That day, it was missing one of the month 作:サイバーエタニティー
今回グロ注意です。
11話
The moment the moon was missing
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バァンッ!!
内臓が破裂する音が聞こえ、周りには鮮血が飛び散っている。
どうしてアタシはもう少し話を聞いて相談にあげなかったのか…
アタシのせいで優香は…ごめん…優香…
アタシの目の前にあるのは…「お弁当、美味しかったよ。また作ってね。」と書かれた紙1枚だけだった。
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2時間前
リサ「おはよ優香♪」
優香「おはようリサ。今日学校じゃないの?」
リサ「うん。だけどちょっと早く来たから間に合うよ。」
優香「ならいいけど…」
リサ「あ、はい。これ…アタシの手作りお弁当。ちゃんと栄養バランスは考えてあるからお昼に食べて。」
優香「そんな…いいよ。病院食で。」
リサ「たまには味のついたもの食べたいでしょ。はい。」
アタシは強引に優香の手にお弁当箱を握らせた。
優香「ありがと…貰ったからにはしっかり食べるね♪」
その後アタシ達は雑談をしたり姉妹ならではの悩みを聞いたりして時間を過ごした。
リサ「やばっ…!もうこんな時間だ。行ってくるね!」
優香「うん。いってらっしゃい。」
優香の声を背中に受けアタシは学校まで走った。
それがいけなかった。あの時アタシがもう少し優香の悩みを聞いてあげていればこんなことにはならなかったかもしれないのに…
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優香「ふぅ…」
私は少しため息を吐き心を落ち着かせた。
今日は自殺決行日だ。幸い今日は医師も看護師もほとんど来ない。実行するならば今日が1番よかった。
とは言っても母さんも日菜も今日は休みだ。
だからなるべく蘇生の見込みがない死に方で死のう。何がいいかな…
私はコーディネートを考えるリサのように自殺方法を考えた。
私はしばらく考えたのだがアイデアが浮かばず眠ろうと思ったその時、ぱっと思いついたのだ。
優香「飛び降りにしよう。」
誰にも気づかれないようにそっと呟いた。
たしかにありきたりな方法かも知れない。だけど考えてみてほしい。
ここは8階だ。勢いよく飛び降りれば内臓が圧で潰れてしまうのではないだろうか。
方法が決まったら次は時間だ。
…昼すぎだな。昼すぎは看護師も休憩に入るから気づくことは無い。
昼すぎまでまだ時間があった。腹が減ったしリサのお弁当を食べて時間を潰そう。
優香「…美味しい。」
最後のご飯はそれはそれは美味なものだった。リサのご飯はいつも美味しいけれど今日は余計に美味しかった。
せめて美味しく食べたことくらいは伝えようと私は近くにあった紙に一言だけ書いた。
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さぁ。そろそろ行こう。ありがとうみんな。
私は窓から身を投げた。
バァンッ!!
とてつもなく大きい内臓の破裂音を立てながら私は…死んだ。