That day, it was missing one of the month   作:サイバーエタニティー

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優香…あの日貴女の運命を変えてしまったのはあたし。
本当にごめんね……

氷川優香と今井リサの過去が密接にリンクするお話…になったらいいなと思います。
期待せずに見てください。


アナザーストーリー
That day, it was missing one of the month アナザーストーリー 今井リサ視点


あたし今井リサと氷川優香は幼なじみ…というか小学校の時からかなり仲が良かった。

朝起きる時と夜以外はいつも一緒にいて周りからも仲良し2人組だと評判だった。

だけど4年前…その絆は一瞬で崩れ落ちた。

あたしたちは中学一年生から仲良し5人組でバンドを組み始めた。

あたしはベースで優香はギター兼ボーカルだった。

みんな筋がよくてあたしたちは学校で話題になった。

体育祭や学園祭の時にはバンド演奏を披露した。

でもある日、あたしは優香に嫉妬の心を抱いてしまった。

なぜなら優香は男女問わずにモテモテで、成績も優秀だった。

なおかつ歌もギタースキルもあたしよりもかなり上手くあたしには到底追いつけそうになかった。

今思えばとても小さい事だと思う。だけどその時のあたしには優香は殺したいくらい憎い存在だった。

だからあたしはまず嫌がらせとして中学三年生の学園祭の日に手を打った。

SNSで人材を集めてお金と引き換えに誘拐されたように仕立てあげようと思ったんだ。

そうすればベースがいないあたしたちのバンドは演奏中止を余儀なくされる。

そして優香はあたしを探し出そうともがくだろう。

そこをあたしが自分の手で殺すのだ。

そして当日

 

学園祭は順調に進み、いよいよバンド演奏の時間がやってきた。

あたしは予定通り頼んだ方に学校に電話をかけさせて、今井リサを預かっていること、廃工場に5時間後に氷川優香1人に1000万円を持ってこさせれば解放してやるということを伝えさせた。

我ながら完璧だ。優香はあたしを探すのだろう。

だけど私は裏切る。殺してやる。

今までの憎しみを全てぶつけてやる。

 

そして5時間後

あたしは物陰から優香の様子を見ていた。

アタッシュケースを持っている。

今からお金を引き渡すところだろう。

 

「…ちゃんと1000万円用意しました。早くリサを返してください!!」

 

優香は泣きながら叫んだ。今からあたしに殺されるとも知らずに。

 

「…無理だな。今井リサは元から殺すつもりでいた!」

 

そう言うと彼はあたしの首を掴み首元にナイフをあてがった。

予定にはない彼の行動にあたしはどうしたらいいか分からず泣きながら助けを求めることしか出来なかった。

 

「誰か!助けて!」

 

「うるせぇ!死にてぇのか!?」

 

ナイフが首元に少しづつ入っていき首から血が流れ始めた。

その時。

 

「リサを…リサを離せぇぇぇぇ!!」

優香は近くの鉄パイプを持ってこちらに突進してきた。

あたしは怖くて目を閉じた。

そうすると…

 

「ゴンッ!」

鈍い音がして目を開けるとそこには頭から血を流した彼と血のついた鉄パイプを持った優香かいた。

 

「…あ…あぁ…!」

カラン…

優香は鉄パイプを落とした。その手は震えていた。

それもそうだろう。人を殺したのだ。正気でいられるわけが無い。

それはあたしも同じだ。だから思わずこう言ってしまった。

 

「この…人殺し!!」

その一言で彼女はどれくらい傷ついたのだろうか。

あたしには想像も出来ない。

優香はその場から立ち去り、あたしたちの前から姿を消した。

その後裁判があり優香は無罪となった。

その後、仲を戻すのはまた別の話。

 




てきとーにかきました()
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