VRゲームが世界でも話題となり注目を集める中、一つのゲームタイトルが発表された。
VRMMORPG《シャングリラ》
仮想世界にてモンスターと戦ったり、料理・鍛冶・釣り・木こり等の生産をしたり、今では失われた錬金術等を使い分け広大な世界を冒険するゲームだと正式に発表され世界中の人々から注目を集めた。
そして今日、サービス開始まであと数分と言うところでトイレや水分補給等の体調を整え万全の状態でゲームにログインをする。
サービス開始までしばらくお待ちください。の文字が脳内いや、目の前に広がりあと数分数秒の時間ですら待ち遠しくなる。
時間が訪れたのだろう、目の前の文字がログイン中に変わりすぐさま目の前には人の姿とARショップなどで見かける服や髪型のタグが表示される。
上の方にアバター作成と書かれ念じるか目の前のウィンドウをタッチすると目の前の人物の髪・服・顔等が変わる。
自分は少しでも早くプレイしたかった為適当にアバターを作成し最後の名前の入力になる。
(名前か。毎回考えるの苦手なんだよな〜。)
少し考えるもいい名前が思いつかなかったのでいつもと同じ名前を使用する。
(名前が小堀健だからってちょっと安易すぎかな?)
目の前の人物の上にコボルと名前が表示され最後に確認のYES/NOのウィンドウが表示される。
最後に軽くだけ見てYESを選択。すると視界が白く光り次の瞬間にはどこか広い草原の景色が目に入る。
「ゲーム《シャングリラ》の世界にようこそ。チュートリアルの案内をさせていただいてます、NPCのボイドです。」
目の前の草原を眺め再現度の高さに興奮や感動をしていると不意に背後から話しかけられる。
(チュートリアルか...。)
一瞬ゲームによくあるチュートリアルと言う単語にスキップ出来ないかなと考えるも今回は今までのゲームと違いVRなのだ。最初こそちゃんと聞いておいた方がいいと考え説明を受ける。
「以上が基本操作やアイテムの出し入れの方法です。」
「なるほど、分かりました。」
ざっくりまとめると、空中を手でタッチするように動かすとタッチした辺りからウィンドウが表示され、上から順番にアイテム、装備、スキル、フレンドとなっていてそこからはタッチして目的のものを選んでいけばいいとの事だった。基本操作に関しては現実世界と全く変わらなかったので楽だった。
「では最後に戦闘についてのチュートリアルを行いたいと思います。」
「はい。」
「では使用する武器を選んでください。」
そう言われ目の前には剣・槍・斧・弓・杖と表示される。
(普通なら剣なんだろうけどな。)
初めてこの草原を見た時からこのゲームのクオリティ、再現度の高さに驚きそれと同時に他のものも同様にリアルに再現されていると思い少しでもリーチのある武器をと思い選択をする。
「それではモンスターを召喚しますね。」
そう言い目の前には狼のモンスターが召喚された。