人狼ゲーム 狂信者の惨劇 ~The Atrocious Of Fanatic~ 作:MOGIぴー
峰花の目にうつった文字は「猫又」だった。
猫又は人狼に襲撃された場合、人狼を道連れにするという能力を持つ。しかし、処刑してしまうと、ランダムに一人道連れにしてしまう。
カードを持つ手に汗が滲む。
「それでは、用意された部屋に名前が表記されているので、自分の名前の部屋に入って朝まで待機せよ」
広間のスピーカーがそう告げた。
「1日目だ。午後6時までに投票を行い、最も票が多かった一人を処刑せよ」
峰花の部屋に設置されたスピーカーが突然しゃべりだす。
峰花はベッドから腰を上げ、扉を出た。
そして全員が広間へ向かう。
広間にはほとんどの人が来ていた。
遅れて、東と琴石がやってきて全員が集合した。
「これもう始まってるのよね・・・」
津岡があたりを見回す。
「人狼ゲームなんてそもそもルールがわからない」
と松前は不安そうに言う。
「初日は占いと霊能でようか。私、占い師ね。福渡さんが白」
琴石が言った。峰花は紙にメモをする。すると、違う女子の声が響き渡る。
「琴石さん偽ね。私が占い師、結果は大駅さん白よ」
ギャルの山月だ。占い師は琴石と山月の2人だ。
「占いはまだ真偽はつかないな」
と竜条は手を組んで言った。
「占いの内訳は真と狂信者説濃厚」と峰花は書く。
「これ霊能者でる流れだね。えっと、霊能者CO」
霊能者COをしたのは、西園寺。
「対抗いないようだね。じゃあ私が司会でいいかな」
「そうか、進行係がいるのか」
東が言う。
「白だしはもし市民吊ったらまずいので、グレー吊り指定する感じかな」
と保。
「じゃあ初日は勘で行くしかないのね」
西園寺が暗い声で言う。
今から一人を処刑するのだ。空気が重くなるのも、当然である。
「・・・午後まで考えるよ」
午後6時直前だった。
大急ぎで、投票が行われた。投票はグレランになっていた。
集計結果は広間のモニターに映った。
「竜条3票 松前2票 大駅2票 緋野峰花1票 緋野保1票 由良1票 津岡1票 東1票」
竜条が処刑決定となった。
「おい・・・嘘だろ? 俺を殺すわけないよな?」
竜条は焦って早口になる。
「ごめんだけど、あんたを処刑しなかったら私たちが死んじゃうから」
腰に手をあてて山月が言う。
「誰が処刑する?」
もちろん、手を挙げる者はいなかった。
「しょうがない。私がやるしかないようだね・・・」
霊能者の西園寺が重い足取りで、竜条に近づいた。
「さて突然苦しくなったがどうする?」
「狩人を先に見つけて噛みたいですね。東君あたりでどうでしょうか」
「なるほど。自分でやってくる」
人狼の一人が、自室をでて、東の部屋に向かった。
人狼は東の部屋の扉を開けた。
「なんだ、だれだ」
東がこちらを振り向く。
「お前が・・・」
次の瞬間、東の首が宙を舞った。
部屋は、真っ赤に染まった。
そして、人狼は顔に散った返り血をなめた。
どうも、生配信アプリにはまっているMOGIぴーです。
処刑は竜条、第1犠牲者は東でした。
明日は誰が処刑されるのか・・・。
次回もよろしくお願いします!