伝説となった男の人理修復   作:Seli

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12話

俺は今、エミヤ(士郎くん)と共にキッチンで料理を作りながら話していた。

 

 

「どうして、君がここにいたんだ?

アルトリア達もいるし....。

これでジャンヌまできたらあの時のメンバーが勢揃いだな。」

 

 

「そうなったら、ホント笑えないんだが……

ジャンヌとアルトリアは、いつもトラブル運んできてたからな………

俺も含めて、みんなを巻き込んでたし。

一番の問題点は、食費がヤバいことになる…………

アルトリア2体だけでもだいぶだぞ?

それにジャンヌまで来たら、カルデアの料理スタッフを補充しない限り、俺達が過労で死ぬぞ………」

 

 

 

「確かにな。セイバーとジャンヌの胃袋は異常だからな…………

ハルキも含めて、3人でトラブルばかり起こしてたからな………

今では、あの日々が懐かしいよ。」

 

 

「そうだな…… やばい、早く作るぞ!

アルトリアが待ちきれなくなっている!

ってどうした、エミヤ?」

 

エミヤは俺の背後を見ながら

 

「君のマスターが何か言いたそうにしてるぞ。

ほら、後ろを見てみろ。」

 

 

とエミヤは俺の後ろを指差した。

 

 

そちらを見るとオルガマリーがいた。

 

 

「どうした、オルガマリー?」

 

 

「キャスター、えっと、その…………

料理を教えて欲しいのだけど、ダメかしら?」

 

オルガマリーは、不安そうにしながら俺に尋ねてきた。

 

「そう言えば約束してたな。よし! 教えるからこっちにおいで。」

 

 

「うん! よろしくねキャスター!」

 

 

俺はオルガマリーに、やり方を教えながら一緒に料理を作った。

 

 

「やっぱり、キャスターみたいに上手に出来ないわね……………

エミヤさんも料理の手際がすごい良いですし。」

 

 

「これから上手くなっていけばいいんだよ。

俺達も始めから上手かったわけじゃないぞ?

最初は下手で、しっかり練習してからここまでなったんだよ。

たがら大丈夫だよ。

数をこなせば上手になるさ!

しっかり教えてやるから、これからも一緒に作っていこう。」

 

 

「ありがとう、キャスター!

これからも指導よろしくお願いします。

料理上手になって、キャスター驚かせてみせるから!」

 

オルガマリーは笑顔で宣言し、俺もつられて笑顔で返した。

 

 

 

「そうか、楽しみにしてるよ。 」

 

 

 

「やれやれ。仲が良いな、君達は。

なあ、マスター?」

 

 

「そうだねー。

オルガマリーの頑張りが凄いと思います!

私も料理してみたいから、二人とも今度教えてよ!」

 

 

 

「了解した、マスター。俺はハルキも料理に関しては手を抜かないから、覚悟しておくんだな。」

 

 

 

「オルガと立夏も料理ができるようになったら、色々と便利だろうから俺で良ければ最後まで教えるよ。」

 

 

 

俺とエミヤは立夏のお願いに答えた。

そして、数分後

料理が完成した。

 

 

 

 

「よし、こっちは完成だ。

リクエストにあった、日本食だ。

焼き魚に、俺特製肉じゃがだ。

エミヤの方は?」

 

 

「もちろん完成したぞ。こっちはパスタなどの洋食だ。」

 

 

「すごく美味しそうね! 初めてで、ここまで作れるとは思わなかったわ………。

でも、こんなに作る必要があったの?」

 

 

「ああ。他のカルデアのスタッフ分も纏めて作ったからな。」

 

 

 

「私達だけだと食べきれないね、マシュ!

春来さんの料理もエミヤの料理もすごく美味しそう!」

 

 

 

「はい、先輩! 初めて見る料理もあるので、楽しみです!」

 

 

 

「立夏、涎が出ているぞ。

ほら、これで拭くんだ。」

 

 

立夏はナプキンで、口元を拭いながら言った。

 

 

 

カルデアのスタッフ達も食堂に呼び集め、

 

 

 

「それじゃあ、みんな揃ったことだし、食べましょう。いただきます!」

 

 

 

 

「いただきます!」

 

 

 

 

 

みんなで楽しく食事をするのだった。

 

 


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