病室で息子と話す
「焦凍、テストはどうだった?」
轟「合格した。これで補習なしで林間合宿に臨めるよ。」
他愛のない会話が続いていく。
[昨年、エジプトから発掘された石盤達がついに日本上陸、スゴロクコーポレーションプレゼンツ「古代エジプト探訪~古代の儀式と精霊~」は○○美術館で・・・]
テレビから流れるコマーシャル
何気ない時間だが失われた時間を取り戻す二人にとってはなによりも尊い時間であった。
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あの日の・・・
息子の口から出た贖罪の言葉
それは本来私が言わなければならない言葉
そして・・・
覚悟はしているつもりだった・・・
華々しくもてはやされるヒーローだがその中身は別に不死身でも何でもない
傷つくし、病にもかかる。
いくら強個性のあの人とはいえ
必ずしも命の危険に晒されないわけではないことを・・・
目の前で懺悔の様に声を絞り出しながら話す息子と堪えきれず涙を流す娘
私の覚悟は決まった
今更なんて思われてもかまわない
どの口がと非難されてもかまわない
でも・・・でも・・・
私は、この子達の母として
プロヒーローのあの人の妻として、
この子達の、この家族の
平穏を取り戻さなくちゃいけない。
あの人がいつ帰ってきても、おかえりって言える様に
それが自己満足だと蔑まれようとも
罪滅ぼしだと信じて・・・
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緑谷「・・・・・・」
葉隠「今のところ怪しい動きはないね。」
尾白「ねぇ、葉隠さん。やっぱりプロヒーローに連絡したほうが・・・」
ショッピングモールにて絶賛尾行中の二人
尾白は渋っているが
葉隠「尾白くん!まだあの子が
葉隠の言っている事もあながち間違いではなくヒーローはあくまで個性を使用し犯罪を犯す敵が出現して始めて出動要請がかかる。
むやみに 個性を使用し疑わしきを罰していけばそれこそ敵と変わらない。
だからこそ抑止力として位置付け、何かあっても鎮圧迄で逮捕や取調は警察の権限に委ねて差別化を計っているのだ
だから凶悪な敵がいるかもしれないという理由だけではもしかしたら出動を見送られる可能性がある
葉隠「だからこそ私達ヒーロー科の学生の出番だよ!戦闘行為をするわけじゃないし何かあったらすぐプロヒーロー呼んで避難誘導の手伝いするだけだから大丈夫だよ。」
グッとサムズアップ・・・したような気がする葉隠
それを聞いてため息をついた尾白
尾白「わかったよ。でも俺がやばいって感じたらすぐ無理矢理でも連れて逃げるからね。」
葉隠「うん!頼りにしてるぜ、尾白くん!」
こうして緑谷と思わしき人物の尾行続いていく二人
しかし、二人の懸念は杞憂に思われるほど特に動きはなく、少年はアタッシュケース片手にウインドウショッピングに勤しむ。
尾白「・・・特になにもしないね。」
葉隠「ムムム、やっぱり人違いだったのかな。」
二人はひとまず物陰に退き、作戦会議を行っていた
尾白「まあ、なにもないことはいいことだけどね・・・てかそろそろ戻らないと集合時間間に合わなくなっちゃうよ。」
葉隠「ええっ!?もうそんな時間?」
買い物は概ね終了しているので実行していた尾行だったがこれ以上はクラスメイトに迷惑になってしまう。
葉隠「じゃあ、戻る前にお花摘んでくるからちょっと待ってて尾白くん。」
そう言って葉隠は御手洗いの方へ歩いていった。
尾白「・・・元気だな、葉隠さん。」
「まぁ、そこが彼女の良さでもあるんだけどね。」
尾白「ッ!?」
突然自分の独り言に入ってきた声
聞こえきた方へ振り向くと
尾白「緑谷・・・出久・・・。」
緑谷「フフッ、元クラスメイトなんだからフルネームで呼ばなくてもいいよ。」
先程思い過ごしだったと切り捨てた疑問が自ら最悪の答えを突きつけにやって来た
葉隠「ふぅ、お待たせ尾白くん。それじゃ皆の所に・・・あれ?尾白くん?」
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飯田「さて、みんな集合時間になったわけだが全員いるかい?」
邪魔にならぬようエントランスフロアの端に集まり点呼をとる1-A組一同
すると
障子「尾白と葉隠がいないな。」
瀬呂「ありゃ、珍しくね?」
峰田「なんだってーーーーーー!!」
飯田「フム、羽を伸ばすのは大切だが時間を守れなくてわ・・・」
腕を組みやれやれといった感じでため息をつく飯田すると、
峰田「あ・・・あいつらめ、まさか公衆の面前でイチャつくだけに飽きたらず、時間を忘れるくらい甘い時間を過ごしてるってのか!?許せん!今ごろ尾白の前のしっぽグハッ!」
葉隠が尾白を連れ出す所を一部始終目撃していた峰田が暴走しかけたが蛙水の強力な舌ビンタにより鎮圧された
そこに
「ごめーん、みんなー」
葉隠が足早に現れた
飯田「葉隠さん。たまの休日を楽しむことも重要だがもっと雄英生としての自覚を持ってだね・・・」
葉隠「わーっごめん、ごめん!」
飯田の長そうな説教が始まりそうなのを察し喰い気味に謝り倒す葉隠だったが
麗日「あれ、そういえば尾白くんは?
一緒におらんかったっけ?」
そこで他も尾白がいない事に気付く
葉隠「そうだ、尾白くん先にこっちに来てない?御手洗い行って帰ってきたら居なくなっていたんだよね。」
砂糖「いやこっちにもまだ来ていないが」
青山「彼がレディーを置いていくなんて美しくない事するとは思えないけどね☆
もちろん僕もレディーを大切に「~♪」」
突然携帯の着メロが鳴り響く
上鳴「おっと、俺だ。
って噂をすれば・・・っと、もしもし尾白?なにしてんだよ。葉隠もうこっちにいるしあとお前だけ・・・はぁ!?ちょっ・・・ちょっと待て、おい。」
耳郎「どうしたんだ?」
八百万「なにかあったのでしょうか?様子がおかしいですわ・・・」
上鳴「おい、おいってば!
・・・チクショウ!」
瀬呂「なんだ?どうかしたのか?」
上鳴は忌々しげに通話状態のスマホのスピーカーボタンを押してみんなに向けた
『ヤッホー、みんな元気にしてるかな。』
「「「「!!」」」」
スピーカー越しに聞こえてきたのは悪魔の第二楽章
『緑谷出久でーす。体育祭以来だね、みんな寂しくなかったかな?』
その旋律は卵達を飲み込まんと口を開けて襲いかかる
最近思ったこと・・・
ある日
そういえば今の遊戯王ってどんなデッキがあるんだろう?
スマホポチー
芝刈り不知火ライトロード
SR彼岸幻影騎士団
恐竜真竜皇竜星
・・・なんか某有名ラーメン点の注文みたい
くだらなくて申し訳ありませんでした。