なるべく早く作品を投稿出来るように頑張ります!
俺は現在、オルガマリーにカルデア内を案内されていた。
「だいたいこんな所かしら?
一通り周ったけど、気になった所はある?」
「食堂で料理とか作ることは出来るのか?」
「できるけど………。
もしかして、キャスター料理するの?」
「まあな。俺の周り生活力皆無の奴ばかりだったからな。オルガマリーのご飯も何だったら作るぞ?」
「作ってもらいたいってのもあるんだけど、キャスターが作り方を私に教えながら一緒に作ってみたいわ。ダメ?」
不安そうに上目遣いで俺に尋ねてきた。
「ははっ! 了解したよ、オルガマリー。
君の時間が取れたら一緒に作ろう。
約束だ。」
「ええ、約束よ!
それじゃあ、悪いんだけどそろそろ仕事に行かないといけないの。
キャスターは自由にしてて!
仕事が終わったら、また話聞かせてね!」
といいオルガマリーは去っていった。
さてと、霊体化しておくか。
ダヴィンチちゃんには正体がバレたが、それ以外の職員にはバレないようにしておかないと………
それにさっきから、嫌な予感がするんだが………………
俺は霊体化し、カルデア内を周り、オルガマリーの元へ向かっていった。
オルガマリーがレイシフトについての説明を行っているようだった。
所長としてはすごく様になってるな。
これが彼女の良さでもあるな。
説明が終わり、レイシフトに移るみたいだな、マスター候補生は。
俺はオルガマリーに近づき、話かけた。
「お疲れ様、マスター。様になってたぞ。」
「キャスター? ここにいたのね。ありがとう。
これからマスター候補生達は、人理修復の旅が始まるわ。
私はレイシフト適正が無いから、精一杯サポートに回らないとね。
キャスターも手伝ってね!」
オルガマリーとそう話していると、ふいに魔力の流れを感じた。
これは爆弾か?
ここら一体を吹き飛ばすつもりか?!
クソッタレが!
オルガマリーだけでも守らないと!
俺は実体化し、
オルガマリーを庇うようにして、杖をふり、魔術でシールドを張った。
これだけだと不安だな。
アイツも使うか
「えっ? キャスター、どうしたの?」
「マスター、俺から離れるなよ。
熾天覆う七つの円環《ローアイアス》!」
「これは、盾…………?」
花びらのようなシールドが俺とオルガマリーを包み込んだ。
すると、大きな爆発音がして、俺達の周りを包み込むのだった。
「キャッ! 爆発? 何が起こったの!?」
「落ち着け、マスター。大丈夫だ、冷静になるんだ!」
「ええ。ありがとう、キャスター。
カルデアスが起動している?!
レイシフトが発生するわ!
この空間にいる私達も飛ばされるわ!」
「マスター、しっかり捕まってろ!
良いか、絶対離れるなよ!」
俺はマスターを守るように抱きしめると、まばゆい光が発生し、俺達を包み込み、別の次元へ飛ばされるのだった……。