伝説となった男の人理修復   作:Seli

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FGOの小説始めました。
設定を色々と、原作とは変えているので苦手な方はブラウザバックを。


プロローグ&特異点F 炎上汚染都市 冬木
プロローグ


俺は今、師匠とのんびりお茶を飲んでいた。

 

師匠はグランドキャスターと呼ばれる実力があるが、大変変り者だ。

俺が色々なことに疲れてここに迷いこんだ時に、面白そうという理由で面倒を見始めたらしい。

今では大変気にいられており、色々な魔術と剣術を彼から習った。

 

 

 

 

「なあ師匠? 俺もサーヴァントとしてそろそろ呼ばれそうな気がするんだが、もし、そうなったら生活大丈夫か?」

 

 

 

 

 

「むっ、失敬だな。僕だってちゃんとやればできるマーリンお兄さんなんだぞ! 確かに、キミがいなくなると困るが、何とかするよ。

君をサーヴァントとして呼ぶなら、マスターの身の方が、僕としては心配なんだけど。」

 

 

 

 

 

「俺から逆に魔力分けたりできるから大丈夫だろ。それに、マスターに危険が及ぶ場合なら何がなんでも守るよ。」

 

 

 

 

 

「君の実力は心配してないよ!

その辺の神と真っ向から勝負出来るぐらい力あるでしょ!?

僕が心配してるのは、君に巻き込まれる人達の方だよ!」

 

 

 

 

 

「いつも巻き込んでる自覚はあるが仕方ないだろう………。

俺も好きで巻き込んでるわけじゃないさ。

それに俺みたいな奴は、いなくなった方が世界の為だろう。」

 

 

 

 

 

マーリン「怒るよ? あと、それを絶対アルトリアの前で言わないようにね?!

エクスカリバー打たれるから!」

 

 

 

 

 

「分かってるよ…………。アルトリアが俺のことを心から心配してくれてるのもな。アイツは自分がボロボロになりながらも俺の心配ばかりする本当優しい奴だよ。

眩しすぎるほど真っ直ぐな女の子だよ。」

 

 

 

 

俺は暗い表情でそういうと、師匠は明るい顔で言った。

 

 

 

 

「そうだよ。 アルトリアは僕が認めたんだからね! 彼女と君の物語だけは最後まで見るつもりだよ! 何があっても絶対にね!」

 

 

 

 

「そうか……………。 ありがとうございます、師匠。 どうやら召喚されるみたいだな。

それじゃあ行ってくる。

戻るのは当分無理そうだ。」

 

 

 

 

 

俺の体が光に包まれて転送された。

 

 

 

 

 

目を開けてみると、

 

 

 

 

リスか猫か分からない白いモフモフの獣が飛び付いて来て、側には、制服を着込み、銀色の長い髪をまとめ上げた、凛とした印象のある女性が驚いて固まっていた。

 

 

 

 

「ははっ。くすぐったいぞ、キャスパリーグ! 元気にしてたか?」

 

 

 

 

「フォウ! フォウ!」

 

 

 

 

 

 

「……………貴方はいったい?」

 

 

 

 

 

「おっと。自己紹介が遅れたな。

サーヴァント、天羽ハルキ(あまは はるき)だ。

クラスはキャスターだ。

貴女が私のマスターか?」

 

 

 

 

これが、俺の長い旅の始まりと、がんばり屋の所長との出会いだった。


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