双海   作:文月りんと

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新潟県 養護施設内


6.連携

「ぐっ!」

勢いよく吹き飛ばされた敬介は、変身しないままマスカレイドドーパント達を全滅させていた。しかし、他に現れた別の敵に苦戦していた。

「まさかこのご時世に、あのコウモリフランケンと戦う事になるとはな…」

『ワタシはコウモリフランケンなどではありません。貴方が知る怪人を超えた存在とでもいいましょうか。そう、オルフェノクの王の血によってフランケンオルフェノクとして、パワーアップしたのです』

「元々死体を集めて作ったフランケンならではだな。背中の大砲も一体、どんなもんになってるんだ?」

鼻で笑いながらも、敬介はこの状況をどう打破するか考えていた。

『神さん! 怪我はないか!』

そこへファイズが現れた。

『貴方がファイズですか。面白い。ワタシとお手合わせ願いましょうか』

背中の砲筒が展開し、おじぎをする形で発射態勢に入ると、即座に発射された。発射される直前、危険を察知したファイズはすぐに敬介を脇に抱え、ジャンプで回避する。着地したファイズが、自分がいた場所を見るとあまりの光景に絶句してしまった。

『……マジかよ』

自分達がいた場所には、ぽっかりと大きな穴が出ていたのだ。

『フフフッ、これはレールガンというものですよ。せっかくですし、とっておきも見せておきましょう』

そう言ったフランケンオルフェノクが口を開くと、別の大砲が出現した。何か弾丸を装填する音が聞こえ、すぐに発射された。

『甘いですね。誰が一発だけなんて言いました?』

もう一度、敬介を抱え、ジャンプするファイズだったが、そこへ砲弾の雨が降り注ぐ。空中で巨大な爆発が起こる。

『フフフッ、さてこれで邪魔者は、あの蛇男一人に…』

『………おい、勝手に殺すな』

【START UP】

聞き慣れない電子音が聞こえてきたと認識した直後、フランケンオルフェノクは攻撃を受けていた。

『何ッ! グッ! なんですか! どこに、どこにいるんですか!?』

赤い円錐状のマーカーが、フランケンオルフェノクの前に現れる。

『これが噂の!』

口を開き、単発で砲撃を行うと、フランケンオルフェノクはマーカーを破壊していく。

『チッ!』

【3 2 1 TIME OUT】

フランケンオルフェノクの前に、アクセルフォームとなったファイズが現れた。

【REFORMATION】

『危ない危ない。これでやられてしまっては、噛ませ犬と呼ばれますからね』

「俺はそれでもいいんじゃないかって思うがな」

フランケンオルフェノクから離れた位置から、変身ポーズを構える敬介。

両手を高く上げ、水平にすると、右手を大きく振りかぶる。

「大 変 身!! トォーッ!!」

敬介の姿が仮面ライダーXへと切り替わる。ベルトのライドルを引き抜き、Xの文字を描きながら、こう叫んだ。

『Xライダー参上! 巧、いくぞ!』

『あぁ、神さん!』

二人のライダーが阿吽の呼吸で、攻撃を繰り出していく。

攻撃技のコンビネーションは完璧でフランケンオルフェノクも怯んでいた。

『グッ! その程度ではワタシは効きませんよ!』

『そうかい、ならこれはどうだ!』

ファイズは手首をスナップさせると、ドライバーのミッションメモリーを外し、ファイズショットに装備した。

【READY】

『おりゃあっ!!』

フォトフラッシャーからフォトンブラッドが形成される。

『それも効きません!』

フランケンオルフェノクはまたも口から砲弾を発射し、フォトンブラッドを破壊した。

『巧、次はオレだ!ライドルスティック!』

Xライダーが攻撃を繰りだすと、ひらりひらりとフランケンオルフェノクが攻撃を避けていく。

『遅いですね。これが、あの神敬介とは思えませんよ。長く戦い続けて、力が衰えましたか?』

『フン、オレの狙いはこうだ!』

 Xライダーは、ライドルのRボタンを押す。

スティック状だったライドルがロープの状態へ変化していく。変化したライドルロープを、フランケンオルフェノクめがけ投げつけた。

『グッ、動けない!?』

『巧、準備はいいか!』

『あぁいつでもいいぜ!』

【READY】

ファイズは右脚のエナジーホルスターに、ファイズポインターを装着すると、電子音が鳴り響かせた。うまくフランケンオルフェノクを捕まえる事に成功したXライダーは、変身時のように両手を高く上げ、そして水平に構えながら叫んだ。

『真空ゥ! 地獄車ァ!』

身動きの取れないフランケンオルフェノクにXライダーが飛びかかると、グルグルと車輪のように回転を続けた。そして、回転が止まると同時にフランケンオルフェノクを放り投げ、反動で自身も天高く飛び上がった。

【EXCEED CHARGE】

同時に電子音と共に天高くファイズも飛び上がる。

『Xキィィィック!』

『やあぁぁぁぁぁぁっ』

二人のライダーキックが、フランケンオルフェノクに迫る。

『くっそおおおおっ!!』

赤く大きなΦの文字が現れ、フランケンオルフェノクは爆発四散した。

『よし、海堂を追うぞ』

『あぁ!』

二人の仮面ライダーは施設内へ走って行った。

「ふむ…フランケンはあの程度ですカ」

白い服装の男が施設の影から戦いを見ていた。

「やはり、このドライバーでワタシもお手伝いしなければならないようですネ」

 

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