どうにかして休みたい思いで作った27話です…
「うん…分かった。ありがとう桜ちゃん!」
義妹である桜との通話を終了した間桐光太郎は、携帯電話を畳むと再び走り始める。
会社帰りのサラリーマンやこれから遊びに出る若者達など行き交う人々の間をすり抜け、クラスメート達の情報を元に光太郎は新都のある場所へと向かっていた。
その走る速さは小学生の範囲を超えないものの、限界ギリギリまで脚力を高めて疾走している。これ以上速くならないように自制しながらも、光太郎はこれまでになく、心躍る気持ちとなっていた。
(何だろう…すごく体が軽く感じる!)
あの人の話を聞いたからかな…と、先程自分の悩みを聞き、打ち砕いてくれた人物の姿を思い出す。自分は王様だという変な人だったが、光太郎にとっては自分の心を救い、大切な事を気付かせてくれた、まさに王様だ。ゴルゴムは創世王こそ支配者と言っていたけど、あんな連中のボスが世界の王なんて御免だ。あの人が本当に王様なら、喜んで言うことができるけど、などと考えていた光太郎の視線は電機屋のショウウィンドウに展示されているテレビの報道ニュースを捉えた。
『―――父親を刺殺した青年の目撃情報は自宅近辺ではなく、冬木へと逃亡した可能性があると警察は捜査の範囲を広げています。また、冬木でも子供たちが行方不明となる事件が相次いでおり―――』
次に映されたのは消えた子供を心配するあまり泣き崩れながらも記者へ答える母親の姿だった。
「事件起き過ぎだよこの町…」
今朝のニュースは隣町での事件のはずだった、まさか今自分のいる場所まで広がるとは予想外であった光太郎は、義弟の捜索のため、人通りの少ない道を選択する。
ちょうど電機屋の脇道は人一人通れるスペースしかなく、迷いなく踏み込んだ光太郎は瞬時にバッタ怪人へと姿を変える。
廃棄された鏡に映る自分の姿にかつては嫌悪していたが、今は自分の力であると受け入れている。
「これで慎二君をすぐに見つけて、家に帰れるなら…」
今の家族の元へ帰れるなら、いくらでも使ってやる。
そう心に決めた光太郎の脳に、またも不快ではないノイズが響く。先週から続いていた響いては消える謎の感覚。久々に姿を変えた途端、それが一番強くなっていた。
「またか…気になるけど、今は…!」
その脚力を最大限に活かし、光太郎はビルの屋上へと向かいジャンプする。屋上へ到達した光太郎は眼下に広がる新都のある一定のエリアに視覚と聴覚を集中させる。同級生たちの情報で得た、かつて光太郎を苛めていた一団だ慎二を連れていったと思われる場所。
町はずれにあるに廃工場だ。
光太郎が冬木にやってきた際には既に十数年放置された状態あり、一時は不良たちの溜り場で有名であった。が、最近だと妙な噂がが流れて誰も寄り付かない場所となっていた。
「バッタの怪物、か」
曰く、真っ赤な目をした巨大バッタが目にも止まらないスピードで追いかけてくるらしい。もしや桜をトラックから助けたと時に目撃されたのかと思ったが、昨年の事が今更広がるなど考えずらい。それに追いかけっこして誰かを怖がらせる趣味など持ち合わせていないのでただの噂と光太郎は片づけた。
そして見つけた。廃工場へと続く道を歩いている小学生の男子達。その中には慎二も混じっていた。
「…行くか」
光太郎は再び移動を開始した。電柱やビルの壁を足場に、誰一人に気付かれることなく、義弟の元へ向かった。
ここからは、光太郎がその超人的な視覚と聴覚で捉えた。慎二と上級生の会話である。
「ここだ、ここ」
「…」
男子の指さす先にあるのは、目的地である廃工場だ。立入禁止の看板も虚しく、扉を施錠していた南京錠や鎖は切断され道端の隅で腐蝕している。中を照らす明かりもなく、ただ、暗闇が広がっているだけだ。
「ほら、早く行ってこいよ」
「途中で帰ってくんなよ?ビビッてやっぱり無理です~って謝れば別だけど!」
一人が高声で言うと男子達は一斉に笑いだした。
「…くっだんないなぁ」
「あ?」
その馬鹿笑いも、慎二の一言でピタリとやんでしまう。
「要するに自分たちで確認するのが怖いんだろ?あんな下らない噂の真相なんて、なんの役に立つんだよ。いいよね、暇人は」
「何だと年下のくせに!!」
なんて頭の悪い言い分だろう。自分に掴みかかろうとする上級生が顔を真っ赤にして憤慨している様子に慎二はあきれ果てていたが、リーダー各の男子の行動に狼狽してしまう。
「待てって。おい間桐。忘れてないよな」
リーダー各がカバンから取り出したのは、一冊の本である。それを見せられた途端、慎二は男子に飛び掛かろうとしたが、呆気なく突き飛ばされてしまう。3学年も上ではどうしても体格と力の差が出てしまっていた。
「くっ…」
「ルールは守ろうぜ間桐クン?お前が失くした大事な本は俺達が拾ってやったんだから…」
(嘘つけ…僕の同級生を脅してカバンから取らせたくせに)
それが発覚した際に脅された同級生は泣きながら謝ってきたことを思い出す慎二。本当に腐った連中だ。
「だからさ、御礼に俺達のお願いを聞いてほしいわけ。噂の巨大バッタをこの目で見たいよなぁ、みんな?」
床に尻餅したままの慎二を囲うように、男子達はニヤニヤ笑いながら彼を見下ろしている。
「わかったよ…その怪物の写真撮ってきたら、その本は絶対に返せ!!」
「ああ、写真が撮れたらな?」
立ち上がった慎二は廃工場の入口へと向かうが、途中で振り返り、リーダー各の男子に睨みながら伝える。
「あともう一つ…学校で言った事も取り消せ」
「あーはいはい。早くいけよ、『役立たず』」
「…っ!!」
手に持った携帯電話をカメラモードに切り替えながら、慎二は工場の中へと進んだ。
「なあ…あのチビ本当に入ったぞ?」
「ほ、ほんとにいいいのかな?」
若干の後悔を口にする取り巻きの男子の胸倉を掴んだリーダー各の男子は脅すように口を開いた。
「お前もなにビビってんだよ。これはアイツへの復讐なんだぞ?アイツのせいで、俺らが学校でどんな目に合ってるか思い出せよ!」
光太郎が化け物と周囲に噂を広め、彼を一時期孤立させて以降、クラスメートには煙たがられ、学校で肩身の狭い彼らの行為は光太郎への逆恨み以外何物でもないのだが、それを自覚することすら出来ないのであろう。しかも光太郎自身ではなく、その弟で憂さ晴らしをしているのだから始末に負えない。
「と、ともかくさ、あの弟が戻ってきたらどうすんだ?」
険悪な雰囲気を拭おうと話題を変える男子に、リーダー各は手を放し、慎二の本を再び取り出した。
「そうだな、どの道この本を目の前で破いてやる」
「えげつな…本当に写真とってきたとしても?」
「バーカ。噂にだけに決まってんだろ?撮れなかったら約束を破ったことにすればいいし、なんかの手段を使ってそれらしき物撮っても偽物ってことにすりゃいい」
「へぇ~色々と考えてんだね」
「まぁな。でもまだまだだ。俺を馬鹿にした間桐を苦しめるまで…」
「ふ~ん、でも俺、言われるほど君を気にしてないんだけど…」
「そっちがそうでも…え?」
自分と会話している方へと首をゆっくりと向ける男子。そこには偶然だねと言わんばかりに手を振る間桐光太郎が立っていたのだ。
「ま、間桐…こ、これは」
一気に蘇る過去の記憶。いくら自分が嫌がらせしても、殴っても、動じなかった転校生。挙句に木材で叩いても傷一つ負わず自分に迫ってきた悪夢が彼の脳裏を過る。
「そこまで驚かれると逆にショックだな。あ、この本返してもらうね」
動揺して持つ手にそれほど力が入っていなかったのか、あっさりと慎二の本を取り返した光太郎は、本が無傷であるか確認する。
「な、何しに来たんだよ…」
まさかこの場でかつて自分たちがやっていた苛めの仕返しをするつもりなのか…震えながら尋ねる男子は周りを見る。同様に突然現れた光太郎に尻餅をつき、半泣きになっている男子もいる。しかし光太郎の返答は、彼らが予想していた内容とは違うものだった。
「ん?弟を迎えに来たんだけど」
「はぁ…?」
視線を本に向け、さも当たり前のことのように答える光太郎に一同が呆然とする中、光太郎へ向かってリーダー各は声を上げる。
「なん…だよ」
「ん?」
「なんなんだよお前!?そうやって俺らを馬鹿すんのかよ!あの時だって…逃げる俺らをわらってたんだろ!?」
激高する男子にどう答えたものか…と頭をかきなが、困ったように答える。
「いや、いずれはそっちが飽きるかなってほっといたんだけど、なんかリアクションしといたほうがよかったのかな?」
自分を心配してくれているクラスメートに悪いが、これが光太郎の本心だった。痛みなどなかったが、流石に殴られるだけでは気分が悪い。しかし、自分がやり返すとそれだけでは済まないと思った光太郎はただ、相手が飽きるまで待っていたのだ。そして苛めが終わった件も、自分が相手に怪我させちゃったな程度にしか考えていなかったのだろう。
彼の言動と表情を見て、彼らはようやく思い知った。自分たちを馬鹿にされていると思い込んでいただけであり、最初から相手にすらされていなかったと。
がっくりとうなだれる男子たちの姿には首を傾げる光太郎。なにかまずいことでも言ったのであろうかと思った直後であった。
「うわぁァァァァァァァァァァ!!!」
工場の奥から響く絶叫。紛れもなく慎二のものだ。
「なんだよあの声…?まさかホントに!?」
「バッタの怪物が!?」
顔を見合わせる男子達。まさか目の前にもバッタの怪人がいるとは夢にも思うまいと考えながらも、光太郎は工場の奥へと足を進める。
「…君らは帰ってくれる?これから慎二君迎えに行くから」
「き、聞こえなかったのかよ!?この奥に化け物がいるんだぞ!!」
後ずさるリーダーに光太郎は笑いながら答える。
「ま、家族だからね。迎えにいくのは当然だよ。あとそれから…」
笑顔とは一変し、鋭い目で睨み付ける光太郎。その目を見た男子たちは、慎二の絶叫とは比べられない恐怖を知ることとなった。
「もし、今度俺の家族に何かしようとするなら…俺はその時、君たちを絶対に許さない!!」
光太郎の怒号を聞いた直後、男子たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ帰った。
「さぁ、いこうかな?」
その頃、工場の奥へと進んだ慎二は…
「と、突然大声上げんじゃねぇよクソガキ」
「ハァ、ハァ…」
喉元に血のりの付いた刃物をつきつけられていた。
(な、何でこんなことに…)
上級生たちに言われて噂の怪物を探していた慎二は、突然肩を掴まれ、目の前にいる男に捕まってしまった。月明かりでしか確認できなかったが、その男は今世間を騒がしている逃亡中の殺人犯だった。どうやらこの工場に潜んでいたところを不幸にも出くわしてしまったらしい。
「クソ、クソ、クソ、どいつもこいつも俺の邪魔しやがって…」
反対の指の爪をかじりながら悪態をつく犯人。既に爪はひび割れ、血が滴り落ちている。もはや普通の精神状態ではないだろう。
(こんな時、魔術を使えたらこんな奴…)
せめてもの抵抗として犯人を睨む慎二だったが、それが犯人を逆上させる結果となった。
「何だぁその目はぁ!!!お、俺がなにしたってんだぁ!!!」
「…っ!!」
「お、俺はなぁ、親殺してんだぞ!?だ、だからお前みたいなガキなんてすぐだすぐ!!」
目の前に迫る刃に震えだす慎二であったが、犯人が次に発した言葉に、その震えがピタリと止ってしまう。
「こ、後悔しろよ!?この何の『役にも立たない』くそがぁっ!?」
犯人は最後まで言い切ることが出来ず、慎二渾身の体当たりを腹部に受けてしまう。
「こ、この…」
「取り消せ…取り消せよ今の言葉!!」
立ち上がり、腹部を抑えている犯人に対峙する慎二。その目は恐怖などなく、怒りに満ちて犯人を睨んでいた。上級生にも言われたその言葉に、慎二はどうしても我慢できなかったのだ
「こんの…ガキィ!!付け上がってんじゃねぇよぉ!!!」
刃物を捨て、床に放置された鉄パイプへと持ち替えた犯人は慎二の頭部めがけ全力で振り下ろす。思わず両手を交差するが、いつまでも落ちてこない。
「…?」
ゆっくりと目を開けると、そこには慎二と犯人の間に立っている光太郎の姿があった。光太郎は腕の硬度と筋力をバッタ怪人時の位まで高め、鉄パイプを受け止めていた。そしてゆっくりと鉄パイプごと犯人を持ち上げると、慌てる相手に構わず、放り投げる。
「グギぃ…」
「慎二君みっけ。ダメだよ、知らない上級生について行ったら
」
いつもの軽い口調にがくりと肩を落とす慎二。しかし、光太郎の背後で犯人が再び立ち上がり、声を上げて襲いかかる姿が目に入った。
「うわぁァァァァァァァァァァ!!」
振り返り、犯人に対して構えた光太郎は気を失う程度のダメージを与えようとした際に、月明かりで照らされた『血のしみついた服』を見てしまった。
ドクンと心臓が高鳴ると共に思い出してしまった 養父の最後の姿。
「うぐっ…」
膝を付き、口を押さえる光太郎の様子に慎二は思わず声をかける。
「お、おい!もう目の前に…」
「しぃねぇぇぇぇ!!!!」
犯人が無防備の光太郎を襲う寸前、工場内にドルンっ!!と、エンジンのかかる音が響く。
「なな、なんだぁ!?」
手を止めて辺りを見渡す犯人。光太郎は朦朧とする中、自分たちに何かが近づく事に感づく。その方に目を向けると、真っ暗な工場の奥から赤い光が2点あり、それは段々と
大きくなっていった。やがて光の輪郭がはっきりした形となり、それは巨大なバッタ。否、バッタの形をしたバイクのヘッドランプだとわかった。しかし、光太郎や慎二と違い、錯乱状態の犯人には、巨大なバッタの怪物に見えているのかもしれない。
「ば、バッタの化け物オォォォッォ!?」
犯人がそう思うのは無理もない。何故なら、そのバイクにはだれも乗っておらず、自分に向かって一人で走って来るのだから。
「う、わああぁ!!誰かぁぁぁぁ!!!」
恐れをなした犯人は鉄パイプを投げ捨て、一目散に逃げていった。
そしてこの犯人は奇声を上げながら街中まで逃げてきた結果、巡回中だった警察により御用となった。
「バトル、ホッパー…それが君の名前?」
「pipipi!」
肯定するように頭を振りながら電子音を鳴らすバッタ型の生体マシン。その名はバトルホッパー。
「君だったんだね。ずっと俺の頭に呼びかけていたのは…気づけなくてごめん。助かったよ」
緑色のボディーを撫でながら、光太郎は将来愛機となるバイクに感謝とした。そして自分たちを呆然と見ている義弟へと振り返り、手を差し伸べる。
「平気だった慎二く…」
「僕はっ…」
突然大声を上げた慎二に驚き、光太郎は伸ばした手をピタリと止める。
「僕は…役立たずなんかじゃない…学校の連中だって自分でなんとかできたし、さっきのあいつだって怖くなかった…お前が来なくても、平気だったんだ!!」
慎二の言葉を最後まで聞いた。普段冷めている態度しか取らない彼が、男子達や逃げ出した犯人の言葉に表だって感情を露にしたのは、やはり家でのことが絡んでいるのだろう。
役立たず
この言葉にどれほど彼は傷付いたのだろう。追い詰められたのだろう。
だからこそ、光太郎は慎二の『あの人』から教わったことを実践した。
「そうだね…慎二君は、すごいよ」
「え…」
余程以外な言葉だったのか、俯いていた慎二は光太郎を見上げた。
「これ、前に見せてもらったドイツ語で書かれてるんだよね。試しに見たらもうチンプンカンプンだよ」
笑いながら取り返した本を差し出す光太郎。慎二は本と光太郎を交互に見ながら、ゆっくりと手にする。
「慎二君の部屋にも似た本が沢山あったし…」
「また入ったのかよ!一体何時!?」
「さっき桜ちゃんにがさ入れお願いしたんだ!」
「仮にも妹である女の子になにさせてんだよ!?」
「そこで、どれだけ慎二君が頑張ってるのか、分かったよ」
「………」
あのオープンテラスを出た直後、光太郎は間桐家にいる桜へと連絡。慎二の自室の様子を調べてもらうよう頼んだのであった。
部屋にあったのはドイツ語の単語を書き取りのために使いつぶされた数十冊のノート、付箋だらけの和訳辞書など、慎二がどれ程打ち込んで勉強いたか物語っている。
「俺には魔術の本ってやつがさっぱりだけど、多くがドイツ語で書かれてるんでしょ?それを理解するためにここまで打ち込んでるんだ。だから、慎二君の努力は紛れもない本物だよ。役立たずなんてことは、何一つない」
祖父に見限られても諦め切れなかった魔術の道。それを、魔術に関して何も知らないと言い張る人間には認められた。それでも初めて、認められたのだ。
「それに、慎二君の言う通り、あの男に全然怯まなかったしね。弱虫の俺とは大違いだ」
「弱虫…?」
それこそ信じられなかった。あの異常者の前に立ち、片手で放り投げられるほどの力を持った男が自分を弱虫と言っていることを疑問に思う慎二に、光太郎は恥ずかしそうに頬を指でかきながら説明する。
「昔、とっても嫌なことがあったんだ。それを思い出しすだけで俺、泣いちゃったんだ。それをずっと、桜ちゃんに励ましてもらってたんだよ」
だからさと、慎二の頭に手を乗せる光太郎。
「慎二君は、あの時も平気だった。慎二君自身がちゃんとそれを証明している。胸を張って言えることだよ」
「………っ」
慎二は必死に堪えていた。いきなり現れて、年上だからといって兄になった奴なんかに、絶対に今の自分の顔を見られるわけにはいかなかった。
そうだ。これは嬉しさなんかじゃなくて、悔しさから来てるんだ。
泣き顔なんて、絶対見せるものか。
それが今の慎二に出来る光太郎への対抗だった。
「素直でないのは、昔からなのですね」
ようやく、わずかながらも歩み寄った兄と弟の姿に、ライダーは苦笑したのであった。
予定ではこの殺人犯、逃げる途中で実はかみ合わないコンビに遭遇し、オブジェとなる最後を予定してましたが、どうにもあの二人が書きづらい…いずれはそのように追加してみたいです。
ご意見、ご感想お待ちしております!