That day, it was missing one of the month 作:サイバーエタニティー
なんで…?どうして…?
どうしてあたしに嘘をついたの?
教えてよ…おねーちゃん。
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紗夜おねーちゃんからもう少しで優香おねーちゃんが退院だと聞いてあたしは眠るに眠れなかった。
早く優香おねーちゃんに甘えたい。一緒にギターを弾きたい。
だけどあたしのそんな淡い期待はいとも簡単に途絶えてしまった。
それは2週間たった日の放課後……………
「ちょっと日菜…離れなさい。」
「嫌だ。紗夜おねーちゃんと一緒に帰るんだもん♪」
と、その時おねーちゃんの携帯が鳴った。
誰からだろう?
「日菜…ちょっと電話に出てくるわね。」
「うん…」
それから10分くらいかな…やっと紗夜おねーちゃんが帰ってきた。
「待たせたわね。帰りましょ。」
「今の電話…誰から?」
「なんでもないわ。早く帰るわよ。」
「ちょっと待ってよー!」
なんだか妙にはぐらかされた。おかしい。
午後9時 紗夜の部屋の前
家に帰ってから紗夜おねーちゃんの様子がずっとおかしかった。
作ってもらって悪いけどご飯もあんまり美味しくなかったし、ずっと下を向いてあたしと話もしないままやることを済ませて部屋にそそくさと入っていってしまった。
だからあたしは紗夜おねーちゃんと話がしたくてドアをノックしようとした時。
紗夜おねーちゃんが誰かと電話をしていたのが聞こえて思わず盗み聞きしてしまった。絶対原因はその電話なんだから。
でも聞いてしまって後悔した。聞かなきゃよかった。
だってこんなの……こんなのって…
「はい…やはり姉さんの死因は心臓破裂ですか…」
(えっ…?優香おねーちゃんが死んだってこと…?)
「分かりました。明日遺体を引き取りに行きます。ですがこのことは妹には内緒にしてください。二週間前に死んだことも…自殺だってことも。」
(自殺…?優香おねーちゃんがそんなことするわけ…)
「では失礼します。」
(優香おねーちゃんが二週間前に死んでた…?紗夜おねーちゃんはあたしに嘘をついたの?)
あたしはいてもたってもいられず、ノックもせずに部屋に入った。
「日菜…部屋に入るならノックをしなさいといつも…」
「そんなことどうだっていい!優香おねーちゃんが二週間前に自殺したって本当なの!?」
「日菜…どうしてそれを…」
「ずっと聞いてたんだよ…紗夜おねーちゃんはあたしに嘘をついたの?」
「日菜…それは…」
「答えてよ!あたしを裏切ったの!?あたしに嘘をついてずっと欺こうとしたの!?」
「そんなこと…」
「紗夜おねーちゃんなんか大っ嫌い!!」
「日菜!」
あたしは自宅を飛び出した。
その瞬間あぁ…やってしまったと後悔した。もう紗夜おねーちゃんにも顔向けできないや。
もうこのまま死んでしまおう。
あたしは道路に飛び込んだ。