That day, it was missing one of the month 作:サイバーエタニティー
時はすぎて中学三年生の3月、あたしと優香はしっかりと同じ第一志望校に受かり、4月から晴れて高校生になる。
今日は卒業式だ。
あの事件の後、優香のまわりには誰も寄り付かなくなってしまった。
大好きだった彼氏とも別れたらしい。
あたしもそうだ…優香とは気まづくて距離を置いてしまった。
だけど…今日こそは絶対に仲直りするんだ!
式が始まった。
卒業証書を受け取ったあと、様々な来賓の方の挨拶、校長先生からの言葉。
2年生からの最後の言葉。
どれもあたしの心に深く響くものだった。
そのせいなのか、あたしは人目を気にせずに泣いてしまった。
それも目を真っ赤に染めて、周りの子が心配するくらいには。
その時、優香の顔が霞んで見えた。
優香は…にっこりと微笑んでいた。
式も終わり、門出式の時間になった。
あたし達の学校は、近くにそこそこ広い公園があるため、そこに行って友達や先生方と写真を撮ったりするのだ。
1番前のクラスが進み始めた。
あたし達のクラスは2番目だから、すぐに進んだ。
2年生の子達が、思い思いの言葉をかけてくれる。
「今井先輩…頑張ってください!」
「健康に気をつけてくださいね!」
「またいつか会いましょうね!」
そんな言葉をみんなかけてくれた。
すごく嬉しかった。
自然と涙が溢れだして止まらなかった。
答えなきゃ…そう思った。
だからあたしは涙ながらに答えた。
「あ…ありがど…」
うまく喋れなかった。
それでもいい。感謝の気持ちを伝えられれば。
あたし達は学校をあとにした。
みんな仲の良かった子やお世話になった先生方と写真を撮っている。
だけどそこに優香の姿は見当たらなかった。
もう帰ったのだろうか。
あたしは周囲を探した。
5分くらい探しただろうか。
優香はいた。だからあたしは声をかけた。
「優香!」
「……なに?」
優香はこちらを見ずに返事を返した。
その声はどこか冷たかった。
「ご…ごめん!あたしのせいで…」
「いいよ。」
「えっ…?じゃあ仲直り…」
「それはできない。」
「どうして…?」
「どうしても…だよ。」
優香の表情は伺えないけれど、どこか悲しそうだった。
その日はそうして終わった。
高校一年生になってもあたし達の仲は戻らなかった。
幸い、優香とは同じクラスだったのでアプローチをかけることは出来た。
あたしは何度も話しかけた。どんな話題でもいい。
優香と仲直り出来るのなら。
そして、進級の日。
ついに優香は折れた。
「はぁ…しょーがないなぁ…いいよ。」
「本当に…?」
「うん。」
「優香…優香ぁ!」
「あっ!ちょっともう!」
あたしはすごく嬉しくって、優香の胸の中で泣いた。
「よしよし…」
その間、優香はずっとあたしの頭を撫でてくれていた。
時は過ぎ、高校三年生のある日。
もう、優香はいない。
それどころか、紗夜も…ヒナもいない…
あたしの心は砕け散った。
ずっとあたしが支えていたつもりなのに、あたしが氷川姉妹に支えられていたんだ。
その支えがなくなった今、あたしはいとも簡単に倒れてしまう。
あぁ…優香…会いたいよ。
「あっ!ああん!」
「おら!もっと喘げ!」
氷川姉妹がいなくなってから、あたしはヤクに手を染めた。
今思えばくだらないと思う。
でも薬って言うのはすぐにやめられるものじゃない。
だからあたしは薬代を払うために、こうして体を売って生活している。
優香…会いたいよ。
優香…今どこにいるの?
優香…今ドコニイルノ?
ユウカ…イマドコニイルノ?
優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香優香!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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