休校を挟んでの登校日、爆豪の苛立ちはピークに達していた。
襲撃事件での屈辱、その後警察の調査で緑谷出久という人物について再度調査が入り、休校中の学校に自分が呼ばれ根掘り葉掘り聴取を受けることになってしまった。
そして教室に入れば・・・
ピタッ
さっきまで騒がしかった筈が静まり返り視線が爆豪に集中する。
爆豪はそれに臆することもなく自分の席に着く。
すると、
爆豪「・・・んだよ、丸顔、半分野郎。」
爆豪の近寄るなという雰囲気により重苦しくなった空気を切り裂くように二人が爆豪の席に詰め寄った。
麗日「墓守君について・・・緑谷君について知ってること教えてくれへん?」
轟「わりぃな、あのときの様子、全員に話させてもらった。」
爆豪「はぁ?ふざけんな!勝手なことしてんじゃねぇ!
あいつは俺が決着をつける!てめえ等雑魚には関係ねぇ!」
轟「関係ないことはない、短い時間とはいえ奴の個性の強さを皆知っている。それが敵として襲ってくるんだ、次に備えて情報は少しでも多い方がいい。」
すると教室の扉が開き
???「その話はこちらから話さしてもらうよ。」
相澤「ホームルーム始めんぞ、席に着け。」
ミイラの用に包帯だらけの担任が肩に珍妙な生き物を乗せて現れた。
瀬呂「先生、もう動いて大丈夫なんすか!?」
相澤「当たり前だ、プロヒーローをなめるんじゃない。
それよりも、墓守・・・いやこれからは緑谷と統一した方が合理的だな、その事について話すことがある。」
「「「「「っ!!」」」」」
全員の顔が強張る
相澤は一人少なくなったクラスが静まったのを確認して話始めた。
相澤「では、根津校長よろしくお願いします。」
根津「ありがとう、相澤君・・・まず始めに君達には謝らなくてはならない。敵連合の侵入を許し、更には生徒にその息のかかった者がいたのを見抜けなかった。これは学校側の失態さ。」
教壇の上に立った根津校長は頭を下げた。
飯田「そんな、校長先生自ら謝罪など・・・」
誰もが驚きを隠せないなか
相澤「大事なのはここからだ、これから先また敵連合がいつ襲ってくるかわからん、そこで可能な限りの情報をお前らに教えておく。構わないな・・・爆豪?」
爆豪の返答は舌打ちだった。
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相澤から開示された情報に対する反応は様々だった。
緑谷出久の正体、生い立ちそれはあのときの緑谷から直接話を聞いた者にとっては裏打ちなり、又聞きで伝えられた者にとっては確かな事実として確立される情報だった。
相澤「これから先お前らには例年よりも速く成長してもらわねばならない。同年のヴィランが現れたのと言うことは最悪お前らがプロなるまで、もしくはなってからも敵対していく可能性があると言うことだからな。」
爆豪「ハッ、そこまでかからねえよ。次に会ったときがあいつの最期だ。俺が決着をつけてやるよ。」
根津「その意気は良いよ。そこで次の戦いについて話をしておくよ。」
次の戦い・・・
その言葉に全員が身構える
相澤「二週間後に雄英体育祭が迫っている。」
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とある廃ビル
パンドラ「雄英体育祭、かつてのオリンピックに代わる一大祭典、のみならず将来有望なヒーロー科の生徒をプロヒーローが品定めする大事な日・・・これを逃さぬ手はありませんね。」
???「た・・・楽しみだかんな。」
???「そういえば緑谷様はどうしておられる?」
顔の半分を白と黒の仮面で隠している凸凹コンビの質問にパンドラが答える
パンドラ「緑谷様なら大事なゲームの駒を集めに行っておられますよ。」
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某所小学校
「センセー、さようなら。」
「また明日ね、センセー」
???「はーい、皆ももうすぐ暗くなるから早めに帰りなさーい」
元気に帰りの挨拶をする小学生を見送り、自身も帰路に着く一人の女性教師
???「今日は早めにあがれたなー」
「すみません。」
???「はい?」
振り返ると緑の髪とそばかすが印象的な少年が一人立っていた。
緑谷「轟 冬美さんですか?」
轟冬美「は、はい。」
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ミッドナイト「不審者?」
体育祭まで一週間を切った雄英高校の職員室
そこに気になる一報が届く
パワーローダー「ああ、扉の外を写すカメラの位置にかれこれ一時間位立ち止まっている。」
ミッドナイト「立ち止まっている?なにか怪しい行動とかは?」
パワーローダー「まったく、マイクでのこちらからの呼び掛けにも応答なし、まるでマネキンのように動かない。」
プレゼントマイク「Why?口も聞かねぇってか。」
パワーローダーは端末にカメラの映像を映す。
そこにはスキンヘッドで目の下に黒いペイントを入れ口周りにピアスを開けた男がパントマイムのような姿勢で映し出されていた。
パワーローダー「しゃべらないどころか、瞬きすら一度もしていない、明らかになにかおかしい。」
ミッドナイト「近くに行って直接問い詰めて危険があるようなら拘束した方がいいわね。今フリーなのは私達だけだし、行くわよ山田!」
プレゼントマイク「OK!あと山田はやめてください!」
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校門前
プレゼントマイク「Hey!そこのリスナー、雄英高校になんか用かい?」
まだ十分な距離を確保した上で謎の男に話しかけるも、
謎の男「・・・・・・・・・・・・。」
プレゼントマイク「ったく、しけたリスナーだぜ。」
ミッドナイト「確実に誘ってるわね、まさか敵の本拠地の前で下手なことをしてこないとは思うけど・・・私が近づいてみるわ。もしもの時は後ろから援護頼むわ、山田。」
プレゼントマイク「だから本名はNo!」
プレゼントマイクの訴えも流し鞭を取り出し謎の男に近くミッドナイト
ミッドナイト「さあ、誘いに乗ってあげたわよ。雄英高校になにかご用かしら?」
謎の男はミッドナイトが近くにくると
謎の男「!!」バッ
ミ/プ「「っ!?」」
謎の男は急に動きだし提げていた肩掛けのバックからノートパソコンを開いてミッドナイトに差し出す。
その画面には・・・
「やっと繋がった、えーとどちら様が応対されたのかな?」
ミッドナイト「あなたは・・・緑谷 出久!?」
巨星の突然の訪問(?)は何を意味するのか?
新たなる風か新たなる雷雲を連れてくる。
後書きを利用させていただき皆様に感謝の気持ちを伝えたく思います。
祝 評価バー色付き&お気に入り登録150人超え
評価バーの色につきましては皆様がこの作品を読んで感じた上でのものだと思っております
誰かの言葉で愛情の反対は無関心という言葉を聞いたことがありますが皆様が評価していると言うことはそれだけ関心を寄せていただいたということだと思います。
もちろん書く以上は少しでも良い評価をもらえるように努力していきますがひとまず皆様に評価されるような作品になるまで 見守ってくださった皆様に感謝いたします。
これからも一生懸命書かしていただきます。