一輪の花   作:雪楓❄️

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2話目なのに、こんなにも間が空いてしまってごめんなさい…。


期待して頂いているかわかりませんが、書き上がったのでどうぞ!


2話

ルキアちゃんの処罰が決まったという一報を受け、私はすぐさま山爺へと抗議をしにいった。

 

「なんで!?幾らなんでも処刑は重すぎる!!」

 

ルキアちゃんに課せられた処罰は、処刑。

確かに死神の力の譲渡は重罰に当たる。だが、それでも死神の力の剥奪が最も重い刑罰だ。

 

「それが四十六室の決定じゃ。今更、何を言おうと覆せん」

 

山爺は私が何を言おうが、さっきからこの一点張り。

確かに四十六室は護廷十三隊を超える権力を持っているし、今回のことを擁護することが出来ないことぐらい私でもわかっている。

 

(………こうなったら謀反でも…………)

 

私が謀反を起こそうと思えば、少しは打撃を与えられる自信くらいはある。

さらに卍解を使えば、護廷十三隊の隊長を全員相手にしてもある程度は戦える自信もある。

 

「小鳥遊……変な気だけは起こすでないぞ。」

 

私の考えていることなどお見通し。

山爺はそう言った表情で私を見ていた。

 

「………さぁ。兎に角、私はルキアちゃんの処刑には反対だから。」

 

これ以上何を言おうが山爺の言うことに変わりはないだろうと思い私はその場から去った。

 

「あの小鳥遊をここまで怒らせるとはな……」

 

そう呟いた山爺の額には汗が流れていた。

 

 

 

 

 

 

 

(………むぅ。どうしたらいいんだろうか)

 

山爺の元から去ってから数分。

私は取り敢えず頭を冷やすため、いつものように1番隊の隊舎の屋根上で日向ぼっこをしている。

 

(…………考えたところで結局どこかで歪みが生まれるし、私には何も出来ないのかな)

 

何度も何度もルキアちゃんの処刑を止める方法を考えたが、私の権力でどうにかなることなんて殆どなかった。

護廷十三隊の1番隊の隊長になって、権力というものの力は嫌という程知ることになった。

護廷十三隊は確かに尸魂界の最強の武闘集団。

だからこそ、上の決定に逆らってはいけないということぐらいは私でもわかっている。

力に物を言わせれば、私に適う相手はいない。そう言い切れる。

霊王の直属の護衛の零番隊だろうが私の前には無力。剣技に関しても私に勝てる相手は誰一人いない。

鬼道に関してはかなり後手にまわることになるけど、卍解を使用してしまえばそんな心配も杞憂に終わる。

唯一、私の能力が通用しないのは黒腔の向こう側に相手が存在している場合。だが、黒腔を通して相手側にまで干渉できる能力は大虚が使う【反膜(ネガシオン)】だけである。結局のところ、私の前では能力を使うことは不可能である。

 

(………そういえば、あの人に変な事聞かれたことあったっけ?)

 

あれは数年前のこと、流魂街を散歩していた時の話なのだけどたまたま藍染隊長と鉢合わせしてしまいお茶をしたことがあった。

その時、藍染隊長に「君はそれだけの力を持っているが、現状に満足しているか?」と聞かれた。

その時は私は、現状というかその日常に満足していたため深くは考えず頷いたのだが今思えばあの質問にはかなり不自然な部分が多かったように思える。

私が頷いたあと、藍染隊長は「そうか。残念だ………」と小さく呟いていた。

私は特に意味はないとは思っていたが、もしそのままの意味だとしたら藍染隊長は現状に満足していないということになる。

 

(………なんだろうこの違和感……)

 

藍染隊長が何かを行動するには前触れすらない。

私自身、藍染隊長の斬魄刀の能力は風の噂程度でしか知らない。折角のお披露目会のようなものを体調を崩して自宅待機を命じられてしまったから。

それでも、彼程度では戦闘面では確実に傷一つもつけられない可能性が高い。

では、知能か。否、幾ら彼の知能が高い言っても考えることしか能がない四十六室に適うはずもない。

 

(………切り札でもあるのかな?………いや、まさかね)

 

私はこれ以上考えても無駄に思え、そこで考えることをやめてそのまま目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に私が目を覚ましたときには、既に辺りは月明かりに照らされていた。

 

 





短くてごめんなさい。
ただ次回からは原作入りするので、お楽しみに!!
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