伝説となった男の人理修復   作:Seli

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仕事が今週から、忙しくなるので全体的に更新ペース落ちるかもしれません。
なるべく早く作品を投稿出来るように頑張ります!


3話

俺は現在、オルガマリーにカルデア内を案内されていた。

 

 

「だいたいこんな所かしら?

一通り周ったけど、気になった所はある?」

 

 

「食堂で料理とか作ることは出来るのか?」

 

 

 

「できるけど………。

もしかして、キャスター料理するの?」

 

 

 

「まあな。俺の周り生活力皆無の奴ばかりだったからな。オルガマリーのご飯も何だったら作るぞ?」

 

 

 

 

「作ってもらいたいってのもあるんだけど、キャスターが作り方を私に教えながら一緒に作ってみたいわ。ダメ?」

 

 

 

不安そうに上目遣いで俺に尋ねてきた。

 

 

 

「ははっ! 了解したよ、オルガマリー。

君の時間が取れたら一緒に作ろう。

約束だ。」

 

 

 

「ええ、約束よ!

それじゃあ、悪いんだけどそろそろ仕事に行かないといけないの。

キャスターは自由にしてて!

仕事が終わったら、また話聞かせてね!」

 

 

 

といいオルガマリーは去っていった。

 

 

 

さてと、霊体化しておくか。

 

 

 

ダヴィンチちゃんには正体がバレたが、それ以外の職員にはバレないようにしておかないと………

それにさっきから、嫌な予感がするんだが………………

 

 

 

俺は霊体化し、カルデア内を周り、オルガマリーの元へ向かっていった。

 

 

 

オルガマリーがレイシフトについての説明を行っているようだった。

所長としてはすごく様になってるな。

これが彼女の良さでもあるな。

 

 

説明が終わり、レイシフトに移るみたいだな、マスター候補生は。

 

 

俺はオルガマリーに近づき、話かけた。

 

 

 

「お疲れ様、マスター。様になってたぞ。」

 

 

「キャスター? ここにいたのね。ありがとう。

これからマスター候補生達は、人理修復の旅が始まるわ。

私はレイシフト適正が無いから、精一杯サポートに回らないとね。

キャスターも手伝ってね!」

 

オルガマリーとそう話していると、ふいに魔力の流れを感じた。

これは爆弾か?

ここら一体を吹き飛ばすつもりか?!

クソッタレが!

 

オルガマリーだけでも守らないと!

 

 

俺は実体化し、

オルガマリーを庇うようにして、杖をふり、魔術でシールドを張った。

これだけだと不安だな。

アイツも使うか

 

「えっ? キャスター、どうしたの?」

 

 

「マスター、俺から離れるなよ。

熾天覆う七つの円環《ローアイアス》!」

 

 

「これは、盾…………?」

 

 

花びらのようなシールドが俺とオルガマリーを包み込んだ。

 

すると、大きな爆発音がして、俺達の周りを包み込むのだった。

 

 

「キャッ! 爆発? 何が起こったの!?」

 

 

「落ち着け、マスター。大丈夫だ、冷静になるんだ!」

 

 

「ええ。ありがとう、キャスター。

カルデアスが起動している?!

レイシフトが発生するわ!

この空間にいる私達も飛ばされるわ!」

 

「マスター、しっかり捕まってろ!

良いか、絶対離れるなよ!」

 

俺はマスターを守るように抱きしめると、まばゆい光が発生し、俺達を包み込み、別の次元へ飛ばされるのだった……。

 


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