That day, it was missing one of the month   作:サイバーエタニティー

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3ヶ月失踪したサイバーエタニティーですごめんなさい。
今回から書き方を変えてみたのでご意見お待ちしております。


12話 Circle of sisters had broken

【姉さんが自殺を図った】

その連絡があったのは午後の授業がまさに始まろうとしていた時だった。

病院の先生から連絡を受けた私は教室を飛び出した。

行き先はもちろん花咲川総合病院だ。

周りの生徒や先生達の視線が痛いがそんなことは気にしていられない。

「はっ…はっ…はっ…」

 

走れ。私。姉さんが危ないんだ。

学校から病院まではかなり距離があるため途中で足がズキズキと痛んだ。そのせいか

 

「はっ…はっ…きゃっ!痛っ…!」

 

転んでしまった。かなり盛大に転んでしまったようで足や手から血がとめどなく溢れる。痛い。

だけどこんなところで立ち止まっている場合じゃない。姉さんはもっと苦しい思いをしているんだ。そう自分を奮い立たせ、唇を噛み痛みを押し殺しながら走った。

 

「先生!姉さんは…?」

 

「残念ながら…」

 

「嘘…姉さん…」

 

私は姉さんの顔に触れた。死後硬直が進んでいてとても冷たかった。

 

「姉さん…!嫌…嫌ぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

午後5時。私の部屋。

姉さんが死んだことを湊さんに報告したらしばらく練習を休みなさいと言われた。普段なら断るのだが今日はありがたく受け取った。このままじゃ皆さんに迷惑がかかってしまうから。

私は姉さんを拒絶したままだ。

仲直りをすることができなかった。姉さんが死んでしまったから。

本当は謝ってまた一緒に仲良く暮らしたかったのに…

私のせいだ…私のせいで姉さんは死んでしまったんだ…そう思うと涙がとめどなく溢れてきて、何もする気が起きなかった。それどころか生きている意味さえもわからず死んでしまいたい衝動に駆られた。

だけど日菜がいるからそれは何とか止めていられた。そろそろ日菜が帰ってくる時間だわ…

日菜には連絡が入っていないから死んだことを知らせないことが出来る。

まったく…妹を騙す姉なんて最低ね。

 

「ただいまー!」

 

噂をすれば…今日は母さんが帰ってこないから私が夕飯を作らなきゃね…だるいけどやらないと。

私はいうことをきかない重たい身体を引きづって部屋から出た。

 

「日菜…おかえりなさい。」

 

「ただいま。おねーちゃん…練習は?」

 

「ちょっとね…もうすぐご飯だから荷物置いてきなさい。」

 

「はーい!」

 

日菜の笑顔はいつでも私やみんなを癒してくれる。

それに比べて私は…いえ…こんなこと考えてたらダメね…

今日は日菜の好きなものを作りましょう。

 

「日菜。ご飯出来たわよ。」

 

「うん!今行く!」

 

日菜と私は向かい合って座った。

 

「…いただきます。」

 

「いただきます!…美味しい!」

 

「ふふっ…よかったわ。」

 

「ねぇおねーちゃん…優香おねーちゃんの容態は?」

 

「…もうすぐ退院できるみたいよ。」

 

「ほんと!?やったぁ!また一緒に暮らせるね!」

 

「ふふ…そうね。」

 

これが私が日菜についたはじめての嘘。

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