偽典絶唱シンフォギア   作:通りすがりの何か

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俺の前に立つのは誰だ?
逃げるだけの人間か?
最後には泣き出す怪物か?
俺の前に敵は居ないのかぁぁぁぁぁ!


第9話 災害VS英雄

満月の夜に照らされた公園

巨大な槍を構えて猛獣が如き乙女がそこに居た

その姿は見る者を魅了するほど美しいが

その目には世界を滅ぼす怪物の獰猛さがあった

 

「..........................。」

ヒュン!

 

風切り音が聞こえた瞬間乙女の姿が消えた

次の瞬間、地面が粉砕された

その後に粉砕された地面の後ろに乙女の姿があった

 

「グルルルルゥ.............。」

 

乙女の正体は英霊ロスヴァイセ

クラスはバーサーカー

本当にその認識で合っているのかは不明

そもそもロスヴァイセにバーサーカーの適性は無い

そんな彼女は今

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

 

“英雄”と戦っていた

 

「◾️◾️◾️◾️◾️!」

 

その英雄は突如出現し彼女に襲いかかった

鍛えられた肉体は巨人や神の如き威容を誇り

振るわれる岩の斧による一撃は全ての存在を、ただの暴力で粉砕する

 

ドゴン!

「.......................なるほど。」

「◾️◾️◾️!」

 

巨人の一撃を同格の暴力で防ぎながら

乙女は沈黙を破った

 

「貴様は神なのだな、それも私が殺した神々の中では頂点に立つ強さだ、お前は人の強さも備えている

誇るが良い、私はお前に恐怖している、私の拘束を3つ、その力で解除するとは。」

「..........................。」 スゥ

「私の神殺しの呪いに毒されてもまだ戦う気か?」

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!!!」

「いいだろう.............。」

 

獰猛な笑みを浮かべながら災害(乙女)と英雄は戦いを続けていた

その姿を遠くで観察する者達の存在を無視して

 

「何故..................あの英雄が此処に?」

「衛宮君、あの英雄って。」

「ヘラクレス.......なのか?、遠坂達が擬似サーヴァントとして現界しているから他にも召喚されるとは思っていたが。

今回の聖杯は偽物に由来を置く物しか召喚できないはずなのに?」

「あのバーサーカーへの抑止力かしら?」

「それは無いだろ、相性が悪すぎる。狂化が無いならともかく。」

「あの2人の戦いはいつ止めるの?」

「逆に聞くぞ遠坂?俺にあの2人を止められると思うのか?」

「..........................無理ね!(ニコ)」

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」(獣化A ++)

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」(狂化B)

 

その間

公園内の遊具、備品は粉々に粉砕され

S.O.N.G.の局員は後始末を想像し悲鳴を上げ

シンフォギア奏者達は住人達の避難誘導に駆り出され

キャスターは周囲に被害が出ないように結界を全力で形成していた

「無理にきまってるニャ!」

「あの2人は化け物ニャ!」

「ボス!戦いの衝撃が此処まで来てるニャ!」

「わかってる!だけどあの脳筋共を止めない限り結界を解いた瞬間街が粉砕されるから命がけで結界を張り続けろ!」

 

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

「グルォォォォォォォォォォォォォォ!」

災害と英雄の戦いは激しさを増していた

巨大な槍があたり一帯を薙ぎ払い

石の斧が触れる物全てを破壊した

その最中英雄は

 

この女は俺との戦いで笑っている

正直訳がわからない

それに.............

俺も笑っている

この化け物に語りかけたら俺にどんな話しをしてくれるのだろう

嗚呼、この呪いが恨めしい

初めて会えた対等の敵に言葉をかける事もできない

ならばせめて

“俺”を見せ付けよう!

 

宝具の発動を決意した

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️!」

「?」

英雄は天に向けて己の武器を掲げた

されどその目は、目の前の戦乙女を見つめたまま

その姿、その気配、その力、一切の変化無し

されど

 

『キャスター君!』

「どうした急に!」

『膨大な魔力反応が空から落ちてくる!今から空中からの攻撃に備えてくれ!』

「はい?」

「ボス!!!空から女の子じゃ無くてデカい斧を持った手が落ちてきたニャー!」

「ファ!!!!」

 

奇跡は天から振るわれた

 

「クフフ。」

「.............。」

災害は楽しげに笑い

英雄は斧を構えたまま静止している

次で最後だと言わんばかりに

 

そして

天の斧は災害に向けて放たれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たが.............

この世界には

 

 

 

 

 

 

 

世界を救う歌姫が居る

 

「ドリャァァァァァァァ!」バキ!

バゴーン!

「◾️◾️◾️!」

天より落ちる斧は少女の拳に粉砕された

災害には抗えず

英雄にはほど遠い

何処にでも居る少女の拳に

 

 

「相変わらずあの人はメチャクチャデス!」

「まー、アイツらしいっちゃアイツらしいが。」

「2人とも、遅れるぞ。」

「「はーいセンパイ」」

「嫌な予感がするからその呼び方はやめろ!」

 

 

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️。」

「そこまでですよ2人とも。」

「何だ?せっかく楽しくなってきたのに。」

 

 

これは“歌姫”の物語である

「喧嘩は仲良く10時まで!」

 




なんとも閉まらない決め台詞だなアホガール
byラブクラフト
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