緋扇邸のオオカミくん   作:アニアス

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第7話 こゆずの秘策

緋扇邸にて、コガラシを探していたこゆずと千紗希。

しかし、運悪く秋宗の部屋に入ってしまった。

 

 

秋宗「まぁ勝手に人の部屋に入ったことは一先ず置いておくとしよう。まさかお前ら二人まで来るとはな」

 

 

秋宗は眼光を鋭くしながら二人を睨み付けている。

コガラシ救出にゆらぎ荘の何人か来ることは予想出来たが、まさかこゆずと千紗希の二人までも来るとは流石に予想外だったようである。

 

そして椅子に縛られたコガラシも驚いていた。

 

 

コガラシ「お前ら!なんでここに!?」

 

こゆず「コガラシくんを助けに来たんだよ!」

 

千紗希「私だけじゃないよ!冬空くんのために、幽奈さんも!夜々さんも!狭霧さんも!雲雀さんも来てるんだよ!」

 

秋宗「なるほど、つまり6人で来たって訳か」

 

 

千紗希のセリフから合計で6人、この緋扇邸に侵入していると秋宗は断定した。

 

コガラシは二人をここから逃がそうと必死に説得を始めた。

 

 

コガラシ「二人とも早く逃げろ!!西条頼む!二人に手を出すな!!」

 

秋宗「悪いコガラシ、その頼みは聞けないな。こいつらはもう侵入してしまってるんだ。俺は用心棒として捕まえなきゃいけないんだよ。まぁ、二人が大人しくしてくれるっていうなら、話は別だが」

 

 

秋宗は二人の様子を見ているが、

 

 

こゆず「絶対に嫌だね!」

 

千紗希「私も大人しく捕まる気はないから!」

 

 

こゆずも千紗希も大人しくする気はないようである。

 

 

秋宗「そうか、じゃあ少し痛い目にあってもらうからな」

 

 

秋宗は二人に向かって歩き始める。

 

 

こゆず「こっちに来ないで!」(ピュッ

 

 

こゆずが木葉の札を秋宗に向かって投げ飛ばすが、

 

 

バチッ

 

 

秋宗「こんな小癪な技が通用するとでも?」

 

 

なんと秋宗はデコピンで木葉の札を弾き飛ばしたのである。

 

 

こゆず「このっ!」(ピュッピュッ

 

 

こゆずはめげずに木葉の札を何度も飛ばすが、

 

 

 

ビシッ!ビシッ!

 

 

秋宗は何事もなく木葉の札を弾き飛ばしていく。

 

 

秋宗「悪いが、この程度の霊力が何度来ようが俺には簡単に通用しないぞ」

 

コガラシ「もういい二人とも!早く逃げてくれ!俺のことはいいから!」

 

 

コガラシはなんとか二人を逃がそうとするが、

 

 

千紗希「・・・冬空くん、私たちは何度も冬空くんに助けてもらったんだよ。だから今度は!私たちが助ける番だよ!」

 

こゆず「千紗希ちゃんの言うとおりだよ!それに今頃、幽奈ちゃんたちも頑張ってるはずだから!」

 

コガラシ「宮崎・・・!こゆず・・・!」

 

 

二人の強い決心は、おそらく誰にも止めることは出来ないだろう。

 

しかし、秋宗は容赦なく追い討ちをかける。

 

 

秋宗「悪いけど、それは俺をどうにかしてから言った方がいいと思うけど」

 

こゆず「じゃあ今からどうにかするね!」

 

秋宗「?何を言って・・・っ!?」

 

 

秋宗が見渡すと、部屋の床には木葉の札がびっしり張り付いていた。

 

 

秋宗「いつの間に?」

 

こゆず「ボクに気をとられている間に千紗希ちゃんがばらまいてくれたんだよ!」

 

千紗希「なんとか上手くいってよかった」

 

 

千紗希自信もホッ、っとしていた。

こゆずが作戦があるとこっそり教えてくれたために、それに掛けたのである。

結果、上手くいった。

 

 

秋宗「・・・油断しちまった。それで?これで終わりって訳じゃないよな?」

 

こゆず「当然だよ!これでもくらえ!」

 

 

すると、ボン!ボン!ボン!と次々に木葉の札が白い煙を立てて何かに変化していった。

 

秋宗とコガラシは何だと思い目を凝らして見ると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こゆず「千紗希ちゃんお色気ハーレムの術!!」

 

 

 

 

「こっちだよ~♥️」

「いらっしゃ~い♥️」

 

「気持ちいいこと、しよ♥️」

 

 

 

 

そこには、メイド、ナース、アイドル衣装、バニーガール、レースクイーン、体操着、スクール水着など、様々なコスプレをしていた大勢の千紗希たちがいた。

 

 

秋宗「・・・・・・・・・はぁ?」

 

 

秋宗はあまりにも拍子抜けな顔をしており、

 

 

コガラシ「な、なんだこりゃあ!?///」

 

 

コガラシは顔を赤くしながら慌てふためいていた。

 

秋宗は呆れて頭に手を置いた。

 

 

秋宗「・・・まさかこんな方法で俺を止められると思ってるんじゃないだろうな?ってあれ!?2人がいない!?」

 

 

いつの間にか、千紗希とこゆずの姿がいなくなっていたのである。

部屋の扉は開いた状態になっていた。

 

 

秋宗「しまった!!宮崎の分身に気をとられてる間に逃げたな!?これが狙いか!」

 

 

秋宗は部屋を出ようとするが、

 

 

「何処にいくの?」

 

「私と遊ぼうよ♥️」

 

「逃がさないよ♥️」

 

 

 

千紗希の分身たちが秋宗に群がって来て、部屋から出さないようにしている。

 

 

秋宗「邪魔だ!どけ!」

 

 

秋宗は千紗希たちを振り払いながら、部屋を出ようとする。

すると、

 

 

ポンッ

 

 

1人の千紗希が秋宗の肩を叩いた。

 

秋宗が何かと思い自分の肩を見ると、

 

 

秋宗「木葉の札・・・?まさか!?」

 

 

次の瞬間、木葉の札がボンッと音を立てて、しめ縄に変化して秋宗を拘束したのだ。

 

 

秋宗「しまった!!やられた!!」

 

 

そして、千紗希の分身たちが木葉の札に戻っていき、最後に残ったのは、

 

 

こゆず「やった!上手くいってよかったね千紗希ちゃん!」

 

千紗希「で、でも、この格好///恥ずかしいよぉ///」

 

 

最後までアイドル衣装の千紗希に化けていたこゆずと、チアガール姿になっている千紗希であった。

 

 

コガラシ「ま、まさかこんな方法で西条を捕まえるなんて」

 

 

コガラシも少し微妙な表情であった。

 

 

秋宗「お前らこんな勝ち方して恥ずかしくないのか!?」

 

こゆず「千紗希ちゃん!オオカミ人間が変身する前に早く転送の札をコガラシくんに!」

 

千紗希「うん!」

 

秋宗「無視するな!」

 

 

千紗希は転送の札を手にとり、コガラシに駆け寄った。

 

 

千紗希「これ、ゆらぎ荘まで転送出来るお札だから、冬空くんが転送されたらすぐに私たちもお札を張るからね」

 

コガラシ「お、おう、分かった」

 

 

千紗希が転送の札をコガラシに張り付ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

ズバッ

 

 

 

コガラシ、千紗希、こゆず『!!??』

 

 

転送の札が突然破れてしまったのだ。

 

その理由は、

 

 

かるら「なんとも情けない姿じゃのう、秋宗」

 

秋宗「お、お嬢」

 

 

部屋の扉に、ウェディングドレス姿の緋扇かるらが立っていた。

そばに、拘束した幽奈を連れて。




投稿が遅れて申し訳ありませんでした。

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