Fate/Double Rider   作:ヨーヨー

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鎧武最終回。前回は紘汰と戒斗の物語を終えて、今回はミッチの行き先が決まった所で完結!というふうに見えました。年末でどのように登場するか楽しみです!


50話に到達しました!ではどうぞ!


第50話『つかの間の休息』

「今日も冷えるな…」

 

間桐光太郎は思わずそう呟きながら、夜道を歩いていた。

 

 

自宅である間桐家からバイクを使わず、徒歩で移動すること数十分。光太郎は深山町の商店街へと到着した。しかし、まだ夜の7時という時間に関わらず、多くの店がシャッターを下ろしている。

 

以前ならば街灯の下、魚屋や八百屋が店終いをすると入れ替わりに居酒屋や食事処を求めて多くの人間が行き交っていたが、今では商店街を歩いているのは光太郎ただ1人だ。

 

「…随分と寂しくなったな。ここも」

 

新都を襲った2度目の悲劇。

 

その元凶であるゴルゴムの怪人軍団の猛威はネットワーク等の情報媒体で瞬く間に日本…そして世界にで拡散し、一日と待たずに危険と判断した多くの市民は政府の指示を受けるまでもなく街を後にした。ニュースでも連日報道が上げられ、日本から離れる人々も後を絶たない。

 

ゴルゴムは本気で、世界への侵略を開始したのだ。

 

そしてゴルゴムの矛先が日本だけとは限らない。過去に祖父…間桐蔵硯の友人がゴルゴムの痕跡を発見した場所は、祖父の故郷であるロシアだった。ならば世界中にゴルゴムが潜んでいるとしてもおかしくはない。

世界規模での侵略が開始される前に、光太郎にはやらなければならないことがいくつもある。人類抹殺に利用されようとしている聖杯である少女…イリヤスフィールの奪還、大聖杯の破壊。そして―――

 

「…っと、やってるな」

 

光太郎は思考を中断し、商店街で唯一明かりが燈っている店の前で立ち止まる。

 

居酒屋であるその店の看板を見上げた光太郎は、気持ちを切り替えて、よしっと言って手を伸ばす。

 

引き戸を開け、暖簾を潜ると幼いころから変わらない髪型と笑顔で光太郎を出迎える若旦那の姿があった。

 

「ようコータ!ようやく来やがったな」

「ごめんダイ君、遅れちゃった」

 

申し訳なさそうに手を合わせる光太郎にダイ君と呼ばれた額に手拭いを巻いた青年『橿原 大輔』は魚の切り身を盛りつけながら笑いながら答える。

 

「いいから入れよ。生でよかったか?」

「うん、お願い」

「ちょっとコーちゃ~ん!私達には挨拶なしぃ?」

「止めなさい圭織。光太郎君だって都合あるんだから」

「すまんなコータ。こいつ待てずに飲み始めちゃってさ~」

「ハハハッ。面倒はリョウちゃん任せるよ、ミノル君」

 

既に顔を赤くし、自分の髪をクルクルといじりながら光太郎を呼んだ『善養寺 圭織』。

酔った圭織に待ったをかけて説教を始めてしまった『紫苑 良子』。

その光景を光太郎と微笑ましく眺めている細目のが特徴である『東堂 穣』

 

この場にいる全員、光太郎とは小学校から高校まで共に過ごしたかけがえのない親友達だ。卒業後は光太郎と同じく進学した者、家業を継いだ者と進んだ道はそれぞれではあるが、成人を迎えてもこのように集まっている。

 

「ダイ君。ご両親は…?」

「ああ、先に行った。俺も明日の朝にはこいつ等を車に載せてお袋の実家の旅館にいく。そこなら、暫く働けるしな」

「そっか」

「そんなわけで、今夜は酒には付き合えねぇ。すまんな」

「うん…」

 

カウンター越しに手に持ったグラスへ生ビールを注いてくれる大輔の言葉に、光太郎は無意識に小さい返事をしててしまった。

 

 

 

この非常時に集まって宴会となったのは、光太郎が親友達の安否を確認する為に連絡を取り合った際に、全員がそれぞれの理由でまだ冬木に残っていると判明した時のことだ。

大輔の「『こんな時だからこそ飲もうぜ!』と言うエキセントリックな発言の元、実施されたのである。

彼の提案には流石に光太郎も猛反対した。ゴルゴムの侵略が『まだ始まらない』とはいえ、余りにも危険すぎると説得したが、彼には折れると言う言葉が通用しないことを今更思い出した光太郎は、既に諦めて参加を決めていた穣達と同様、溜息を付いていた。

 

しかし、光太郎は大輔の気持ちも分からなくはなかった。もしゴルゴムの侵略が本格的に開始されてしまったら、このようにみんなで集まる機会など二度とないかもしれない。

 

『こんな時だからこそ』

 

光太郎は彼の言葉を

 

『今ならいつも通りに会える』

 

と解釈していた。大輔の言い分は我儘のようで、実は周りを考えた故の発言は多々あった。その誤解を解くために自分や仕切り役の良子がフォローしていることが、常に日常の中にあった。その日常が叶得られないと察した大輔は、強引にみんなを集め、いつも通りの宴会を開いた。そして終わったら責任をもって全員をそれぞれ避難先まで送り届けるつもりなのだろう。

今も鼻歌交じりで注文された枝豆を準備している幼馴染みの行動には毎回驚かされる。考えてみれば、改造された自分を最初に本気で怒り、周りを頼れと言ってくれたのも大輔だった。

頭が上がらないわけだなと考えなが、光太郎はとっくに合わせる泡の消えたビールを口に運んだ。

 

 

「そういや新都に出た怪物だけど、なんでいきなりいなくなったんだろうな~。もしあのまま暴れてたらここも一たまりもなかったはずだし…」

「言われてみれば、そうよねぇ」

「…………」

 

穣の言葉を聞いた光太郎は、昨日に起きたことを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

サーヴァント達の協力によって、新都を襲った怪人軍団を殲滅させることに成功した光太郎が、大怪人となったダロムと睨み合いを続けていた時だった。

 

突如空を雲が覆い隠し、雷鳴が轟き始める。新手の怪人と思わず身構えるサーヴァント達に対し、光太郎はこの現象を起こしている張本人が誰かを理解し、空に向かって名を叫んだ。

 

 

「小細工は止めて姿を現せ!シャドームーン!!」

 

光太郎の叫びに答えるように、雲からより強い雷が放たれた直後。そこにいたのは優に20メートルを超す巨体となったシャドームーンの姿があった。

 

「なんと面妖な…」

「貫き甲斐ありそうじゃねぇか…」

 

武者震いと共に己の武器を強く握るアサシンとランサーに、キャスターは冷静に告げる。

 

「盛り上がっているところ悪いけれど、あれは幻よ。実態はここにはいないわ」

「では、何の為に…」

「用があると言えば、彼にでしょうね」

 

セイバーの質問に応じながらもキャスターは内心、シャドームーンの持つ力に戦慄していた。シャドームーンの姿を現したここは、自分が今ある魔力を費やして張った強固な結界が展開されている。

それを易々と突破し、妨害されることもなく、強大なイメージを発動させている。

 

戦わずとも、相手を圧倒する存在。世紀王シャドームーンを前にして、キャスターは後ろに下がるどころか、前に出た協力者の姿を見た。

 

「シャドームーン…」

『見事だブラックサンよ。この短い期間にそこまでの力を見につけるとはな』

 

全身に響くような冷たく、低い声。その声と共に姿を初めて見た慎二と桜は、脅威以上に、複雑な気持ちとなっていた。

 

「あいつが、光太郎の…」

「親友で…家族だった人…」

 

自分たちよりも前に幼い光太郎と過ごし、兄弟同然であった人物。自分たちと同じ境遇のはずなのに、なぜ、こうも違ってしまったのだろう…

 

 

『もはや怪人共を差し向けたところで意味がなかろう…貴様は、確実に強くなっている』

「……………」

 

宿敵の賛辞に一切の反応を示さない光太郎。それは、次にシャドームーンが次に発するであろう事を受け入れるためだった。

 

(コウタロウ……)

 

そして、ライダーも同様だった。秋月家の墓前での戦いから、シャドームーンは、今という時を待ちわびていたのだ。あの時、シャドームーンは光太郎に言い放っていた。

 

より、強くなるように。

 

その強さが、シャドームーンによって認められるものであるならば…

 

 

 

 

 

 

 

 

『ブラックサン。貴様に一対一の決闘を申し込む!!』

 

 

 

 

 

 

シャドームーンの言葉に、光太郎は強く拳を握り絞めた。

 

ついに、来たるべき時が訪れてしまったと。

 

 

『時は3日後、場所は…分かっているな?』

「……ああ」

 

 

光太郎の返事を聞いたシャドームーンの巨体はまるで何もなかったかのように姿を消し、雲も消え去っていた。

 

(信彦…)

 

 

その後の事は、決闘のことで頭が一杯となっていた光太郎はよく覚えていない。ライダーから聞いた話だと、ダロム達は『これで貴様も終わりだ!』と捨て台詞をして去っていったらしい。

ランサーは再び姿を消し、士郎、凛はセイバーと共に衛宮邸へと帰った。

 

キャスターや慎二からは罠の可能性があると忠告を受けたが、それはないと光太郎は断言した。シャドームーンは、心より光太郎との決着を望んでいる。光太郎を破り、創世王となることを野望としている彼が、姑息な手段に出るはずがない。

 

光太郎にとっても、ゴルゴムにとっても、これで全ての決着が付く。3日後に…

 

 

 

 

 

 

「全く、大輔君は昔っから勝手なんだから!!」

「お、おぅ…」

 

良子の叫びに現実に引き戻された光太郎は、飲み干したグラスをドンっと叩き付け、調理場で野菜を刻んでいる大輔を指さす彼女を見る。光太郎が考えている間に、随分と酒を摂取していたらしい。

耳まで赤くなっており、先程とは逆に圭織が仲裁に入っている程だ。

 

「ねぇ分かってる?理解してる?君の無茶に私がどれだけ心配しているか!!中学の文化祭の時なんか…」

「えぇっと、取り敢えず、すまねぇ」

「男が簡単に謝るなぁぁぁ――ッ!!」

 

…えぇ~?と理不尽な怒りを大輔に向けている良子の態度に、光太郎は穣と圭織に小声で尋ねた。

 

「2人って、もしかして」

「そ。何の進展もな~し」

「見てるこっちがもどかしいのよねぇ。ね、ダーリン?」

「ここでくっつくのは止めなさいと言っただろ」

 

口調を忘れて自分の腕に絡みつく圭織を引き剥がす穣。その見慣れた光景に思わず光太郎は笑ってしまった。

 

積極的な圭織とマイペースだがイチャつく場所は選びたい穣は中学から付き合い始めていた一方で、生真面目で素直でない良子は自由奔放な大輔に現在も片思い中であり、大輔に察する気配が全くないのが悲しい所である。

 

彼らと学び舎に通っている間、光太郎に異性と付き合う機会…告白されたことは幾度もあった。自分に好意を抱いてくれることは嬉しかったが、普通の人間ではない自分には、そんな資格はないと全てを断わり、女子の間では難攻不落と噂されたが、本人の耳には届くことは無かった。

幼馴染みが進展する姿(一部後退もしているが)光太郎は、目の前で誰かが幸せでいる姿を目にすればそれでいいと思いながらグラスを仰いだその矢先。

 

 

 

「そーいやコータ。外国人の彼女さんとは上手くいってんのか?」

 

 

 

やっと良子から解放された大輔の思いもしなかった不意打ちに光太郎は口に含んだ酒を全てを吹き出し、むせ返してしまう。

 

「え、何々?コーちゃんに彼女ぉ!?しかも外国人なのぉ!?」

「お~とうとう春を迎えてくれたか~お父さん嬉しいぞ~」

「光太郎君。ゆっくり聞かせてもらおうじゃない!」

 

標的とされた光太郎は呼吸を整え、急ぎ発端となった大輔へと問い詰めた。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!?ダイ君どこでそんな話を…」

「ああ、八百屋のとっつあんに桜と外国人ですんげー美人さんが買い物に来たって聞いてな。思わず桜に聞いたらしいんだわ。そしたら…」

 

『そうですね~私の義理の姉のような人です』

 

確かに、家族のように接してくれているし、間違ってはいない。間違ってはいないけど……

 

「で、でもそれだと慎二君の相手っていう可能性も…」

「コーちゃん…?」

 

弁明しようとする光太郎の肩を圭織は満面の笑みで答えた。

 

「あの慎二君が、あ の 慎二君がそんな美人さんを釣れるわけないじゃなぁい?」

「……………………」

 

身内の悲しい評価を叩きつけられた光太郎に、止めと言わんばかりの証言が親友の口から放たれてしまった。

 

 

「それに彼女さんに、『お互いを守り会おう』的なことも言ったんだろう?」

「どこでそれを!?」

 

反射的に言い返してしまった光太郎。その言葉はライダーとタカ怪人に襲撃された時に誓った言葉だったはず。それを見られてしまったのだとしたら…自分の正体も…

余程苦悩しているように見えたのか。大輔はその情報元をあっさりと白状した。

 

「コータ。あっちあっち。証人はあのひと」

 

頭を抱えながら、大輔の指さす方へと視線を移す。その先にあるのは光太郎たちの座っているカウンターとは別の座敷席となっている。その中央にある席で、見覚えのあり過ぎる存在が、心の底から楽しそうに、愉悦にまみれた目で焦燥仕切っている光太郎の姿を見て、ニヤリと笑った。

 

 

 

 

「熱烈な言の葉であったではないか。そこいらにいる雑種であれば、聞いた途端に自らの熱でその身を焼き尽くすであろうよ」

 

 

 

黄金の盃を口に運ぶギルガメッシュの姿を見て、光太郎は床に沈んだ。

 

 

「なぜ…彼がここに…?」

「あ~、酒は自分のがあるから座席だけ使わせろってみんなより前に来てたぜ?気づかなっかのか?」

「うん…」

 

彼のことだ。きっと自分だけが認識でない宝具を使っていたに違いないと、光太郎は結論付ける。

 

「倒れていると悪いんだけどよ~コウタにとってその人は結局どうなんよ」

「どうって…」

「噂とかじゃなくて、光太郎君本人から聞きたいの。その…彼女さんのこと」

 

今更、彼女とはそんな間柄ではないといっても通用しない。ならばどう説明するかと、ライダーの姿を思い浮かべる光太郎。

 

 

聖杯戦争だからといって、自分を守るためと言って、傷つくを見るのが嫌だった。だから、共に戦い、守り会おうといった。

 

 

それから、彼女は笑うようになった。驚いたり、すねたり、いじけたり…彼女の、色んな顔を見れるようになった。

 

 

…終わりが、決まっていると分かっているのに…これからも、たくさんの顔が見たいと、考えてしまった。

 

 

ああ、そうだ。こう考えるのは、そういうことだ。

 

 

こんな事、考えちゃいけないのに…

 

 

 

「…ああ、そうだね」

 

 

どれ程の時間を考えていたか分からない。唾を飲んで眼差しを向ける一同に光太郎は観念したかのように答えた。

 

 

 

「俺にとって、彼女は…そういう存在だ」

 

 

 

全員が固まること10秒。

 

 

一斉に涙を滝のように流し始めた。

 

 

「え、何?何事!?」

 

「お、おめでとう光太郎君…ようやく、ようやく…」

「ちょっと待ってよ!色々と大げさ過ぎない!?」

「あの光太郎がな~立派になって~」

「さっき言ってたお父さんって本気だったの!?まだ生きてるからねうちの義父さんは!!」

「ひっく、うわぁぁぁぁぁぁんっ!!!」

「俺がそういった感情抱くのが号泣するほどのことなの!?」

「いやなぁ、まさか朴念仁のコータにそこまで言わせる人なんてなぁ…」

「……激しく納得いかない」

 

その後も質問攻めに会い、慌てる光太郎の姿を肴に、ギルガメッシュは酒を味わっていた。

 

 

 

 

 

数時間後。

 

 

「よいしょっと。相変わらず軽いなこいつ」

 

寝静まった良子を車の助手席に乗せた大輔は続いて後部座席で寄り添って寝息をたてている穣と圭織に思わず苦笑する。

 

「荷物、これで全部?」

「おぅ!わりぃなコータも飲んでたってのに」

「気にしなくたっていいよ」

 

日付が変わり、大輔主催の席もお開きとなった。ギルガメッシュもいつの間にか姿を消しており、彼が座っていた座席には場所代として店の全商品注文しても釣りが発生する金額が置かれていた。

 

「ありがたくはあるけど、この先使えるのかねぇ」

 

などと皮肉を言いながら回収する大輔を見て、光太郎は彼を含め、多くの人々が抱いている不安を感じ取った。この先、日本という国が存在していられるかということを。

 

(そうはさせない。絶対に、守り通して見せる!!)

 

静かに決意を固めた光太郎は車にエンジンをかけた大輔の座る運転席の方まで移動する。大輔もウインドぅを下げ、光太郎を見上げる形となった。

 

「…お前もやること終わったら、避難するんだろ?」

「…うん」

 

そう、それが終われば、また騒がしくも、楽しい席を設けることが出来るから、光太郎は冬木に残らなければならない。

 

「…無理すんなよ」

「約束する。また、会おう」

「ああ、そん時には、彼女さんも連れて来いよ!」

 

大輔が差し出した拳に、光太郎は遅れて自分の拳を向けて、軽くぶつけあった。

 

 

それが合図となり、大輔は車を発進させる。彼の運転する車が見えなくなるまで、光太郎は立ち尽くしていた。

 

 

 

完全に車が見えなくなり、間桐邸に向けて歩き始めた光太郎は、自分の隣に着地し、戦闘装束から私服へと早変わりした自分のパートナーの姿を見て目を丸くする。

 

「ご無事ですか!?」

「ライダー…どうして?」

「先程私の前に、ギルガメッシュが現れ、言ったのです」

 

 

 

『貴様のマスターだが、随分と愉快な目に合っていたぞ』

 

 

なるほど。言葉だけ聞けば、光太郎が危険な目に合っているとも感じ取れなくもない。さらに彼女を意識している状態で迎えに差し向けるとは何たる精神攻撃。しかも心配なあまり上目づかいで顔を覗き込んできている。

 

この仕打ち、どうしてくれようとギルガメッシュへの報復を考える光太郎の取った手段は……

 

「あー何だか寒くなってきた!!温める為に走らなきゃ!!!、ライダー、俺は何ともないから大丈夫ッ!!!」

 

ライダーからの逃亡であった。

 

全力で走り出した光太郎に取り残されたライダーは、迫ほどまでの光太郎の顔色を思い出す。

 

 

「寒そうには、見えませんでした。むしろ…真っ赤だったような…」

 

 

やはり容態が良くないのかもしれないと、ライダーは光太郎の追跡を開始した。




今回登場した4名、以前にもチラッと出ていたりします。

いつかはこの5人が送った青春劇も書いてみたいです。

ご意見、ご感想お待ちしております!

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