けた…すると思いのほか軽く、扉は吹き飛んでしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 力加減間違えちまったぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まだ守る者のない速風さん…
守る者のできた速風さんを見たい方は東方速焔録をご覧ください。

守りたいもののできた速風さんが見れます。


そして最後に力加減ミスって扉ぶち抜く晴夢さんェ…流石だぜ…。


感想待ってます!

次回も頑張って編みます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。