緋扇邸のオオカミくん   作:アニアス

30 / 58
今回はオリジナル回です。
最新刊の表紙に紫音が出た時はスゲェ嬉しかったです!


第29話 大喧嘩

~ゆらぎ荘~ 午後2時

 

湯煙温泉郷フェスも無事に終わった数日後、ゆらぎ荘は少しだけ騒がしかった。

 

 

かるら「秋宗貴様!!何故妾にフェスのことを黙っておったのじゃ!?妾も見に行きたかったのじゃぞ!!」

 

 

大広間の机を挟み、かるらは秋宗に説教をしており怒られている秋宗は面倒くさそうに聞いていた。

 

幽奈たちのフェスがネットで話題になり、偶然にもかるらがそれを見つけてフェスのことなどまったく話していなかった秋宗に説教してやろうと思いゆらぎ荘まで赴いたのである。

ちなみにマトラも来ているが、今は呑子の部屋で漫画制作の手伝いをしている。

 

何故秋宗がかるらにフェスのことを黙っていたのかというと、

 

 

秋宗「だってお嬢にフェスのこと言ったら『妾もコガラシ殿と共に出るぞ!!』って言いそうだったから。仮に出ないって約束しても我慢できずに乱入しそうだしよ」

 

 

コガラシにまっしぐらのかるらのことを考えたら何かしでかすと思ったため、秋宗は言おうにも言えずにいた。

 

 

かるら「貴様というヤツは・・・!!」

 

仲居さん「まぁまぁかるらさん、秋宗くんだって悪気があった訳ではなかったのですから」(コトッ

 

 

怒り心頭のかるらと秋宗の前に仲居さんはお茶が入った湯飲みを置いて落ち着かせようとした。

 

すると、

 

 

スッ

 

 

コガラシ「緋扇、お前の怒鳴り声がそこまで聞こえてたぞ」

 

幽奈「もう許してあげましょうよぉ」

 

狭霧「はっきり言ってうるさいぞ、説教なら余所でやってくれ」

 

 

襖が開きコガラシと幽奈と狭霧が入って来てかるらに説教をやめさせるように言ってきた。

 

 

かるら「すまぬがコガラシ殿、今回ばかりはこの馬鹿にきつく言うとかねば気が済まぬのじゃ!」

 

秋宗「誰が馬鹿だ・・・」

 

 

かるらに馬鹿と言われたもののそこまでイラつかなかったため、秋宗は適当に聞き流して早く終わってくれないかと思っていた。

 

 

かるら「それにこゆずから聞いたぞ秋宗、貴様アイドルのおなごたちに身体を触られたそうじゃのう?」

 

秋宗「・・・こゆずのやつ、余計なことを言いやがって」

 

かるら「どうせおなごに身体を触られて鼻の下伸ばしてデレデレしとったのじゃろ?この変態オオカミめが!」

 

秋宗「・・・あ?」(ピキッ

 

 

かるらから自身のプライドを傷つけられる発言をされた秋宗はでこに血管筋が浮かび上がりかるらを睨みつけた。

確かにトゥインクルスに身体を触られたことは事実だが、決して鼻の下など伸ばしておらずましてや変態と言われたため、秋宗はプライドを傷つけられ黙らずにはいられなかった。

 

 

秋宗「そういうお嬢こそ、相変わらずコガラシのストーキングを続けてるみてぇだな?どうせ涎垂らしてハァハァ言ってるんだろ?このストーカー天狗!」

 

かるら「・・・は?」(ピキッ

 

 

秋宗から反論されて自分の悪口を言われたかるらは睨みを更に強めた。

2人のギスギスとした空気が大広間中に漂っており、コガラシたちも呑まれそうになっていた。

 

 

仲居さん「もう秋宗くん!かるらさんも!いい加減仲直りして下さいよ!」

 

 

仲居さんは何とかして2人を仲直りさせようと説得するが、秋宗もかるらも聞く耳もたずの状態である。

 

 

秋宗「止めないで下さい仲居さん、コイツは俺のプライドを傷つけたんですよ。このまま引き下がる訳には・・・!」

 

 

その時、

 

 

バシャァッ!!

 

 

秋宗「!?」

 

 

突然秋宗の顔に何かが掛かって顔がビチョビチョになってしまった。

何事かと確認すると、目の前に座っていたかるらがお茶が入っていない湯飲みをこちらに向けていた。

 

 

かるら「あぁ~すまんのぉ秋宗。うっかり手が滑ってしもうたわ」(ニヤリ

 

幽奈「絶対わざとですよね!?」

 

 

不適にかるらが笑っており、幽奈をはじめコガラシと狭霧もわざとお茶を掛けたと確信した。

更にお茶は淹れたばかりでまだ湯気が立っていたため、

 

 

秋宗「熱ゥゥゥゥゥゥ!!」(バタバタ!

 

 

秋宗は顔に掛かったお茶の熱さに手で顔を覆いその場で転げ回って叫んでしまう。

 

 

かるら「フハハハ!!妾に歯向かった報いを受けるがいいわ!!」

 

秋宗「テメェ・・・!!そっちがその気なら俺だって・・・!!」(ガンッ

 

 

嘲笑っているかるらを見て頭にきた秋宗は転げ回りながら湯飲みを蹴飛ばし、

 

 

バシャァッ!!

 

 

湯飲みがかるらの方へ飛んで行き入っていたお茶がかるらの顔に掛かり、

 

 

かるら「ぎゃぁぁぁ!!顔がぁぁぁ!!」

 

 

お茶の熱さにかるらは秋宗と同様、手で顔を押さえて叫んでしまう。

 

 

秋宗「ザマァ見ろお嬢!悪いことすると必ずこうなんだよ!!」

 

かるら「貴様ぁ!!もう許さぁん!!」(バッ

 

 

かるらは秋宗に飛びかかり2人の喧嘩が始まってしまった。

 

 

コガラシ「やめろお前ら!」

 

幽奈「あわわわ!どど、どうしましょう!?」

 

狭霧「いいに加減しないか!」

 

仲居さん「秋宗くん!かるらさん!取り敢えず落ち着きましょうよ!」

 

 

コガラシたちが必死になって秋宗とかるらの喧嘩を止めようとするが一向に止まらず寧ろヒートアップしていくばかりである。

 

 

呑子「一体何の騒ぎなのぉ?」

 

マトラ「おひいさん!?秋宗!?何やってんだよ!?」

 

雲雀「えぇ!?何であの2人が喧嘩してるの!?」

 

夜々「喧嘩ダメ!」

 

こゆず「やめなよ秋宗くん!かるらちゃん!」

 

 

騒ぎを聞き付けたみんなは何事かと思い大広間へ集まると秋宗とかるらが喧嘩をしていたため驚いてしまう。

 

 

秋宗「この野郎~!!」

 

かるら「絶対許さんぞ!!」

 

 

かるらは秋宗に馬乗りになり秋宗の鼻を摘まんで引っ張り、秋宗はかるらの頬を左右から摘まみ引っ張っていた。

 

 

幽奈「誰かぁ!あのお二方を止めて下さぁい!」

 

 

思わず幽奈は2人が仲直りして下さいかと願うように叫んだ。

その幽奈の願いが届いたかのように突如大広間の空間に黒い水面のようなものが現れ中から朧が出てきた。

 

 

朧「む?どうしたみんな?こんなところで集まって?」

 

仲居さん「あっ、朧さん!」

 

 

朧はかるらのように転送術を使えるため自由自在にいろんな場所を行き来できるのである。

 

 

朧「一体何がどうなっている?何故緋扇と西条が喧嘩をしているのだ?」

 

 

朧は取っ組み合いをしている秋宗とかるらを見ながらどういうことなのかと質問した。

 

 

コガラシ「話せば長くなるんだが・・・」

 

朧「まぁいい、取り敢えずあの2人を止めるぞ」

 

 

コガラシが説明しようとしたが、朧は秋宗とかるらの元へ歩いて行った。

 

 

朧「やめないかお前ら、みっともないぞ」

 

秋宗「止めるな朧!俺はお嬢を叩きのめさねぇといけねぇんだ!」

 

かるら「邪魔立てするならば其方とて容赦せんぞ朧!」

 

 

朧が仲裁に入ろうとはするが、秋宗とかるらは聞く耳持たずの状態である。

今2人を止めてしまえば返り討ちにあってしまうだろう。

 

 

朧「・・・どうやら大人しくする気はなさそうだな。仕方ない、後は任せるしかないようだな」

 

 

朧は開いたままの転送門の方を見た。

みんなは誰か出てくるのかと転送門を見ると、

 

 

???「ハ~イ!マッカセテ~!」

 

 

門の奥から女性の声が聞こえてきた。

みんなはどういう訳かその声に聞き覚えがあり、秋宗とかるらの顔は青ざめていた。

 

 

秋宗「こ、この声は!?」

 

かるら「ま、まさか!?」

 

 

秋宗とかるらがある人物を予想したと同時に門から女性が出てきた。

その人物は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーレ「ミンナ~!久シブリネ~!」

 

 

秋宗の母親であるマーレだった。

マーレは久しぶりに会えたコガラシたちに笑顔で挨拶した。

 

 

幽奈「マーレさん!?」

 

コガラシ「どうしてここにいるんスか!?」

 

朧「駅で偶然会ってな、ゆらぎ荘へ連れて来たんだ」

 

 

マーレがここにいることに驚いているコガラシたちに朧は経緯を説明した。

 

 

マーレ「モウ一回アキムネに会イに来タンダケド、ナンカカルラと喧嘩シテルミタイネェ」

 

 

マーレがチラリと秋宗とかるらに視線を向けると、2人は窓からこっそり逃げ出そうとしていた。

そうはさせまいとマーレは一瞬で2人の背後へ立ち、

 

 

ガシッ

 

 

マーレ「2人トモ?ドコに行クノ?」

 

秋宗・かるら『!!』(ビクッ

 

 

秋宗とかるらを逃がさないように肩を掴み、2人は思わず肩が上がってしまう。

2人は恐る恐る振り向くと、笑顔なのだが目が笑っておらず後ろに阿修羅の幻影が立っているマーレがいた。

 

 

秋宗「待って母さん!これには訳が!」

 

かるら「おば上殿!どうかお聞きください!」

 

 

秋宗とかるらは顔を青ざめながらも必死にマーレを説得しようとした。

 

 

マーレ「・・・別に喧嘩をスルコトは悪イコトジャナイワヨ。ワタシダッテナツキと喧嘩スルコトモアルワ」

 

 

しかし、マーレは2人が喧嘩をしていたことに怒っていなかったのだが、

 

 

マーレ「デモソノ喧嘩で周リに迷惑を掛ケテイイッテ訳ジャナイノヨ」(ゴゴゴゴ

 

 

2人が見境なく喧嘩をしたことに怒っており、笑顔だった顔も険しくなっていた。

 

大広間は机もひっくり返り、畳にはお茶が零れ、更には襖までもが外れていた。

秋宗とかるらの喧嘩がいかに惨状なものなのか物語っていた。

 

 

マーレ「ネェ、チョット10分ダケ部屋を出テクレナイ?少シコノ2人にオ説教スルカラ」

 

仲居さん「・・・分かりました。では皆さん、一旦出ましょうか」

 

 

仲居さんはお説教をマーレに任せてコガラシたちと一緒に大広間から出て行こうとした。

 

 

かるら「マトラ!何とかおば上殿を説得しとくれ!」

 

秋宗「姐さん助けてぇ!」

 

 

かるらと秋宗は幼なじみのマトラに助けを求めたが、マトラは2人を見て、

 

 

マトラ「わりぃおひいさん、秋宗。アタシまだ死にたくねぇ・・・」

 

 

哀れみの視線を向けて謝りながら大広間を出て行った。

 

 

かるら「マトラァ!!」

 

秋宗「姐さぁん!!」

 

 

そんな2人の叫びも虚しく響きコガラシたちは大広間を後にした。

今大広間にいるのは秋宗とかるら、そしてマーレの3人だけになった。

 

 

マーレ「ジャア2人トモ、オ説教を始メマショッカ!」

 

 

マーレは秋宗とかるらの前に立ち説教を始めようとした。

秋宗とかるらは涙目になりブルブルと震えてしまい、そして、

 

 

『ギャァァァァァァァァァァァァ!!!!』

 

 

ゆらぎ荘に2人の悲鳴が響いた。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

そして20分後、

 

 

ガラララッ

 

 

千紗希「こんにちは~!」

 

紫音「お邪魔するッス!」

 

 

何も知らずゆらぎ荘へ遊びに来た千紗希と紫音は玄関の扉を開けて出迎えてくれた夜々とこゆずに挨拶した。

 

 

こゆず「いらっしゃい千紗希ちゃん!」

 

夜々「紫音もようこそ」

 

 

互いに挨拶を済ませた4人は中へ入って行った。

 

 

千紗希「今日はクッキー焼いてきたから一緒に食べようね!」

 

こゆず「わーい!ありがとう千紗希ちゃん!」

 

 

千紗希とこゆずが仲良く話していると、紫音が夜々にあることを聞いた。

 

 

紫音「あの、夜々っち。秋宗兄さんはいるッスか?」

 

夜々「・・・秋宗ならいるけど」

 

紫音「そ、そうッスか///」(今日は秋宗兄さんにガンガン攻めてみるッスよ!)

 

 

秋宗に好意を抱いている紫音は今日、秋宗に積極的に攻めていこうと計画しているのである。

 

 

夜々「でも今の秋宗は元気がないかも」

 

紫音「えっ?」

 

 

夜々から秋宗の現状を聞いた紫音と千紗希は少し驚いてしまう。

 

 

千紗希「西条くん、具合でも悪いの?」

 

こゆず「う~ん、具合が悪いっていうよりは、なんて言ったらいいのかな?」

 

夜々「取り敢えず見れば分かる」

 

 

夜々が大広間の襖を開けるとそこには、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋宗「あぁ、宮崎に紫音か・・・」

 

かるら「2人とも、遊びに来とったのか・・・」

 

 

秋宗とかるらが散らかっている大広間の片付けをしていた。

千紗希と紫音は散らかっている大広間よりも2人の様子を見て唖然となってしまった。

 

秋宗とかるらの頭には大きなタンコブができており、更には元気がなく心なしか窶れているようにも見えていた。

 

 

コガラシ「おう宮崎、轟も遊び来てたのか」

 

 

すると廊下からコガラシと幽奈が歩いて来て千紗希たちに声を掛けた。

 

 

千紗希「コガラシくん、幽奈さん。これって一体?」

 

紫音「あの2人に何があったんスか!?」

 

 

秋宗とかるらの状態を見て心配になった千紗希と紫音はコガラシたちに聞いてみた。

 

 

コガラシ「・・・まぁなんだ、自業自得ってヤツだ」

 

幽奈「お二人には気の毒ですけど・・・」

 

 

コガラシと幽奈は窶れている秋宗とかるらに哀れみの視線を向けて気まずそうに答えた。

 

その時、

 

 

 

マーレ「アラ~チサキジャナ~イ!久シブリ~!」(ギュッ

 

 

 

マーレが千紗希の後ろから抱きついて元気よく挨拶をした。

突然のことに千紗希は驚いて抱きついてきた相手を確認すると更に驚いてしまう。

 

 

 

千紗希「マーレさん!?日本に来てたんですか!?」

 

マーレ「ソウヨ~。ソレニシテモマタ大キクナッタンジャナイ?コレはGイッテルカモ」(モミモミ

 

千紗希「ちょっ!?///マーレさん!///」

 

 

マーレは千紗希の胸を揉んで大きさを確認して千紗希は顔を赤くしてしまう。

紫音はマーレと初めて会うため、いきなり現れた外人に驚いてしまう。

 

 

紫音「・・・誰ッスか?あの金髪外国人は?」

 

夜々「秋宗のお母さん」

 

こゆず「アメリカの会社の社長なんだって」

 

紫音の質問に夜々とこゆずが答えた。

 

 

紫音「えぇ!?秋宗兄さんのお母さん!?」

 

マーレ「んん?」

 

 

紫音が驚いたと同時にマーレは千紗希の隣に紫音がいることに気付いた。

数秒間、紫音をジーッと見たマーレは、

 

 

マーレ「・・・カッ、可愛イ~!!」(ギュッ

 

紫音「うおぉっ!?」

 

 

紫音の顔を自分の豊満な胸に押し付けるように抱きしめた。

 

 

マーレ「何ナノコノ子!?スゴいカワイイ!ペットにシタイワ~!」

 

紫音「く、苦しい・・・!」

 

幽奈「マーレさん!紫音さんが苦しそうですよ!」

 

マーレ「アラ、ゴメンネ。カワイカッタカラツイ」

 

 

幽奈に言われてマーレは紫音に謝りながら彼女を話した。

解放された紫音は息を整えながら改めてマーレを見た。

 

 

紫音(この人が秋宗兄さんのお母さんッスか・・・。滅茶苦茶美人ッスね!)

 

 

紫音はマーレの綺麗な肌に整った髪などに思わず見とれてしまう。

 

すると、

 

 

秋宗「あの、母さん・・・」

 

かるら「掃除を終えました・・・」

 

 

大広間の掃除を終えた秋宗とかるらがマーレの元へ行き報告をした。

マーレが大広間を見渡すと机も元の位置に置かれ、お茶が零れた畳も綺麗になり、外れた襖も元通りでまるで大掃除を終えたかのようにピカピカになっていた。

 

 

マーレ「・・・ウン!チャントキレイにナッテルワネ!モウ周リに迷惑を掛ケタラダメヨ?」

 

秋宗・かるら『はい・・・』

 

 

マーレに言われて秋宗とかるらは説教と掃除の疲れが溜まった声で返事をした。

 

 

コガラシ「もう喧嘩すんなよ?」

 

千紗希「えっ?緋扇さんと西条くん喧嘩したの?」

 

幽奈「そうなんですよぉ~」

 

こゆず「もう凄かったんだよ」

 

夜々「マーレさんがいなかったらどうなってたか」

 

紫音「だからあんなに散らかってたんスね」

 

 

コガラシたちから訳を聞いた千紗希と紫音は2人が疲れている理由を察した。

 

 

秋宗「・・・コガラシ、迷惑かけて悪かったな」

 

かるら「本当に済まなかったのじゃ・・・」

 

 

すると、秋宗とかるらがコガラシたちに頭を下げて謝罪をした。

 

それを見たコガラシは、

 

 

コガラシ「・・・お前ら、謝る相手を間違ってるぞ」

 

秋宗・かるら『えっ?』

 

 

呆れた表情になってしまい、秋宗とかるらは思わず頭を上げてしまう。

仲居さんたちには先程謝ったため残っているのはコガラシたちだけだったのだが、まだ謝っていない相手がいるのかと秋宗は顎に手を当てて考えた。

 

 

秋宗「・・・・・あっ」

 

 

秋宗はあと1人に謝っていないことに気がつき、かるらも同じように気がついた。

そして秋宗とかるらは向き合って、

 

 

秋宗「ごめんお嬢、さっきは言い過ぎた」

 

かるら「妾こそ、そなたに酷いことを言うてしもうた。許してくれ」

 

 

互いに喧嘩をした相手に謝罪をして仲直りをした。

 

 

マーレ「ウンウン!2人トモチャント仲直リデキタネ!偉イ偉イ!」(なでなで

 

 

 

マーレは仲直りをした2人の頭を撫でて優しく微笑んだ。

それにつられて秋宗とかるらも思わず笑みを溢してしまう。

 

 

 

紫音「じゃあお二人とも仲直りできたようですし!千紗希姐さんのクッキーでも食べましょうよ!」

 

 

 

紫音が場を仕切りコガラシたちは大広間で千紗希の手作りクッキーを食べることになった。

こうしてゆらぎ荘の大騒動は無事に秋宗とかるらが仲直りをしたことにより幕を閉じた。

 

 

 




ご感想の程、よろしくお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。