ウマ娘 プリティーダービー 〜レース前には欠かせない存在〜   作:てこの原理こそ最強

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オリジナル1

 

トゥインクルスターファン大感謝祭二日目

 

昨日の駅伝はハプニングがありBNW本来の勝負は見れなかったが生徒会長ルドルフによる大阪杯宣伝により有終の美を飾れたと思う

 

そして二日目もたくさんの人がトレセン学園に来ていた

 

『ニンジン焼きいかが〜』

 

『岩手には負けない!』

 

『高知には負けません!』

 

「今日もすごい人ですね」

 

「そうね〜。ありがたいことだわ」

 

オレは教師として見回りをしながら楽しんでいるとこの通りスキーに捕まった

 

「マルゼンスキーさんは楽しんでますか?」

 

「そうね。本当なら先生にも何か出店みたいなものやってほしかったけど」

 

「すみません」

 

「まぁいいわ。こうして先生と回れてるんだし」

 

「捕まってしまいましたからね」

 

「あら人聞きの悪い。先生が他の娘にちょっかい出さないか見張ってるのよ」

 

「それこそ人聞きの悪い。自分がそんn「センセー!」...おっと」

 

エル。颯爽と登場。さすがは鷹だな

 

「今日も元気ですね、エルコンドルパサーさん」

 

「ハイ!先生に会えたからもっと元気デス!」

 

「それはよかった。とりあえず離れましょうか、いてっ」

 

「?」

 

「そういうところよ...」

 

スキーに軽く蹴られた。嫉妬でもしてるんかな

 

「エル〜私もいるのよ〜?」

 

「先生に夢中で気づきませんデシタ、スミマセン」

 

「あらあら先輩に対していい度胸ね...」

 

「ハーイ、以後気をつけマス...」

 

「はいはい二人とも、せっかくのお祭りなんですからケンカしないで」

 

オレを挟んで歪み合う二人の頭を撫でながら落ち着かせる

 

「まぁ、先生が言うなら私は問題ないわ。だから続けて♪」

 

「ン〜気持ちいいデス♪」

 

「先生」

 

「おや、ナリタタイシンさん」

 

「ちょっと話があって。少し時間いいかな?」

 

「えぇ構いませんよ。ということで二人ともまた」

 

「仕方ないわね〜」

 

「ムゥ...」

 

昨日の駅伝でたくさんの人を盛り上がらせたBNWの一人であるナリタタイシンさんに人気のない訓練場に連れてこられた

 

「先生。ごめん仕事中に」

 

「いえ、お気になさらず」

 

「えっと...来てもらった、その...要件なんだけど...」

 

「はい」

 

「昨日は、ありがとぅ...本当は昨日言った方がよかったんだけど...」

 

「?」

 

昨日のことはキオクニゴザイマセン

 

「先生のおかげでまだ続けられそうだ」

 

「そうですか。それはよかったです。自分も他の人だってまだまだタイシンさんの走る姿を見ていたいですから」

 

「そう...」

 

さっきから俯いていてなかなか顔を合わせてくれない

 

「今度何か考えに困ったら来てください。次は引退、なんて口走る前に必ず一度相談に来ること。自分じゃなくても他の娘に相談してください。それこそウイニングチケットさんとビワハヤヒデさんにならなんでも話せるでしょう」

 

「わかった。そのときは真っ先に先生のとこに行く」

 

「いや、先に友達に」

 

「行く」

 

やっと目が合ったと思ったら力強い眼差しで見つめられる

 

「頑張って直していきましょう」

 

「ん」

 

「あー!タイシンこんなとこにいたー!」

 

タイシンを探していたもようのチケットとハヤヒデが登場。BNWが揃ったな

 

「何度も連絡していたんだが、先生と一緒だったか」

 

「え。あ、ごめん。気づかなかった」

 

「あのタイシンが携帯いじらないなんて。どんだけ先生に夢中だったんだよタイシン!」

 

「なっ!ちがっ!」

 

「まったく、先生には困ったものだな」

 

「自分ですか...」

 

「また会長達にどやされなければいいがな」

 

「怖いこと言わないでください。さっ!三人もお祭りを楽しんできてください」

 

「そうだよ!早く行こう!」

 

「先生も一緒にどうかな?」

 

「それはいい」

 

「すみません。まだ仕事がありますので」

 

「そっか...」

 

「それでは仕方ないな」

 

「では自分はこれで。何かトラブルなどあったら呼んでください」

 

「あぁ」

 

「ありがと、先生」

 

オレは挨拶してその場を離れる

 

「...」

 

「...」

 

「二人とも先生にゾッコンだね」

 

「ちょっ!」

 

「チケット!お前何を!」

 

「え、違うの?」

 

「「...」」

 

そういうのは本人がもっと離れてからするべき話なのでは...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の感謝祭の一般公開は15:00までとしその後は学園の生徒達が楽しめる催しものがあるとのことで教師達はその手伝いのためそれぞれ指定された教室で開始を待っていた。オレはいつも通りの仕事場だったが

 

『みんな、昨日今日とご苦労様。みんなのおかげで来賓される方々もとても楽しんでおられる。まだ明日の最終日が残っているが一旦今日は頑張ってくれているみんなのねぎらいとなればと思って、生徒会と教師の方々やトレーナー達で催しものを用意した。楽しんでくれると嬉しい。ではその催しものの詳細を説明しよう。エアグルーヴ』

 

『今回行われるのは"宝探し借り物競走"だ。学園内のいくつかの箇所に箱を設置している。中にはそれぞれ一枚の紙が入っている。それに書かれているお題を成功させた後に生徒会室に来ることが勝利条件だ』

 

『お題には物を持ってくるものやゲームのようなものがある。物ならばそれを持って、ゲームならばその場にいる先生からクリアの証拠としてスタンプのついた用紙を持ってくること』

 

ちなみに生徒達には内緒だがお題が簡単なものほど箱は見つけにくく、難しいものほど簡単に見つかりやすくなっている。でないとおもしろくないと久しぶりにルドルフのニタリ顔を見た

 

『催しものと言っても最低限のマナーは守るように。箱の移動や列への割り込みなどが発覚した場合その者には厳重な処罰が待っている。参加人数が多いためゲームに関すること以外で走ることは禁止とする』

 

『また今回勝利者には早い者から五着までのウマ娘には賞品が贈呈される。みんなも気になるだろうから三着までの賞品を発表する。ブライアン』

 

『五着は明日使えるどこの出店でも使える金券3000円分。四着はニンジン一月分。三着は学食で使える食券一月分だ』

 

三着まででもこの豪華な賞品で生徒達は大盛り上がりだ。一体一着と二着はどんな商品が待っているのやら。アハハータノシミダネー...ハァ...

 

『みんな、理解できただろうか。もし不明な点があれば近くにいる教員、トレーナーに聞いてくれ。制限時間は18:30までの三時間。では、"宝探し借り物競走"開始だ!』

 

スタートのファンファーレが流され、生徒達が一斉に動き出したようだ。さてここに最初にここにくるのはどなた

 

「先生!紙どこ!?」

 

早いな!

 

「いやそれを探すのも楽しみの一つなんですが?マヤノトップガンさん」

 

"マヤノトップガン"は天真爛漫でとにかく元気なウマ娘。甘えん坊な末っ子気質で飽きっぽく気分屋。いつもトレーナーを振り回していて制御が難しいらしい

 

「えへへ〜、最近先生に甘えられてないから無意識にここにきちゃった!」

 

「そうですか。しかし今は自分も審査員の立場にあるので、それはまた今度ですね」

 

「そっか...わかった!なら早めに終わらせてまた来るよ!じゃあね先生!」

 

「走ってはダメですよ」

 

オレの注意に身体をビクッとさせてゆっくりと歩き出していった。注意してよかったー

 

「先生」

 

次はグラスだった。それはそれはとてもいい笑顔で。その手にはしっかりとお題の書かれた紙も握られていた

 

「よく見つけましたね」

 

「えぇなんとなくわかりました。でもこれ見つけにくすぎです。始まってすぐに来ようと思ったのに探すのに少し時間がかかっちゃいましたよ」

 

「いやしかしお題の中に自分が担当のものがないかもしれないじゃないですか」

 

「それはありえません」

 

「それはどうして?」

 

「最初会長がおっしゃってました。この催しものは生徒会の方々と"教員"、トレーナーの方々で考えたと。生徒会長であるシンボリルドルフさんが先生に頼まないわけないですから」

 

「よくわかってるんですね」

 

「いえ。先生のことに関して考えれば私でも同じことをするので」

 

「そうですか。まぁお話はそれまでにして早速始めましょうか」

 

「いえ、もう少しお話したいです」

 

「ダメです。紙は一枚しかないんです。グラスワンダーさんが終わればすぐに戻して次の娘を待たなければいけないので」

 

「え〜」

 

「我慢してください」

 

「せっかく会えたのに...」

 

「そんな顔をしないでください」

 

これじゃあオレが悪いみたいじゃん

 

「わかりました。先生に迷惑をかけるのは本意ではないので」

 

「すみません」

 

なんでオレが謝らないといけないの?

 

「じゃあゲームの内容を話しましょう。ゲームは、自分を食堂まで連れて行くことです」

 

「それだけですか?」

 

「えぇ。しかしその間に15人のウマ娘に挨拶以外の言葉をかけられたらゲームオーバーです」

 

「そ、そんなの絶対クリアできるわけないです!」

 

らしいなー。なんでこれが一番難関なお題なのか。あれ?でもお題が難しいのはお題の紙が入った箱見つかりやすいのでは?いろいろ矛盾が...

 

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