それと主人公の宝具とチート性能についても少し出します。
それでは、第7話です!
俺は現在ヘラクレスと打ち合っていた。
「rrrrrrrrrrrrrrrrrr」
「やれやれ、30分ぐらい打ち合って命を削るほどのダメージを与えたのは、二回きりか。
ったく、12の試練ってのも厄介なものだな。これ以上は、宝具を使わないといけないか。
今回暗躍してる人物には隠しておきたいが…………
しょうがない、固有結界を使うか。その中でなら宝具を使用してもバレないだろう。」
俺は、魔術でヘラクレスを吹き飛ばし
詠唱を始めた。
「師匠から受け継いだ技だから文句は言うなよ。
星の内海。物見の台(ウテナ)。楽園の端から君に聞かせよう。
君たちの物語は祝福に満ちていると……
“ 罪無き者のみ通るがいい ”。
「!!」
「流石に宝具には驚いたか。
師匠と同じ宝具の名前だが、固有結界内の世界は変わっている。師匠の場合は花と塔だが、俺の場合は光と俺が経験してきた歴史の全てだ。
驚いてるか、ヘラクレス?
お前の武器がこの世界にあるから当たり前か。
俺は見た宝具を魔術で作りだして、アレンジすることも出来るんだよ。
これが俺の本来の宝具の1種だな。
お前には敬意を払う。
ここにある宝具達は、神性特効がある宝具達だ。
流石にお前の12の試練でも耐えれないだろう。
さてとマスターが待っているから、急がせてもらうぞ!」
俺は、宝具をヘラクレスに向けて一斉照射した。
煙が発生し、晴れるとヘラクレスの姿はなかった。
「結構魔力消費したから、体力の消耗が激しいな…………
連戦は厳しいが、何とかするしかないな。
急ぐとしよう。」
俺は固有結界を解除し、オルガマリーの元へ急いで向かった。
この感じだと、アルトリアと既にエンカウントしているな。
急がないと、不味いな。
更にスピードを上げて、向かって行った。
すると、黒化したアルトリアが宝具を打っていた。
マシュが宝具で頑張って防いでいるが厳しそうだな。
どうする?
あれしかないか………
アルトリアに使うとは皮肉になるな……
俺はエクスカリバーを手に発現させ、詠唱を始めた。
「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるが良い!
アルトリアとマシュの間に放った。
アルトリアは離れ、その隙にマスター達を庇うようにして、アルトリアと対面した。
「……………!?」
「えっ、何ですか!?」
「オルガマリー見てみて! 約束通りに来てくれたよ!」
「本当よ。心配したんだから!
お帰りなさい、キャスター。」
「ただいま、オルガマリー。
泣きそうな顔をするな。
約束なら守ると言っただろ?
さてと、目の前のサーヴァントを倒せば良いんだな?」
「随分と懐かしい顔だな。私と敵対しそちら付くというのか?
どうやら全力で相手しないといけないみたいだな。 覚悟するんだな、ハルキよ。」
「へ? アーサー王って、ハルキさんの知り合いなの!?」
「キャスター、後で詳しく聞かせてもらうわよ?
今は、この場をどうにか切り抜けましょう!」
「了解だ、マスター!
アルトリアの全力とか勘弁してもらいたいんだが……………
ってか俺についての記憶が残ってから、質が悪いパターンじゃないか。
マスター、立夏、マシュ下がっていろ。
こいつは俺が相手する。」
俺はエクスカリバーを構え、黒いアルトリアと対峙するのだった。