恋姫バサラ 革命 呉編 紅き虎と天の御遣い   作:双龍

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失礼しました、こちらが本当の九話です


9話

(アイツの言うとおり俺の身体は限界に近い、一気に勝負をつけるしかねぇ)

 

炎蓮はそう考えると謙信に猛攻を仕掛けた、対して謙信は冷静に炎蓮の攻撃を捌いていた。

 

「流石は甲斐の虎の認めた女性ですね、しかし!!」

 

謙信は炎蓮の攻撃の合間の一瞬の隙を逃さず剣で炎蓮を斬りつけ吹き飛ばした。

 

「私に一撃入れるにはまだ足りません」

 

謙信は炎蓮の限界を感じ剣を納め背を向け立ち去ろうとした。

 

「謙信剣を抜けー!!」

「!?」

 

突如信玄がそう叫ぶと謙信は即座に剣を抜き炎蓮の方を向いた、すると炎蓮が既に目の前まで迫り今まさに謙信を斬ろうとしていた、謙信はすんでのところで防ぎまた炎蓮を吹き飛ばした。

 

(私が気配を読めなかった?)

 

謙信がそう思っている中それでも炎蓮は謙信に向かって斬りかかろうとした。

 

(母様凄い・・・)

(炎蓮様ここまでとは・・・)

 

雪蓮と祭は炎蓮の突然の行動に驚きを隠せずにいた、すると隣にいた信玄が走って謙信と炎蓮の方に向かった。

 

(流石に手加減できませんね)

 

謙信が炎蓮に向かって剣を振りかぶり斬る覚悟を決め、炎蓮も謙信を殺そうと剣を振りかぶりながら突進してきた。

 

「「!?」」

 

二人の攻撃が互いの身体に当たるまさにその時信玄が二人の武器を持つ手を掴み戦いを止めた。

 

「甲斐の虎」

「二人ともそこまでじゃ」

 

信玄のその言葉で先に倒れたのは炎蓮だった、雪蓮は母を心配しすぐに駆け寄った。

 

「母様!!」

「安心せい気絶しておるだけよ、じゃが気絶したのは今ではないがな」

「どういうこと?」

「気絶したのは謙信が最初に炎蓮を吹き飛ばした時よ、あの時既に炎蓮に意識はなかった、しかし身体だけは謙信に立ち向かうことを止めなかった、気を失っていたから気配を感じず謙信は反応出来なかった」

「感謝します甲斐の虎、私も孫堅殿の目を見て戦いを納める時を伺っていたのですが中々その機会を掴めずにいました」

「それにしても気絶しても戦うなんて我が母ながら恐ろしいわね」

 

雪蓮たちがそんな話をしていると炎蓮が目を覚まし、そしてゆっくりと立ち上がった。

 

「くそ、途中から記憶がねぇ勝負はどうなった」

 

信玄はあったことを包み隠さず話すと話を聞き終わった炎蓮は謙信に頭を下げた。

 

「悪かったな迷惑かけちまった」

「いえ、お陰であなたの実力を知ることもできました、孫堅殿」

「炎蓮だ」

「?」

「俺の真名は炎蓮だお前たちに預ける」

 

炎蓮は謙信だけでなく義弘やかすがや慶次にも真名を預けた、すると謙信は炎蓮に手を伸ばし炎蓮はそれを掴み立ち上がった。

 

「で、謙信たちはどうするんだ?」

「貴女の戦いに興味が湧きました、剣と慶次共々ご厄介になるとしましょう」

「ならよろしく頼むぜ」

 

炎蓮と謙信は固く握手をし仲間になることを承諾した、そして義弘と謙信は雪蓮たちにも挨拶を済ませ一刀に近づいた。

 

「改めて私は上杉謙信です、こっちは私の剣のかすがと慶次です、以後お見知りおきを北郷殿」

「おいは島津義弘じゃ、よろしく頼むど北郷どん」

「俺は北郷一刀って言いますこちらこそよろしくお願いします・・・・一つだけお願いを聞いてくれませんか?」

「なんね?」

「俺に剣を教えてもらえませんか?」

 

一刀のその言葉に義弘と謙信の目が鋭くなった。

 

「剣か、北郷どんおいたちの剣は戦場で人を殺す剣ね、それを知って教えてくれと言うとね?」

「はい、さっきの于吉の言葉じゃこれからも俺は命を狙われます、その度に幸村たちに迷惑をかけるわけにはいきませんから」

「北郷殿」

 

今まで黙っていた謙信が口を開き一刀の目を見て闘気を一刀に向けて放った。

 

(な、なんだこれ全く動けない)

 

一刀は謙信の闘気をくらい身動き一つ取れず汗が滝のように流れた、それを見た謙信はゆっくりと一刀に近づいた。

 

(俺殺されるのか・・・)

 

謙信は一刀の目の前まで来ると闘気を収め肩にゆっくりと手を置いた、すると一刀は膝から崩れ落ち息が荒くなっていた。

 

「はあはあ」

「よく頑張りましたね」

「え?」

「私の殺気を間近に受け立っていられるものは日の本にも多くありません」

「でも俺は動けませんでした」

「しかし私から目を背けなかったそこに意味があります」

「そのとおりね」

 

すると謙信と一刀の間に義弘が割って入った。

 

「おまはんは戦をしたことない世界から来たそうじゃな」

「俺の世界にも戦はあることはありますが、俺はしたことがありません」

「戦をしたこともない人間が軍神どんの殺気を受けたら気絶するはずね、しかしおまはんは目を離さず立っていた、おまはんには武人として最も大事なものが備わっとる」

「それは?」

「心の強さね、心が強くないもんはいくら鍛えても脆いもんよ」

「心の強さ・・・」

「まあそれだけでは勝てんがな、まあ安心しんしゃいおいと軍神どんがちゃんと鍛えちゃる!」

 

義弘は拳で胸を一回叩き謙信もコクりと頷いた、すると炎蓮が一刀に近づいてきた。

 

「一刀強くなれよ、俺も雪蓮たちもそれを強く望んでるぜ!」

「はい!!」

 

炎蓮の言葉に一刀は強く頷いた、そして炎蓮たちは謙信たちを連れて建業へと帰っていった。




十話は今日投稿いたします、それではまた十話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。
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