そんななかでも読んで頂いたり、お気に入り登録や感想をくださる皆様には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございます。
それではどうぞ、
決着の時と同時に
シュウウウウウウ・・・
常闇の頭を潰そうとしていたモンスターは黒い塵となり消え去った
常闇「うぐぁ!」ドサッ
障子「常闇!?」
八百万「大丈夫ですか!?」
苦痛から解放され脱力し崩れる常闇
常闇「ああ、問題ない・・・。」
悪魔のような所業を凌ぎきり不安にさせまいと強がる
飯田「君も立派だったぞ!常闇君!」
その姿に頼もしさと尊敬の念を送る飯田
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
光の仮面「アガガガガ・・・」
蠍の毒に侵されもがく光の仮面
闇の仮面「ひ・・・光の仮面!!」
先程まで敗北の余韻により呆けていた闇の仮面が一目散に駆け寄り介抱する
闇緑谷『さてさて、2つ目のゲームもクリアだね。おめでとう峰田くん。』
峰田「お・・・おう。」
そんな二人をまるで歯牙にもかけず峰田に賞賛の言葉を送る緑谷の姿に絶句してしまう一同
壁が消え駆け寄ったもののなにも発する事が出来なかった。
それほどまでに衝撃だった
同い年でここまで非情な態度をとれる姿に改めて敵の恐ろしさを痛感していた。
闇の仮面「緑谷様!早く解毒剤を・・・
このままでは手遅れになってしまいます!」
必死に懇願する闇の仮面
近くには息も絶え絶えになった光の仮面が転がっていた
闇緑谷『解毒剤?
ないよ、そんなもの。』
「「「「「「ッ!!」」」」」」
その一言に闇の仮面のみならず1-Aメンバー達も息を飲んだ
闇緑谷『当たり前だろ。真剣勝負なんだから・・・
解毒剤があったら面白味に欠けるよ。』
蛙吹「・・・それは、あなたが何もリスクを負わないからでしょ。」
普段、冷静で物静かな彼女は普段と余り表情を変えず、しかし耐え難い怒りの視線を緑谷にぶつけていた
他のメンバーもその狂気に飲まれぬよう強い意思を秘めた目で睨みつける
そんなものに一切臆せず緑谷は続ける
闇緑谷『それに、このゲームはまだ終わっていない、まだ第3の試練が残っているだろ。』
飯田「な・・・人の命がかかっているのに、そんな事を言ってる場合じゃないだろ!」
飯田も説得に加わる
闇緑谷『へぇー、さっきまで命を奪おうとしていた相手を助けるんだ?流石はヒーローなんてものを目指してるだけあって上辺だけの優しさが上手いな~。』
切島「ヒーローとかじゃなくて、人として当たり前の事だろうが!」
熱血漢の切島が怒鳴った
闇緑谷『人として、ね。ガキの頃の"あいつ"に聞かせてやりたいよ。』
一瞬見せた憂い気な瞳、遠い過去に思いを馳せすぐに纏う空気が変わる
闇緑谷『でも一度始めたゲームはやりきらなくてはならない。それが出来なければどのみち僕の部下としては必要ない!我が野望達成に向けて足手まといはここで朽ちてもらう!』
非情な宣告を下す緑谷
切島「なっ・・・てめえ!!」
飯田「自分がなにを言っているかわかっているのか!?」
二人の説得に耳を貸さず緑谷はカードを取り出し二人にかざす
そこに
瀬呂「これ以上好きにさせねっての!」ビュオッ
パシッ シュルシュルシュルシュル
闇緑谷『なっ!?』
瀬呂がそのカードを個性で奪い発動を阻止した
八百万「もう遊びはおしまいです!大人しく尾白さんを返しなさい!」
八百万は自身の個性で想像した棍棒を緑谷に向けて通告する。
回りも臨戦態勢になる
逆転のカードを奪われ、二枚目を使う余裕も与えられそうにない窮地にあって
闇緑谷『・・・クククッ』
八百万「な・・・何がおかしいんですの!」
不適な笑みを浮かべた緑谷
闇緑谷『最高だぜ~!敵が罠にはまる瞬間ってのはよ!』
瀬呂「うわああああああああああああ!?」
全員の意識が瀬呂に向く、
見ると瀬呂の肘から先が無惨な変貌を遂げていた
口田「!!」クラッ
その見た目に思わず目眩がしてしまった口田
寄生虫パラサイド 星2 地属性 昆虫族
効果・リバース
このカードを相手のデッキに表向きで入れてシャッフルする。
相手がこのカードをドローしたときこのカードは相手フィールド上に表側守備表示で特殊召喚され、相手ライフに1000ポイントダメージを与える。その後、このカードがフィールド上表側表示で存在する限り、相手フィールド上表側表示で存在するモンスターは全て昆虫族になる
闇緑谷『本命はこっちだぁ!!』
ブオオォン
闇の仮面「み・・・緑谷様!?
なにを・・・!?
緑谷様!!
あああぁぁ・・・!!」
光の仮面「アガガ・・・」
その隙を見逃さす新たなカードをかざす緑谷
闇の仮面と光の仮面が黒い霧に飲み込まれていく
闇緑谷『黒白の贄を食らい、世界を混沌に塗りつぶさんとする純なる狂気!制圧せよ!
仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー』
二人の嘆きを呑み込み一つとなった黒い霧から現れた
四つ足の半人半獣型モンスター
ヘルレイザー「ウヴヴッ・・・ヴォオオオオオオオオ!!」
苦しげに呻いた後に発せられた咆哮
仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー 星8 闇属性 悪魔族
攻撃力 3200
守備力 1800
『仮面魔獣の儀式』により降臨
「ヴオッ、ヴオオッ・・・オオ!ッ」
周囲を見渡して標的として卵達を捉える
上鳴「嘘だろ!?なんだよ・・・これ・・・!?
ビキッ
麗日「人形がっ!?」
闇緑谷『第3の試練は単純明快!そいつを倒してみなぁ!もちろん人形も継続だぁ!!』
ブォン
ヘルレイザーの手にある得物が空気を切り裂きながら横薙ぎに襲ってくる
八百万「っ!!」
障子「貸せ!!」
ガキィィィン!
迫る凶刃を前に八百万から棍棒を奪い1-A組屈指のヒィジカルを持つ障子が迎え撃つ
障子「ヌグゥッ・・・グアアア!!」
八百万「障子さん!」
砂糖「ホアターーーー!!」
飯田「レシプロバーストーーー!!」
空しく競り負けた障子だがその後に生まれた隙に砂糖と飯田が個性により解放されたパワーを纏った拳と超加速からの蹴りをお見舞いするも・・・
ヘルレイザー「ウヴッ・・・オオオオオッ!!」
飯田/砂糖「ぐああああああああああああ!?」
一瞬ぐらつく程度で容易く振り払われてしまった
峰田「ヒイィィィ!」ポイッポイッポイッ
峰田が個性でもぎもぎを投げまくるも
ヘルレイザー「ヴァオウ!!」
再び得物を振られ風圧で吹き飛ばされてしまった
切島「チキショー!!」
上鳴「この人数で抑え込めないのかよ・・・!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
葉隠「瀬呂くん、大丈夫!?」
カードの力で寄生されてしまった瀬呂を安全な端に連れてきた葉隠と口田
瀬呂「ああ、痛みとかはないけど・・・こんなじゃ個性が使えねえ・・・
くそッ!これじゃ足手まといじゃねえか!」
葉隠「瀬呂くん・・・。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
闇緑谷『ホ~ラ、がんばれがんばれ
仲間が助けを求めてるぞ~。
それを助けるのがヒーローだろう?』
耳郞「このっ!?こいつ倒したら次はあんたひっぱたいてやるよ!!」
モンスターの後ろで朗々と語る緑谷に怒る耳郞だが緑谷の饒舌は止まらない
闇緑谷『ハハッ!楽しみにしてるよ耳郞ちゃ~ん!
それまでに何人犠牲になるかな?』
麗日「私達は誰もやれたりはせん!!」
蛙吹「そうよ!尾白くんを救ってあなたを目論みなんて全部潰して見せる!」
闇緑谷『へぇー、楽しみだけど、その幻想に囚われて希望を捨ててないって表情・・・イライラするな、あの二人から血祭りにあげてやれ!ヘルレイザー!!』
麗日/蛙吹「っ!!」
飯田「まずい!」
主の命に従い標的を絞ったヘルレイザーが二人に襲いかからんとしたその時
バンッ!
闇緑谷『なにィ!?』
突如開くはずのない扉が開き
「死ねや!
糞キモカイブツが!!」
BOOOOM!!
爆発がヘルレイザーを襲った
切島「来てくれたか!」
八百万「間に合ってくれましたのね・・・よかったですわ。」
闇緑谷『これはこれは、まさか僕がサプライズにかけられるとはね。びっくりだよ。』
その笑みは狂気を湛え歪んでいた
爆豪「クソデクがァ!ここで決着をつけてやるよ!!」
卵達の逆転の切り札が炸裂した。
正義の一太刀はいまここにその白刃を映し出した。