黒魂   作:枯れ木の小説

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言い訳させてもらうと
お盆中忙しくて、全くあげれませんでした
すみません
ごめんなさい
本当に申し訳ないです
大変申し訳ございません
かたじけない




脱獄

「具体的に、プリズンブレイクってどうするんだ?」

俺が、松陽に尋ねる。

「分かりません」

松陽が答える。

こいつは、考え無しに言ったのか。

「骸はどう思う?」

今度は骸に尋ねる。

「斬る」

刀を握り締めながら、答える。

「お前はそればっかだな」

俺は、最近ツッコミしか、していない気がする。

「三人で逃げて、三人で脱獄しましょう」

「最初からそのつもりだ。その為にどうするか、だ」

「普通に、逃げれないですかね」

出来たら、俺がとっくにやってる。

「骸はともかく、俺と松陽は監獄されている身、見つかったら即ゲームオーバー」

「私は、大丈夫だと思いますよ」

「根拠は?」

「まぁ、大丈夫という事です」

そう言ってニコッと笑った。

本当に謎だ。未だに松陽が監獄されている理由を知らない

その話になるといつも笑って誤魔化す。変わらない。

「さて、どうしますか?」

「斬る」

松陽が悩んでいると、また骸が同じ事を言う。

「なるほど、正面突破ですか」

あの言葉に、そんな意味があったのか。知らなかった。けど正面突破もありかもしれない。下手に計画を立てても、イレギュラーが発生した時に、対応できなくて、崩れるよりよっぽど良い。それに骸に、縛りをつけて、あとあと面倒になるよりかは…。そう思いながら骸の方を見る。目が合う。

「斬る?」

俺は無言で首を振る。

「正面突破もあり、か」

「そうですねでは、行きましょう」

ッドン

何か大きい音がした。お分り、いただけただろうか。この男、檻を蹴り飛ばしたのである。

「あの、何してるの?」

俺が尋ねる。

「脱獄しようと…あれ、ダメでした?」

笑いながらそう答える。

ダメに決まっている。

「正面から行くのと、考え無しに行くのは、全くの別物だ」

俺が正論を突き立てる。

「まぁ失敗は、誰にでもあることです。それにもう取り返しがつきません。プリズンブレイクしましょう!」

確かにそうだが、こいつにだけは言われたくない。

「その前に、あの〜トイレ行っても良いですか?」

ノー天気に、松陽がそんな事を言う。全くこいつは、俺たちの立場を理解していないのか?けどれど、止めても仕方ないので、早く来るように伝える。

「いえ、先に行っててください。結構強敵なので」

と、お腹を抑えながら苦しそうな感じだ。まったく。

「あ、夜城、骸」

俺たちの名前を呼ぶ。

「化け物の剣では、化け物は斬れません。貴方達は、人の剣で私を超えてください」

「?」

言葉の意味がわからなかった。

「今は、まだ分からなくて結構です」

そう、笑って走っていった。

「さて、俺たちも行くか」

そう、骸に言って走る。

 

走った。

 

 

走った。

 

 

 

けれど、

 

 

まだ一度も敵兵に、遭遇していない。おかしな、話だ。この時間帯なら、外を見張っている奴らが、いてもおかしくない。というか、居なきゃおかしい。まるで俺たちに、脱獄しろと、言ってるようなものだ。まぁ、骸の場合は、脱獄じゃないけど。考え事をしていると、屋根から、何者かが降ってきた。

「脱獄とは随分と、思い切ったな」

そう言ったのは巨体な男。少なくとも、俺は見たことがない。

「一人で来のか?随分と舐められたものだな」

俺が挑発をする。

「朧様の命だ」

「朧が?」

どうやら朧が、この男に指示を出したらしい。

「お前たちは、この俺一人で十分だと、思ったのだろう」

相手も挑発をしてくる。

「その体、飾りだけではないんだろうな」

俺が刀に手を置く。

「ほざけ」

「まって、甘く見ない方がいい」

骸が止めに入る。

「別に甘く見てねぇよ。挑発してるだけだ」

「そう」

「お前、あの男知ってるのか」

「ええ、

 

 

 

 

 

 

奈落三羽の一人 柩」

 

 

「そうか」

 

 

なんですそれ?

 

すごいの?

 

初めて聞いた。奈落三羽ね、覚えとこ。

「取り敢えず、下がってろ。一瞬で終わらす」

「待って、私にやらせて」

俺が腰を下ろして戦闘態勢に入ると、骸に止められる

「私が斬る」

その目は、殺意の塊だった。全く、子供にこんな目をさせるとは、本当にブラック企業だ。というか企業失格だ。あれ、ここ企業だっけ?

俺が考え込んでいたら敵が動き出す。まぁ待ってくれないよな。

 

柩は、俺に拳を振るおうとする。

が、俺の前に骸が止めに入る。

「ほう、中々だな。俺の拳を受け止めるとは」

「別に大した事じゃない。こんなの寝てても止めれる」

「いうではないか、小娘」

今度は、骸に向かって拳を振るう 。また、刀で受け止める 。

「先に行ってて」

「すぐに追いつくから」

奈落三羽が何かは知らないが、相手をみるに、相当の手練れだと見える。倒せるか、どうかもわからない。

けど今の骸は、まるで靴紐結ぶから先行っててと、言っているように感じた。

「わかった、待ってる」

俺は、走り出す。

「行かせるものか!」

柩がそう叫ぶ。

「こっちのセリフ」

骸がそう呟く。

 

 

 

 

「恩返し出来たかな」

 

その声は誰にも届くことは、なかった

 

 

 

 




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