えっ?待ってる訳無い?…
とりあえずどうぞ!
私立ガンブレ学園……ガンプラの制作、及びガンプラバトルに特化した人材教育を目的とした大規模学園都市の一翼を担う学園である。生徒達は皆、ガンプラを愛し、切磋琢磨することでその技術と精神を磨き上げる。
言語や文化の壁を越え、ガンプラが世界中の人々に愛されるようになった今日において、この学園都市における成果が日本の未来を占うと言っても過言ではない。
この学園は広大な敷地に建てられており、最新鋭の設備が導入することによってガンプラ界の次代を担う有望な人材を育て上げようというまさに先進的な学園だ。
その学園にも『入学式』はやってくる…新たに通う少年少女達は期待や不安を胸にこの日を向かえるのだ。
少年少女達の物語が今始まる。
四月一日、桜舞う私立ガンブレ学園の正門を歩む1人の少年は今日と云う日に若干興奮を覚えながら講堂に向かっていた。
「えっ…まさか、たっくん?」
気分が急降下するような感覚を覚えながら、自身のあだ名の一つを言い放った存在は一言で表すなら美少女であった。
大和撫子の見た目やポニーテールに纏めた艶髪に純白の制服を纏った少女は、少年の反応に驚愕しながらも嬉しそうにしていた。
「そのあだ名を知ってるって事は…小学校以来だな…茜」
「!?…たっくん、覚えていてくれたんだ。」
一瞬顔をしかめたものの、懐かしい人物に再開した喜びからか互いに笑っていた。
「当たり前だろ…まぁ、雪村さんも綺麗になってまぁ。」
「って…何で名字呼び!?…まさか怒ってるよね?」
不貞腐れた風を装った巧の発言に驚愕する茜だったが、互いに我慢出来ずに笑いあう。
「冗談だ…っと、そろそろ入学式始まるから…一緒に行くか?」
「う、うん…一緒に行こっか」
互いに時間を確認仕合ながら、急いで講堂に向かう二人を祝福するかの様に桜の花が舞っていた。
入学式も終わり…クラス分けの張り出してある廊下では、一喜一憂の声が響き渡る。
「っと…おおっ、茜と同じクラスか」
「本当だ…じゃあ、改めて宜しくね巧君」
一応幼なじみだが、分別のしっかりしてる二人であった。
「失礼…ちょっと確認させて貰えるかな?」
「ん?…ああ、悪い…邪魔したな」
後ろから声を掛けられ、一瞥すると金髪の目立った少年からであり巧と茜は場を退く。
「有り難う…ふむ、因みに君達の名前はっと失礼!…私はサカキ シモンと言う」
「律儀だな、あんた…俺は相羽…相羽 巧」
「私は、雪村 茜って言います…ってサカキ君も私達と同じみたいだね」
互いに軽い自己紹介がてらに話ながら、三人とも楽しそうに自分達のクラスに移動していった。
此処まで有り難うございます!