千年ロッドに選ばれた無個性少年   作:遊人

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現世と冥界の逆転

雄英高校にて行われた緊急記者会見

 

詰め掛けたメディアの質疑に答えるのまだ痛々しい包帯のとれていない担任プロヒーロー達だった

 

 

死柄木「・・・・・・ハハッ。」

 

 

その生中継をアジトから視聴する死柄木

 

死柄木「まったくザマァないなぁ!天下の雄英様もお前らのお陰で信用失墜だな、ハハハハッ」

 

轟「クッ・・・。」

 

爆豪「チクショウがぁ!」

 

愉快に目を細めて振り替える死柄木

 

拘束された2人は歯がゆく悪態をつくしか出来なかった

 

死柄木「さて、記者会見も始まった事だしこっちも準備出来次第始めるぞ。」

 

そう言って後ろのメンバーに声をかける死柄木

 

緑谷「ああっ、スピナーさん。

 

照明もっとこっち向けて。」

 

スピナー「こ、こうか?」

 

コンプレス「カメラの調子はっと・・・。」

 

トゥワイス「衣装ケース持ってきたぜ!」

 

荼毘「・・・もう一杯同じのをくれ。」

 

黒霧「始まる前に出来上がってしまいますよ?」

 

せっせとこれから始まる宴の準備に勤しむ中

 

マグネ「ほら、おめかしする前に挨拶しときましょ。」

 

トガ「ンフフ、今日の貴方達の処刑係をするトガヒミコです、よろしくお願いします!

 

処刑する前にたくさん切り刻んで(カッコよくして)から処刑してあげますね!」

 

興奮を必死に押し殺して丁寧に挨拶をするトガヒミコ

 

その後も刻々と準備が進み、記者会見も佳境に入ったところで

 

緑谷「そろそろ準備完了かな。」

 

死柄木「じゃあ、始めようか。俺らの新たなる時代の幕開けを示す歴史的撮影を!」

 

轟「むぐぐぐ!」

 

爆豪「ぐうーーー!!」

 

猿ぐつわを噛まされ言葉を発することの出来ない二人を尻目に死柄木より始まりが告げられる

 

しかしそれに水を差す声が響く

 

「どーも、ピザーラ神野店でーす。」

 

荼毘「・・・ピザなんて頼んだっけか?」

 

荼毘が気の抜けた質問を投げ掛けた次の瞬間

 

扉は木っ端微塵に破壊されそこから雪崩れ込んで来たのは

 

「先制必縛!ウルシ鎖牢!」

 

「逸んなよ!」

 

ドタドタドタ

 

「もう逃げられんぞ敵連合!!

 

なぜって?

 

我々が来た!!」

 

 

死柄木「オール・・・マイトッ!!」ギリッ

 

まさに一瞬の出来事だった

 

シンリンカムイの個性で全員拘束され火を扱う個性の荼毘はグラントリノにより気を失っていた

 

更に・・・。

 

 

死柄木「くそっ、新たな時代を前にして終われるか!

 

黒霧ありったけ持ってこい!」

 

黒霧「申し訳ありません死柄木弔。

 

所定の位置ある筈の脳無がない・・・。」

 

オールマイト「やはり青二才だったようだな!

 

貴様は舐めすぎたのだよ!

 

プロヒーローの力を!

 

警察のたゆまぬ捜査を!

 

我々の怒りを!」

 

既にプロヒーロー達は脳無の格納庫についても気づいており別動隊のプロヒーロー達を派遣し制圧及び拉致されたラグドールの救出を成功していたのだ

 

 

拘束され動けない敵連合

 

その間に爆豪と轟はオールマイトにより救出され、やっと自由を取り戻した

 

オールマイト「さあ、もう大丈夫だ。

 

助けるのが遅れてしまい申し訳なかった!

 

かわいい教え子達をこんな命の危機にさらしてしまって私は自分が許せないよ!」

 

オールマイトは申し訳なさそうに二人に言葉を述べるとすぐに怒りの表情になり死柄木率いる敵連合にその鋭い視線を送る

 

「さあ死柄木弔!

 

貴様のお遊びもここまでだ!

 

言え!貴様の裏で糸を引いている()はどこにいる!?」

 

死柄木「黒き・・・!?」

 

黒霧の個性を使い脱出を試みるもそんな事を許すわけもなくエッジシットにより黒霧は気絶してしまった

 

死柄木「くそ、くそくそくそ!

 

あともう少しだってのに‼️

 

てめぇらはことごとく邪魔しやがって!」

 

オールマイト「死柄木!!」

 

死柄木「お前が!

 

嫌いだ!!」

 

「・・・うぇぇ!?」バシャバシャ

 

死柄木の魂からの言葉を皮切りに敵連合のメンバーの口から臭気を伴ったヘドロの様なものが吐き出される

 

さらに・・・

 

 

爆豪「なっ!?」バシャバシャ

 

轟「うぐっ!?」バシャバシャ

 

二人の口からも同様のものが溢れだした

 

ヘドロは止まることなく吐き出した者達を飲み込み姿を消してしまった

 

それと入れ替わるように

 

シンリンカムイ「なっ、何が起こっている!?

 

どうしてここに脳無が現れるんだ!」

 

オールマイト「ジーニスト!格納庫で何が起きた!ジーニスト!?」

 

『まったく、相変わらず無粋な奴だよ。お前は・・・。』

 

オールマイトそして近くで漏れてきた声を聞いたグラントリノに戦慄が走る

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

時は少し遡り格納庫制圧完了直後

 

そこは一瞬にして地獄と化していた

 

格納庫制圧に選りすぐりの精鋭達で構成された別動隊のプロヒーロー達が皆傷つき倒れ伏していた

 

ジーニスト「ガハッ、き・・・貴様が黒幕か!!」

 

仰向けに倒れながら上半身を必死にお越し地獄を作り出した元凶を睨む

 

???「まったく、弔は今大事な時期なんだ。

 

もっとデリケートに扱わなくてはならぬというのに、」

 

苛立ちながら足を上げそのまま倒れているジーニストの無防備な腹に踏み落とす

 

ジーニスト「ゴハッ!」

 

堪らず血をまぶして息を吐き出すジーニスト

 

すると

 

『ジーニスト!格納庫で何が起きた!ジーニスト!?』

 

通信用に耳に入れていたのであろう端末から声が漏れてくる

 

巨悪はその端末を奪い取り自らの耳に入れる

 

「まったく、相変わらず無粋な奴だよ。お前は・・・。

 

ああ、そうだよ。

 

僕がいる、君にはこれだけ伝えておけば十分だろ?」

 

バキッ

 

自らの話したいことは全て話終えたのかおもむろに耳から端末を取り出し握り潰してしまった

 

ジーニスト「ま・・・まさか、貴様が・・・!?」

 

???「おっと自己紹介がまだだったね、僕としたことが失敬、失敬。

 

僕の名前はオールフォーワン。

 

以後よろしく。」

 

顔はマスクで大部分が覆われている為判別できないが声色から柔和な雰囲気が漂ってくる

 

そんな男がこの惨状を産み出したというギャップに愕然とするジーニスト

 

オールフォーワン「さーてと、彼らの為に少し僕も動こうかね。」

 

遂に動き出した黒幕

 

その手が作り出すのは希望か絶望か・・・

 

 

 

 

 

 

 

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