伝説となった男の人理修復   作:Seli

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カルデアの日常1
11話


「ハルキよ、お久しぶりですね。 元気そうで良かった…………

それと、もう一度貴方に会えたことに感謝を。」

 

 

「大袈裟な奴だな。アルトリアも元気そうで良かったよ。まあ、サーヴァントが元気かどうかって言うのは、変かもしれないが…………」

 

 

 

「私はマスターはもちろんだが、貴方を守る剣にもなろう。あの時誓ったことに変わりはありません。しかし私のせいで貴方は………」

 

アルトリアは暗い表情でそう言った。

俺はアルトリアの両頬を引っ張り

 

 

「な、にゃにをふるんですか!?」

 

 

「アルトリアが気にすることないよ。あれは俺が自分で選択したんだ。 騎士王は、騎士王らしく堂々としていれば良いんだよ。分かったか?」

 

 

「……………はい!」

 

アルトリアが笑顔になり、

 

 

「二人とも仲が良いのね。」

 

 

オルガマリーが暖かい笑顔で俺達を見守っていた。

 

 

すると、オルガマリーの前の召喚サークルが光始めた。

 

 

「召喚に応じ参上した。貴様が私のマスターというヤツか?

約束通り召喚したみたいだな。

さて、アイツは……………

何をしている、光の私よ?」

 

 

 

「貴女は、アルトリアで良かったのかしら?

アーサー王を2連続で引き当てるなんて……」

 

 

「アルトリアオルタとでも呼んでくれ。

おい、光の私! 距離が近いぞ? ソイツは私の物だ。」

 

 

「おやおや? 修羅場かな?

ハルキくんは本当に退屈しないね!」

 

 

「オルガマリーのライバルが増えた…だと!」

 

 

「…………? 立夏、貴女はいったい何を言っているのかしら?」

 

「全く、面白いことを言いますね。もう一人の私は。

貴方は私の反転した姿ですから、私の記憶が残ってるだけで実際にハルキに会ったこととかありませんよね?

その点、私はここに来る前からハルキの知り合いですよ? 羨ましいでしょう!」

 

アルトリアは、むふーと自慢気にオルタにそう言った。

 

 

「滑稽だな。光の私よ。生前に会ったと自慢しても相手にされてなかったことが目に見えるぞ?」

 

 

「なっ!? そんなことありません!

私がハルキと一番付き合いが長いんですから!」

 

アルトリア達は、言い合いを始めた。

 

「ハルキとアーサー王の関係っていったい何なの………?」

 

 

「ハルキくんは、退屈しないね!

彼のことを色々と知りたいね!」

 

 

「同じ顔で言い合ってる…………

おっと、私も召喚しなきゃ!」

 

 

 

「おい、お前ら何言い合いしてるんだよ!?

ケンカするのはやめろ!」

 

 

俺が二人のケンカを止めていると、立夏のサーヴァントが召喚されたみたいだ。

 

2体か?

 

「よう! サーヴァント・ランサー、召喚に応じ参上した。ま、気楽にやろうや、マスター!

って何だ?」

 

 

「サーヴァント・アーチャー。召喚に応じ参上した…………… 何でさ!?」

 

 

クーフーリンとエミヤが召喚されるのだった。


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