新タナ私ハ防空棲姫   作:深海提督

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海軍大演習ニ向ケテ

防空棲姫になってから一週間が経った。

 

港湾棲姫と離島棲鬼が捕らわれている佐世保鎮守府に潜入すると、海軍大演習を近々行うらしい。

 

その海軍大演習に出場する艦娘を決める為に今日、テストが行われる。

 

「…………さて…今日は海軍大演習に出場する艦娘達を決める大切なテストだ、持てる力の全てを出し、己の力を見せてほしい。」

 

そして、いよいよテストが開始された。

 

 

 

 

 

 

「4inch連装両用砲、撃てーっ!!」

 

対空テストは正規空母の赤城と加賀が180機の訓練用の艦載機を発艦し、撃墜数を競うという物だが…

 

「命中確認。艦載機撃墜数、180機中180機撃墜です。」

 

「「「おー!」」」

 

対空射撃を見に集まった艦娘達から歓声が上がる。

 

「流石秋月姉♪」

 

やはり正規空母二隻程度なら全機撃墜は容易い。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…赤城さん……」

 

「ええ…あの時の深海棲艦…防空棲姫と見比べてしまうわね…」

 

「姫級と同じ対空能力のある駆逐艦…」

 

「秋月型一番艦秋月…一体何者なの…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「撃ち方…始め!」

 

砲撃テストは駆逐イ級のような見た目をした模型を重巡や軽巡が引っ張り、模型に向け砲撃する。

 

そして、命中率、砲撃数、正確さを競う物だが…

 

「なんと!」

 

「初発命中…!利根姉さん、模型は…!?」

 

「…お見事じゃ…」

 

イ級の模型を見ると、中心を貫き、真っ二つになっていた。

 

「あ奴…大和クラスの砲と同じ飛距離から砲撃して…中心をぶち抜きおった…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「最上さん、タイムは!?」

 

速力テストは文字通り速さを競う物だ。1kmの距離を走るのだが、人間と違って艤装の力によって速さが変わる。

 

なので基本的には艦別の速度がある程度分かれていているのだが…

 

「46秒28…42ノット…!?僕が新型缶とタービンを装備してようやく追い付ける速度だよ!?」

 

ゲームでも一部の艦娘だけ新型高温高圧缶とタービンを装備すると速度が最速になるのだが、装備枠を圧迫する。

 

そのせいであまり装備する機会が無い。

 

「千歳さん本当にタービンも缶も装備してないんだよね!?」

 

「ええ…確認したけど主砲一基と水上電探以外何も装備してなかったわ…」

 

「缶もタービンも装備しないであの速度…本当にあの娘…何者なの…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「秋月姉の成績すごいじゃん!」

 

「そうかしら?普通にやっただけよ。」

 

テストを全て終え成績を確認すると、対潜以外の成績が満点になっていた。

 

防空駆逐艦だからか普通の駆逐艦よりも対潜能力が低いようだ。

 

「これなら出場は確実だよ!」

 

「ありがとう、照月と初月はどうかしら?」

 

「対空は問題ないけど砲撃がね…」

 

2人の成績は対空能力は高得点だが、砲撃能力と対潜能力が平均より少しだけ低かった。

 

「そういえば、出場する艦娘は何隻なの?」

 

「確か…第一艦隊から第四艦隊まで出場するみたいだね。」

 

「一艦隊に艦娘は6隻までだから…24隻か…」

 

ゲームと同じように、1つの艦隊に艦娘は6隻までしか編成できないらしい。

 

6隻しか編成できない理由としては、6隻以上編成に組み込むと敵艦隊に索敵されやすくなり、6隻までなら索敵されにくいという理由らしい。

 

例外として7隻編成や連合艦隊は、敵艦隊の規模が大きい、もしくは強力な敵艦がいる時だけ行われるらしい。

 

 

 

 

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