伝説となった男の人理修復   作:Seli

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17話

〈ハルキ Side〉

 

 

俺は現在竜と戦っていた。

ちっ、この竜マジでやっかいだな……

あのサーヴァントがのんびりと高見の見物してくれているから何とかなっているが………

流石に長期戦になると厳しいな。

マスターと離れているし、敵の力が強いため、こちらの魔力の消費が激しすぎる。

流石にジリ貧か?

それにサーヴァントの反応が何体か此方に向かって来ているな………

カルデアのサーヴァントだと思いたいが、敵の可能性が高いな。

俺が考え事をしていると

 

 

 

「ファフニール! 一旦やめなさい。」

 

 

 

「ガァァァァ」

 

 

女性サーヴァントの一声で竜は攻撃を辞めた。

なぜ、辞めたんだ?

何かの罠か?

俺は彼女に問いかけた。

 

 

「いったい、どういうつもりだ?」

 

 

 

「別に……… 貴方には更に絶望を与えてあげようと思っただけよ。その上で連れ去って私の仲間になってもらうわ! さあ、貴方たち!」

 

その声を合図に、9人のサーヴァントが現れた。

こいつは流石に厳しいな…………

名だたる英霊が勢揃いじゃねーか。

たが、性質が悪になっているな。操られてるのか? 自分の意思で動いてるのは、ギョロ目のキャスターとそこにいるリーダー様ぐらいか?

 

 

これを全部相手にするには部が悪いか……

どうにか突破して撤退するしかないな。

マスターのことも心配だし、早く合流しないと。

 

 

 

「ふふふ、どうかしたら? これが私の仲間よ。どうかしら?」

 

 

「すごいメンツだな。このメンバーで一斉に来られたら、俺は間違いなくやられるな。

お前は、この仲間たちと何をするつもりなんだ?」

 

 

 

「復讐よ! 私を殺したこの国に復讐するのよ!

貴方も仲間に加えてあげるわ。 さぁ、仲間になりなさい。」

 

 

リーダーは、俺に手を差し出し問いかけてきた。

 

 

 

「もし断ると言ったら?」

 

 

「貴方を殺すわ。そして、光の私と貴方のマスターに見せてあげて絶望を与えるのよ!

そうして、貴方のマスターも同じ所へ送ってあげるわ。」

 

 

 

今何て言ったこいつは?

マスターに手を出すって?

面白いことを言うじゃないか………

絶対にマスターに手を出させてたまるか。

 

 

 

「………………へぇ。ずいぶんと面白いことを言うんだな。」

 

 

俺は魔力を放出させ、相手が呑み込まれる程の魔力を解放した。

 

 

 

「!! 何なのよ、この力は!?」

 

 

 

「ジャンヌ! これは非常に危険です!」

 

 

ギョロ目のサーヴァントがリーダーにそういった。

 

 

「悪いが突破させてもらうぞ。王の財宝(ゲートオブバビロン)!」

 

 

俺は、魔術で宝具を模倣して使用した。

そして、敵に向かってたくさんの宝具を飛ばし、隙が出来たチャンスを見計らい撤退し、敵に感知されないように術で魔力を消した。

 

 

「なっ!?、待ちなさい! この宝具は何なのよ!」

 

 

逃げていると

リーダーの声が、遠くから響くのだった………

 

 

〈ハルキ Side out〉

 

 

 

 

 

 

 


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