同世代の敵が語った物語に気付けば全員呼吸が浅くなるのを感じた。
そしてすがるように一人の人間に視線が集中した。
爆豪「・・・・・・・・・・・・・・・」
爆豪がなにも言えず立ちすくむのを一瞥し更に話は続いていく。
ーこうして少年は闇の世界で力をつけていき、それに目をつけたあるお方が少年をスカウトしにやって来ました
そのお方の力と崇高な野望に魅せられた少年はそのお方についていくことを決め、その野望のもとで活躍をし、最終的にはこの世のありとあらゆるヒーローと呼ばれる偽善者を排した世界で幸せに暮らしましたとさ
めでたし、めでたし。
闇緑谷『おいおい、せっかく話してやったんだから拍手の一つもほしいもんだぜ』
爆豪「・・・あの手まみれ野郎が"あのお方"って奴か?」
闇緑谷『ああ、弔くんかい?彼もまたあのお方に魅せられた一人さ』
現状でもかなりの手練れと思われる目の前の脅威たちだが、それらをもまとめ上げる巨悪の存在
誰もが足がすくむ中、
轟「終わったか?じゃあ次は俺の質問に答えてもらおうか。」
峰田「おい、轟それどころじゃないだろ。早くこいつ取っ捕まえて先生に引き渡した方がいいって!こいつはやばすぎるって!」
もはや戦意喪失が明らかな峰田が言うも、
轟「いや、だからこそ聞く必要がある。・・・おまえらの言うオールマイトを倒す算段、教えてもらおうか。」
「「「「「!?」」」」」
全員の目が見開かれる。
轟「オールマイトを倒すのがお前ら目的だろ?まさかあそこまで用意周到な奇襲なのに、この程度の戦力しかないってのは不釣り合いだ。まだ何を隠してる?」
闇緑谷『ギャハハ、すげぇな、では・・・』
緑谷「そんな君に敬意を表しここからは僕が答えてあげるよ・・・、"最高傑作"くん」
ガシッ
その一言を聞いた途端、クールなイメージの強い轟が怒りを露にし胸ぐらにつかみかかった
緑谷「痛いな、これじゃしゃべれないよ、」
緑谷は不適な笑みを浮かべ辺りには一触即発の緊張感が流れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山岳エリア
耳郎「マジ不快なんだけど、その歌止めてくんない!?」
八百万の個性で手にした刀で攻撃する耳郎だが爪で弾かれてしまう。
ヘルポエマー「~♪~~~♪」
弾かれて生まれた間合いを詰めてヘルポエマーの爪が迫るも
上鳴「あぶねぇ・・・いだっ!」
アホから帰還した上鳴が間合いに割り込み庇い背中を斬りつけられる
耳郎「っ上鳴!!」
八百万「出来ましたわ!!」
八百万が個性で作成したのは小型のマシンガン
八百万「人でないのなら容赦しません!」
ドガガガガガガガガッ
ヘルポエマー「オオオオオオオオオオオオォォォォ」
フルオートで射出された弾丸の前にヘルポエマーの体が砂のように崩れて消えていった
八百万「・・・ふぅ、とりあえずどうにかなりましたね、お二人は大丈夫ですか?」
耳郎「ウチは大丈夫だけど上鳴が・・・」
上鳴「大丈夫だよ、動けないほどじゃねぇし、いてて・・・」
戦闘服の背中には赤い線が刻まれていた。
八百万「お待ちください、すぐ応急道具を出しますので」
耳郎「・・・てか、その前に服、服をどうにかして!」
上鳴「服?」
八百万の服は最初のヴィラン達との戦闘でパンクなことになってしまっていたが、そのまま立て続けに戦闘していた為失念していた。
耳郎「見るな、バカッ!!」
ブスッ
同性として八百万の名誉を守るために上鳴の目にイヤホンジャックをぶっさす
上鳴「ヒデェェェェェェェ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
噴水広場
死柄木「まったくよ、今回は完全に無駄骨だったな。」
相澤「ぐっ・・・・・・がっ・・・・・・」
脳無により取り押さえられ満身創痍の状態の相澤の頭を踏みながら死柄木はぼやく
そこに、
黒霧「死柄木弔、申し訳ありません。生徒を一人逃してしまいました。」
黒い煙が話かける
死柄木「おいおい、マジかよ。プロヒーローたくさん来たらゲームオーバーだぞ。
あーあ、結局オールマイトも来ねぇな、結構こっちはカードを切ったんだけどな・・・
もったいないなぁ・・・
腹いせに・・・・・・
そこのプロヒーローでも殺しとくか、殺れ脳無。」
相澤「くっ!?」
脳無が拳を振り上げたその時、
バゴンッ
「みんな、もう大丈夫だっ!なぜって?
・・・わたしが、来た!!!!」
憤怒の表情をした筋骨隆々のヒーロー、
オールマイトが扉をぶち壊し入ってきた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
倒壊エリア
蛙水「落ち着いて轟ちゃん、相手のペースにのまれるのは危険よ。」
緑谷の話に半ば放心状態だったメンバーだったが轟の行動の前に驚くと同時にこのままではいけないと
轟をなだめに入った
砂糖「落ち着けって轟!」
切島「なに言われたかわかんないけどお前らしくねぇよ」
砂糖と切島により引き離されてもなお轟の目は怒りに満ち緑谷を捉えていた
ーズズズ
黒い煙がどこからともなく現れる
黒霧「だいぶピンチのようですね、緑谷出久。」
緑谷「黒霧さん、ちょうどよかったんですけどどうしました?少し焦ってるようですが。」
黒霧「すいません、ちょっと状況がなので後で話しますが端的に言うとオールマイトが現れましたのでこちらの援護に来てください。」
「「「「!!」」」」
緑谷「なるほど・・・それは大変だ、急ぎましょう」
爆豪「いかせるか!てめぇもそこの黒いやつもここで終わりだ!!」
爆豪がいち早く阻止しにうごくが
ゾクッ
蛙水「ッ!!・・・爆豪ちゃんダメ!!
罠よ!!なにかいるわ!!」
個性により鍛えられた本能が警鐘をならす。
爆豪「!?」
ボコッ
地面から這い出て来たそれを見て蛙水は動けなくなってしまった 。
それは蛙の天敵、蛇をモチーフとした悪の化身
アポピスの化神 永続罠
自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードは発動後、通常モンスター(爬虫類族 地 星4 攻1600/守1800 ) となり、メインモンスターゾーンに特殊召喚する(このカードは罠カードとしても扱う)
登場の衝撃により氷が崩れ、とりあえず身動きができるようになる。
緑谷「よし、では行きましょう。黒霧さん。」
爆豪「くっそ、待てやデク!」
アポピスの化神により阻まれてしまった爆豪が悪態をつくも
緑谷「かっちゃん、みんな、中央の噴水広場で待ってるよ」
緑谷は笑顔で返してきた。
爆豪「くそがああああァァァァ!!」
腹いせとばかりにアポピスの化神に爆破を行い、瞬殺する。
爆豪「てめぇら、なに腑抜けてやがる、中央向かうぞ!」
戦いは最終局面へとむかう、このコロシアムから出れるのは光か・・・闇か・・・
次回USJ編完結予定
長かった笑