だいぶ遅くなって申し訳ありません(゜゜;)
戦場に選ばれたのは月面基地…広大なフィールドを誇り、コロニーの残骸や地下施設が目立つステージだ。
そのステージにイオリのガンダム試作一号機とアカネのイージスガンダムが投影される。
「イオリちゃん…一号機は溺れないよね?」
『やめて頂戴…縁起でも無いんだから』
アカネからの通信に苦笑を浮かべながら返信するイオリ…まぁ、原作そのままなら懸念すべき事項だがら判らない訳じゃないらしい。
「大丈夫なら…良いけどって来たみたいだね…」
『そうね…それなら、フフフッ…!』
そうこうしてる内に、ジムやザク等の量産機が出現する中、突如不気味な笑い声を挙げるイオリにアカネや観戦していた生徒達は困惑の表情を浮かべる。
「えっと…イオリちゃん?…『さあ、バトル開始よ!破壊して蹂躙してあげる!』ってちょっと!?」
嬉々とした表情を浮かべるイオリに通信したアカネだが、それに構わずに敵機に突貫するイオリに驚愕した声をあげるアカネだった。
「と、とりあえず私も戦わないと…!」
とは言え、呆けている暇は無いのだ…アカネも気を取り直してイージスを敵機に向けて駆ける。
「ユキっち…何かスケーターみたいで…綺麗…」
「コウラさんもだけど、ユキムラさんも凄いよ…」
まるで駆け抜ける嵐の如く敵機を蹂躙するイオリの一号機と対照的に、アカネのイージスはまるでフィギュアスケーターの様にビームや実弾を避けながら的確なライフル射撃や脚部ビームサーベルを駆使して敵機を撃破していく。
「ん~やっぱりイージスのライフルは取り回しが悪いかも…ん?あれは、ザクのマシンガン…」
当の本人は、イージスのライフルの取り回しの悪さに辟易しながらもザクのマシンガンを発見と同時に回収する。
『うふふ…あはは!!…最高だわ!』
「イオリちゃんはあんな感じだけと…しっかり周囲の把握出来てるみたい…」
相変わらすのハイテンションのイオリだが、しっかりと周囲の把握出来てる点に関心するアカネ。
そんなイオリにアカネはイージスのライフルをあろう事か投げ渡して来た。
『…アカネ?どういうつもりかしら…ってザクマシンガンですって!?』
「やっぱり私は、ライフルよりマシンガンの方が使い勝手良いと思うからね!」
ライフルを受け取ったイオリは疑問に思いながらアカネの方に目を向けると、ザクマシンガンに換装しながら敵機を撃破していくアカネに驚愕する。
『!?…どうやら大物みたいね!!』
ある程度の敵機を撃破した二人の前に投影される機体…PGストライクフリーダムガンダムが出現する。
『さあ…どうやって破壊しようかしら?』
「フリーダム?…」
『アカネ?…どうしたの…!?』
「フリーダム…フリーダムゥゥゥ!!」
どの様に破壊するか思案するイオリに対して、突如ストライクフリーダムを確認して一端沈黙するアカネ。
確認の為に通信を入れるイオリだが、その瞬間にまるで衝撃の名を冠したガンダムのパイロットの如くストライクフリーダムに突貫するアカネだった。
『な、何なのアレ!?…とりあえず援護するわ!』
「ユキっちの目…何かハイライト消えてない!?」
(嗚呼、やっぱりこうなるか)
驚きながら援護に移るイオリやチナツを含めた生徒達が困惑するなか、タクミだけは諦感とこうなる事が判ってた表情を浮かべる。
「タクミ、後で説明出来るな?」
「判った…一応本人も交えてなってもうそろそろかな…」
そのタクミに何かを知ってると感じたシモンは、説明を求めるとタクミも了承しながらモニターに視線を向ける。
「こいつ…こいつだけは!」
『アカネ!…何て動きなの…最高じゃない!』
ストライクフリーダムの攻撃を華麗に回避し、反撃するイージスの動きに賞賛しながら一号機のマシンガンとライフルの一斉射撃で援護するイオリ。
『アカネ!一緒に決めるわよ!』
「イオリ?…うん、お願い!」
一号機の一斉射撃にストライクフリーダムは膝を着いたのを見計らい、イオリはアカネに一緒に決めようと通信を入れる。若干冷静さを取り戻したアカネもイオリの狙いに少々戸惑いながらも了承する。
「『これで…終わり!』」
同時に飛び出した一号機とイージスのビームサーベルがストライクフリーダムの腹部…カリドゥスの発射口に突き刺さる。
二機が離脱し…着地した瞬間にストライクフリーダムは爆発すると同時にバトルの終了を告げる。
「ふうっ…良いバトルだったわね…アカネ?」
「うわぁ…またあの状態に…」
晴々とした表情のイオリに対して、明らかに落ち込んでいるアカネ…無意識と意識に残ってるのの差なのだろう。
シュミレーターから降りた二人は他の生徒の雰囲気が変わってる事に気付きつつ、皆と合流する。
「ううっ、お見苦しい所を見せちゃった。」
「で?…タクミは知ってた様だが、彼女は一体何であんな状態になるんだ?」
「まぁ、俺とアカネは幼馴染みだがな…アカネの使うガンプラってイージスやセイバーな訳で…後は判るだろ?」
アカネがかなり落ち込んでる傍で、先程の質問をするシモンに応えるタクミも余り乗り気で無い表情をみせる。
「成る程…要するにフリーダムの原作再現を狙う輩に絡まれたって事かしら?」
「う、うん…余りに粘着するから、思い切ってバトルしてたら今日みたいな感じに…」
察したイオリに、アカネも気落ちしながら答える。
「まぁ、今は此処までな…所でシモン…ちょっと良いか?」
「ん?タクミ、どうした?」
「今回はさ…協力でバトルしたけどさ、今度は自分達のオリジナルガンプラでバトルをな…何時かしようって宣戦布告な…」
「!?…そうきたか、ならこのサカキ・シモンも受けて立とう!…何時か必ずな…」
一先ず切り上げたタクミはシモンに対してオリジナルガンプラでの対決を宣戦布告し、シモンも快く応じる…周りからは青春だねとの声が響く中穏やかに時間が過ぎていく。
『はぁ…こんなものかい?僕を楽しませてくれないかな?』
「うわぁ!?…俺の機体が…」
場面は変わって、生徒会長とこの学園に転入してきた生徒のバトルなのだが…ガンダムバエルをベースにしたガンプラが、生徒会長のフリーダムベースのガンプラを圧倒する光景が繰り広げられる。
この日を境に少しずつだが、確実に学園が歪み始めるのをまだ誰も知り得ないだろう。
出来れば、感想頂けたら幸いです。
此処までお付き合い頂きありがとうございます。