俺は食事を終えて、ダ・ヴィンチと立夏と共にカルデア内を回っていた。
「んー、オルガの仕事の手伝いをしようと思ったんだが…………
断られたな。 施設の必要な設備でも増設しようかな?
そうだ! サーヴァント達の要望も聞いて作るようにしよう。 そうすれば不満も減ってくるはずだ。」
「設備の増設ですか?
良いですね、ハルキさん!
例えば、どんなものを考えてるんですか?」
「とりあえず、娯楽施設は欲しいな。
職員もリラックスできるだろうし、サーヴァント達も楽しむことができる。
例えば、プールとかアミューズメントパークとかかな。
道具があれば、サーヴァント達と協力して作ろうと思っているんだが……」
「増設は可能だと思うよ。予算等を含めた許可が必要だけどね。
君が作るのかい?!」
「そうだな。 生前は大工仕事みたいなこともしてたこともあったし、壊れたものは自分でほとんど直してたからな。
その技術を生かすつもりだが、限界があるな。
知識があるスタッフの協力が必要になるんだが、誰かいるか?」
「スタッフの中に何人かはいるから、声をかけておこう! 他に要望はあるかい?」
「そうだな…………… 力仕事になるだろうから、男手が欲しいな。 スタッフの本来の仕事に影響が出ない範囲で宜しく頼む。」
「了解したよ! それにしても、ますますハルキくんに興味が出たよ! 君の過去を知ってみたいね~」
「私も興味あります! ただ、いきなり聞いたら失礼だよ、ダ・ヴィンチちゃん!」
「ははは、別に良いですよ。俺の過去を聞いてもつまらないと思うよ? どこにでもいる平凡な人間だったしね。」
俺は暗い顔で言うと、ダ・ヴィンチちゃんに頬っぺたを引っ張られた。
「なにをふるんですか?」
「それは、良くないよ! 暗い顔をしてると元気も無くなるし、嫌な気分になってくるからね……… 私みたいに元気で明るくしてないとダメだよ?」
「ありがとう…………… そうだな。
俺が暗い顔してると、間違いなくマスターに怒られるな…………
俺の過去は、またの機会に話すよ、二人とも。
そう言えば、ロマンはどこにいるんだ?
ちょっと聞きたいことがあったんですけど…」
「ロマニかい?
ロマニなら医療室だよ。」
「そうか、ありがとう。
後で顔を出すとしよう。
先に、食堂に新たなテーブルを増設しよう。
二人とも手伝ってもらえるか?」
「勿論だとも!
私は芸術以外はからっきしだから、色々と教えてくれたまえ、ハルキくん!」
「はい! 私も手伝うので、分からない所は教えてください!
よーし、頑張るぞ!」
「ありがとう、二人とも。助かるよ。」
俺は、立夏とダ・ヴィンチに手伝ってもらいながら、食堂に置く新たなテーブルを作っていくのだった。