伝説となった男の人理修復   作:Seli

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水着イベ始まりましたね。
ジャンヌを我がカルデアに!


9話

光の発生が終わると、霊基なの核がやられたアルトリアが消えかかっている状態でいた。

 

「全く、貴方には驚かされてばかりだ。

やはり勝てなかったか。この特異点は守りたかったのだがな………… 貴方に後を託すとしよう。

ハルキなら、既に気づいているであろう?

何者かの陰謀が動き始めていることを………」

 

 

「ああ。ったく、聖杯が関わる限り、どこまでいっても逃げることはできないんだな………」

 

 

「すまない、ハルキ。光の私のせいで………」

 

 

アルトリアは悲しそうな顔で言った。

 

 

俺はアルトリアの頭に手を置き

 

「あれはお前達のせいじゃないよ………

俺が選んだ道だから、気にするな。」

 

 

「ありがとう、ハルキよ。聖杯を守りとおすつもりでいたが流石に無理だったか………

聖杯を巡る旅(グランドオーダー)は始まったばかりだ。

ハルキのマスターとそこの赤髪の者が選ばれるとは因果なものだな。 ハルキのマスターに頼みがある。」

 

 

「何ですか?」

 

 

「私を絶対にカルデアに招け。ハルキの側にいてずるいぞ。ハルキの隣は私の特等席だ。

 

貴様に召喚されたあかつきには力を貸してやろう。

まあ、ハルキに力を貸すと言った方が正しいか?

 

恐らく、光の私も行く気満々であろう。

 

 

頼むぞ、マスターの少女よ。」

 

「なぜか、頼み方に不満があるけれど了解したわ。 カルデアに来たら色々とお話しましょう、アーサー王。」

 

 

「ハルキと私の関係について話してやろう。それではな。」

 

と言い残し消滅した。

 

そこには聖杯があり、俺たちは回収した。

 

 

するとオルガマリーが、

 

「ハルキ、貴女の知り合いのアーサー王はどうしつあんな態度なのかしら? やけに私に当たってくる感じがしたし…………」

 

と言い

 

「オルガマリーのことを、ハルキさんを狙う悪い女だと思っているんじゃないの?」

 

立夏がオルガマリーの疑問に答えていた。

 

 

「………なっ!? そんなわけないでしょう!?

ハルキと私は、サーヴァントとマスターの関係よ? そんな関係な訳ないじゃない!」

 

 

オルガマリーは顔を赤くしながら、立夏に答えていた。

 

 

「この反応は脈ありか………? アーサー王からそう見えたってだけで、召喚された時に誤解解けば大丈夫だよ、きっと!」

 

 

オルガマリーと立夏は、二人で言い合いを続けていた。

 

 

「なぁ、あれを止めれるか? マシュ、クーフーリン。」

 

 

「私には無理です…………」

 

 

「悪いが、俺も無理だな。既に消えかけてるしな。 嬢ちゃん達と戦えて楽しかったぜ!

次はランサーとして呼んでくれよな!」

 

と言い消滅した。

 

 

「マスター、聖杯を回収したのだからカルデアに戻ろう。話はそれからだ。」

 

 

「……………そうね。立夏、マシュ戻りましょう。 アーサー王が、冠位指定(グランドオーダー)を知っていたのも気になるわ。

ロマニ、カルデアに私達を戻すのをお願いできる?」

 

 

「やっとつながった! 分かりました、所長!」

 

 

 

と話していると声が聞こえた。

 

 

 

「いいや、それには及ばない。」

 

 

 

「レフ!? 生きていたの?」

 

 

オルガマリーはレフという人物に近付こうとしたが、俺が間に入り止めた。

 

 

「キャスター!? 何してるの?」

 

 

「悪いが、オルガマリー。そこから絶対に動くなよ。 マシュも立夏を守れるようにしておけ。」

 

「え? は、はい! 分かりました!」

 

 

 

「いやぁ、まさか、君たちがここまでやるとはね。48番目のマスター候補。一般人で、特に役にも立たない子供だと思って善意で見逃してやった僕の失態だよ。」

 

 

 

「レフだって? レフ教授がそこにいるのかい!?」

 

 

 

「おや、その声はロマニじゃないか。君も生き残ってしまったのか。

すぐに管制室に来てほしいと言ったのに。

どいつもこいつも、統率の取れていないクズばかり。

吐き気がするな。

しかも、お前は何だ?

サーヴァント風情が全てを見通す目で私を見るな。 まあいい。

オルガを殺せただけ、マシとするか。」

 

 

 

「レフ、何を言っているの?」

 

 

 

 

「君のカルデアがどうなったのか、見せてあげよう。」

 

 

 

 

彼が腕をふるい、カルデアスがある管制室が現出した。

 

 

 

 赤く染まったカルデアスだった。

 

 

 

「見ると良い。

人類の生存を示す青色はどこにもない。

あるのは燃え盛る赤色だけだ。

これが今回の任務の結果だよ。

よかったねえ、今回も君の至らなさが、この結果をもたらしたんだよ。」

 

 

「そんな……………。嘘よ! 私は立夏達と一緒にこんなことの為に頑張ったんじゃない!

私は、やっぱり落ちこぼれなの…………?」

 

 

「君は落ちこぼれだよ。オルガ。

君にふさわしい場所は、このカルデアスだ。

カルデアスに触れて分子レベルに分解されるといい。」

 

 

と腕をふるい、オルガマリーを浮かせた。

 

 

「カルデアスに触れるの? その方が良いかも知れないわね。ごめんなさい、キャスター。

他に良いマスターを見つけてよね。

立夏、マシュごめんなさい。」

 

 

「オルガマリー! ダメだよ、 諦めたら。

マシュ! お願い。」

 

 

 

「英霊擬きが動くな。」

 

 

 

「キャッ!」

 

 

マシュは吹き飛ばされた。

 

 

 

オルガマリーは完全に諦め、死を受け入れた時

 

 

 

レフの体を複数の剣が刺した。

 

 

「ぐふっ。何だと………?

この武器は、まさか?」

 

 

「その武器は神性特効があるから効くよな。

ったく滑稽なのはどっちなんだよ………

 

 

星の内海。物見の台(ウテナ)。楽園の端から君に聞かせよう。 

君たちの物語は祝福に満ちていると…… 

“ 罪無き者のみ通るがいい ”。

永久に閉ざされた理想郷(ガーデン・オブ・アヴァロン)!」

 

 

「何だと!? カルデアスごと固有結界に飲み込んだだと?!」

 

俺は、マスターを引き寄せながら

 

「何諦めてんだ、オルガマリー?

お前は足手まといなんかじゃない。

一緒懸命頑張ってきてたじゃないか。

それを否定するのは間違いだよ。

俺は絶対に否定しない。

オルガマリーを闇が包み込むってんなら、私がそれを晴らす光になろう。

目が覚めたか?」

 

 

「キャスター…………。私が諦めたらダメよね。

私を認めてくれる大事な人と友達が出来たんだもの。 レフ、今までありがとう。

私は、この人達と生きていくわ!

キャスター! 令呪を持って命じます!

レフを倒しなさい!」

 

 

「ははは! 全く目障りな奴らだ。

オルガマリー! 君はほんとに滑稽だよ。

私が仕掛けた、爆弾で死んだってのにどう生きるって言うんだい? それに私を倒すだと?

おもしろい冗談だ。

……………何だ、この魔力量は!?」

 

 

俺は魔力を8割方解放しながら

 

 

「なるほど。爆弾を仕掛けたのは、貴方だったか…………

俺が魔術で、存在を周りから感知されないようにしてたのは気づかなかったみたいだな。

あの爆発の瞬間、オルガマリーの近くに俺はいたんだよ。この意味が分かるな?」

 

 

「何だと!? まさか、貴様!」

 

 

「ご名答。オルガマリーの身は魔術で守ったから無事だったんだよ。レイシフトできたのは俺と契約したからだろう。

さてと、俺のマスターに手を出した罪を償ってもらうぞ。

 

王の財宝(ゲートオブバビロン)

 

ここにある武器は、原点の宝具に俺の魔術を加えたもの達だ。

 

しっかり防いでみろよ、言いなりの化け物が。」

 

「サーヴァント風情がぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

俺はレフに向けて武器を一斉照射したのだった。

 


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