恋姫バサラ 革命 呉編 紅き虎と天の御遣い   作:双龍

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本当にお久しぶりです、双龍でございます、少し他の小説の方の執筆に追われており、こちらの更新が止まってしまってすいません、これから少しずつ更新していきたいと思います、それでは二話をお楽しみ下さい。


2話

張昭は早速孫策と黄蓋に孫堅の命令を伝えた、そして孫策と黄蓋は支度を整え流れ星の調査へと向かうため城門の前に居るのだった。

 

「祭悪いわね母様のワガママに付き合わせちゃって」

「いやいやワシも長い評定で退屈しておったところ、むしろ炎蓮様には感謝しとるわい」

「じゃあそろそろ行きましょうか、何時までもここにいると星じゃなくて母様の怒りが降ってきそうだし」

「ふふ、そうじゃな」

 

そう言うと二人は馬を走らせて星が落ちたであろう場所に向かった、そして二人が星が落ちたとされる草原にたどり着いたが、回りをぐるりと見渡しても星らしきものは見当たらなかった。

 

「それらしきものは見当たらないのう」

「祭、貴女落ちた星を見たことあるの?」

「いや、ござらん」

「そうでしょ、ざっと見ただけじゃ分からないわよ、二手に別れましょ、その方が効率がいいわ」

「了解した、なら見つかっても見つからなくても一刻後にまたここに集合という事でよろしいか?」

「ええそうしましょ」

「それと策殿ここは劉耀の勢力圏、くれぐれも油断されぬようにの?」

「ええ分かってるわ」

 

二人は話が終わると別々の方向に馬を走らせて星を探しに向かった、孫策は草原を進むが星らしいものは確認できなかった、孫策が星を探して辺りを見回していると後ろから馬の蹄の音が聞こえて孫策は振り返った、すると目の前には馬に乗った騎馬武者の女性が一人立っていた。

 

(参ったわね、祭にあれだけ言われてたのに見つかっちゃったわ、あとはこの子が劉耀と関係なければいいのだけれど・・・)

 

「貴女は何者なのかしら?」

「人に名前を聞くときはそっちから名乗るのが礼儀じゃないかな?」

「そうね、でも名乗れないわ」

「ならこっちも名乗らないよ」

「何をしにここへ来たの?」

「アタシは星が落ちたっていうから、主から見てくるように言われたの、で星を探してたらアンタに会ったってわけ」

(参ったわね、目的はアタシと同じで、しかも劉耀の手の者、嫌な予感が当たっちゃったわね、なら取る手は一つ!!)

 

孫策は次の瞬間騎馬武者に向かって剣で斬りかかった。

 

「うわっといきなり!?」

 

騎馬武者は何とか自分の武器で受け止め、二人はつばぜり合った。

 

「卑怯とは言わないわよね」

「まさか、常在戦場が信条だもの」

 

自分の咄嗟の攻撃に騎馬武者が反応したのを見た孫策は、久々に自分を楽しませてくれる相手が見つかったと思い血がたぎっていた、そして騎馬武者も孫策の攻撃に武人の血が騒ぎ孫策との戦いを楽しもうとしていた。

 

孫策が騎馬武者と戦いを始める前、信玄たちは広い草原に横たわっていた、そしてその横には見慣れない白い服を着た少年も倒れていた、すると信玄が一番最初に気がつき辺りを見回した。。

 

「ここはどこじゃ?甲斐の城ではないな、あの銅鏡を持った娘も居らぬし、ん?この小僧は何者じゃ?」

 

信玄は幸村たちと一緒に倒れている白い服の少年に目が止まり、ゆっくりと近づいた、そして間近まで近づくと少年の身なりをじっくり観察した。

 

「見たこともない着物よ、歳は・・・幸村と同じくらいか少し下といった所か、このままでは埒が明かぬな起こしてみるか、おい、起きんか」

 

信玄は少年に声をかけ起こそうと声をかけた、すると少年は目を覚まし体を起こし立ち上がると信玄の方を向いた。

 

「起きたか小僧」

「は、はあ、ここはいったい何処ですか?それとあなたは誰?」

「人に名を訪ねるときは自分から名乗るのが礼儀ではないか?」

「は、はいすいません俺は北郷一刀、聖フランチェスカ学園の学生です」

「せいふらんちぇすか?聞いたこともないな、異国の言葉か?、まさか?、おいお主ザビー教という言葉に聞き覚えはないか?」

 

信玄は聖フランチェスカの言葉の感じからして現在九州の国主大友宗麟が広めようとしているザビー教の信者ではないかと思った。

 

「ザビー教?聞いたことないですが」

(嘘はついておらんようじゃな)

「すまなんだな、質問ばかりして、ワシは甲斐の虎武田信玄と申す、こっちに倒れているのはワシの臣下の真田幸村と猿飛佐助じゃ」

「た、武田信玄!?」

「ん?流石にワシの事は知っておるのか?」

「そりゃもちろん有名な戦国武将の一人ですから、ですが本物ですか?」

「無論じゃ、貴様ワシが偽物だと思うてか!!」

 

信玄は一刀の言葉に少しの苛立ちを覚え、闘気を一刀に向けた、すると一刀の額からは汗が止めどなく溢れ足が震えていた。

 

(!?す、凄い闘気だ、じっちゃんのに少し似てるけど比べ物にならない、やっぱり本物の武田信玄か?)

(ほう、ワシの闘気に触れて立っているとは、こやつ中々の人物かもしれんな)

 

信玄は剥き出しの闘気を仕舞い一刀の肩に手を置いた。

 

「小僧、中々根性があるな見直したぞ、ところでここは何処だかお主は分かるか?」

 

一刀は辺りを見回したが自分が居た所とは随分違う場所なので首を横に振った。

 

「ワシを知っておると申したな」

「は、はい武田信玄と言えば甲斐の国を治めていた国主で、風林火山の兵法を使う戦国の歴史上でもかなり有名な武将ですから」

「歴史上じゃと?」

「はい、俺の住んでいる時代よりも遥かに前の時代の人物ですから、信玄さんの事は本で読んだことがあるぐらいです」

「なるほどワシ等よりも未来から来たというわけか」

「ただ」

「ただ何じゃ?」

「俺が知る歴史だと信玄と幸村は一緒に戦うことはなかったかと」

「ふむ、お主の世界ががワシ等の世界の未来にはならぬということか」

「多分、似てる所もあるみたいですけど別の世界なんじゃないかと」

「しかし、ここはいったいどこじゃ?、一刀の世界でもなく、ワシ等の世界でもない」

「信玄さんはどうやってここに?」

「変な娘がワシ等三人の前に現れてな、その娘に突然銅鏡を見せられ、銅鏡が光輝きワシ等は光に包まれそして気づいたらここに居たというわけよ」

「銅鏡・・・」

「どうかしたか?」

「俺も博物館で銅鏡を見ていたら光に包まれてここに来たんです」

「やはり鍵は銅鏡じゃな」

「Zzzz」

 

信玄の後ろからイビキが聞こえてきた、信玄はため息を吐くと、後ろに振り向き地震を起こす程の大声で怒鳴った。

 

「起きんかー!!、バカものども!!」

「お館様!?」

「五月蝿いな・・・」

「す、凄い声」

 

寝ていた幸村は飛び起き、佐助はゆっくりと目を擦りながら起きた、一刀は突然の地震で倒れてしまった。

 

「ここは何処です?」

「ここは甲斐の屋敷ではないな」

「うむ、ワシもまだ何もわかってないが、ここがワシ等の世界ではないことだけは確かじゃ、それとこの男の世界でもない」

 

信玄は倒れた一刀を首根っこを掴んで起こした。

 

「誰だ?」

「見たことがないな」

「北郷一刀です」

「一刀は未来の日本から来たそうじゃ、しかしその世界はワシ等の世界とはまた別の世界のようじゃ」

「う~ん分かるような、分からないような」

「某は何が何だか」

「まあお互い別の世界から来たということじゃ幸村」

「なるほど、某は真田源二郎幸村と申す、北郷殿よろしく御頼み申す」

「俺は真田の旦那の忍で猿飛佐助、よろしくな」

「さて、ここで止まっていても仕方があるまい、佐助、幸村!、そろそろ行くぞ」

「「はっ」」

「お主はどうする?」

「え?」

「ここにいるか?それともワシ等と一緒に来るか?」

「・・・行きます、俺も一緒に連れて行って下さい!!」

 

一刀は覚悟を決めて信玄たちについていくことを決めた、その時の一刀の目を見た信玄はフッと笑うとついていくことを許可した、天の御遣いと甲斐の虎の冒険が今始まる。




次回は恋姫と信玄の出会いを書きたいと思います、少しずつ完結に持っていきますので、お付き合い下さると嬉しいです、それでは三話でお会いしましょう、感想、評価お待ちしています。
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