Fate/EXTELLA × Dead Space 作:マルルス
白野達は穴が開いてる所から船?の中に入っていく。外からでは分からなかったが意外と中を明るかった。
天井から照明が照らされておりどうやら電気が生きているようだ。
「う~ん…人の気配とか感じませんね… 何よりジメジメしていて嫌になります…」
玉藻が不快な表情をし白野も辺りを見渡すが誰のおらず白野達の声と足音しか聞こえない。
「誰かいない! ロビン!! 僕達だよ! 迎えにきたよ!!」
「ちょっとアストルフォさん! 急に耳元で大声を出さないで下さいまし!」
アストルフォは大声を出して叫ぶが帰ってくるのはアストルフォの反響した声だけだった。
「うむぅ…ロビンらはここには来てないのだろうか…」
「でも来る途中、何度も探しましたが一人もいませんでした」
ヒポクリフに乗ってる時は全員で探索隊を探したが見つからなかった…。 それにあの何もない荒野の中、こんな巨大な船?がポツンとあるのだ。ロビン達探索隊が見つけたら入る可能性がとても高いはずだ。
「とりあえず、中を探索しましょう。セイバーとアストルフォは先頭に 玉藻は後方 アルテラは私の近くにいて」
陣形を組んで白野達はこの
「それにしてもこの船は何なのかな? 地上にこんな大きな物は作れたっけ?」
「う~ん… そんな話は聞いたことがないわね」
この世界は西暦2030年だが少なくともこのような巨大な船を建造した話は聞いたことはなかった。
そこで白野はムーンセルと繋がってるレガリアでこの船を調べようとしたが…
「え…? アレ?」
「奏者…? どうかしたのか?」
白野の驚きが混じった声にネロは何事かと声をかける。
「レガリアが動かない…」
「なんと!」
レガリアはムーンセルと繋がってる代物だ。それが動かないのだ…。
「ご主人様 失礼します…」
玉藻はレガリアをしばし見つめる。そして難しい顔をして白野に向ける。
「ご主人様 令呪はどうですか?」
「令呪は… 嘘…令呪も動かない…!」
玉藻に言われて白野は令呪も機能しないことに気付く。 レガリアと令呪は正に白野にとって切り札ともいえるものだったがその二つは使用不可能になっていた。白野は表情は青ざめていく…。
「恐らくこの船というかこの領域セクターは何らかがレガリアと令呪に干渉し使えなくしているのだと思います…。」
「そんな…」
「奏者… とにかく余達と離れずに行動するぞ」
「分かった…」
重い空気の中、白野達は奥に進んでいく。
だからこそ気付けなかった…。
自分達が入ってきた穴が
令呪とレガリアが使えないという事態だが気を取り直して白野達は
途中幾つかの部屋を発見したがやはり誰もいない…あるのは散乱したガラクタばかりだった。
そしてまた自動ドアを抜けると今度は大きな空間が場所に出た。左右には電車のような乗り物があった
『ようこそUSG
「「!?」」
突然のフロア全体に響く音声に一同は身構える。
『皆さま。お荷物のお忘れなきようお願いします』
『只今トラムに異常が起きてあります。大変申し訳ありませんが今しばらくお待ち下さい』
どうやらただのアナウンスようだ…。フゥと緊張をとき一同は再び探索を開始した。
「これって電車…だよね? なんで船の中に?」
白野が不思議そうに見ていた。
「マスター この船は相当な大きさでした。そのため徒歩では移動するだけで何時間もかかってしまいますからこのトラム電車で迅速に行けるように設置したのだと思います」
「なるほど」
アルテラの説明を受けながら辺りを探索した。ここもまた無人のようだった…。
奥に進みそれ今度は小さなフロアだった。大きなガラス窓があり左右の自動ドアがあった。白野は自動ドアに近づくがなんの反応がなかった。
「こっちはダメ…」
「マスターこっちのドアも駄目だよ…」
困った… ここで行き止まりになってしまったようだ…。白野はどうにかしてドアの向こう側に行けないか思案する。
(たぶん電力が入ってないかと思うんだけど…どうすれば…)
白野は何だろう無いかもう一度部屋を見渡す。
(あれ?)
明かりが無いために気付かなかったが壁に取り付けてあるガラス窓を覗くとまだ部屋がありそこにいくためのドアも近くにあった。
白野はセイバー達に待っててと言うとアルテラと共にガラスの向こう側に行き調べる。そして装置を発見し早速起動した。
空中に画面が浮かぶ。
(良かった。これは私にも扱える部類に入るわ)
白野は画面を操作し船の全体図を出す。調べてみると船のあちこちは電力は落ちており損傷もしていた。
(思ったよりボロボロね…。えっとこのエリアの異常は…と
やっぱり電力が来てない…。あのドアからは行けないから他の道は…あった!)
その道は丁度、自分が立っているすぐ近くに通路がありそこにエレベーターがあるようだ。
「よし! みんな道を見つけたわ。 集合して」
白野の指示にセイバー達は白野の元の行こうとしたが…突如部屋のライトが消えた。
「な…何?」
ガシャーンとさらに扉まで閉まってしまった。
「奏者! 今いくぞ! グググ…!」
「この…!!」
「ううう…!」
ネロ、玉藻、アストルフォの三人が力を合わせるが扉はまるでビクともしなかった。
「一体なにが…!」
白野はもう一度装置を起動しようとするが…
「そんな…! さっきまで動いていたのに!なんで…!」
装置はなんの反応もしなくなってた。
何とかしなければ…と白野だったが…
「オオオオォォォ!!!」
身も心も震え上がらせる咆哮が部屋中に響き天井に何だろうが這いずり回っている音が聞こえた。
「気を付けて! 何か来るよ!」
アストルフォは剣を構え全員に呼びかける。
その瞬間、天井が崩れ何・か・が降ってくる…。
「オオオオォォォ!!」
また咆哮が響く… そしてソレはネロ達に襲い掛かった…。
「エネミーか!」
ネロは剣を構え飛び掛かる。玉藻は呪術でネロを援護しアストルフォもネロと共に迎え撃つ。
しかし崩れた天井からさらに何かが降りて来る。
「ネロ!玉藻! みんな!」
白野を近くにあった物でガラスを割ろうとしたが割れるどころか罅一つ入らない…。
「■■■■■!!!」
そして白野がいる場所にも何かがダクトから出てきた…。
「ご主人様!! 早くお逃げください! 早く!!」
玉藻の叫びを聞いた白野はアルテラの手を繋ぎ先ほどマップで発見した道ルートを必死に走る。 ライトが無いため薄暗くて何度も躓きそうになる。
だが後ろから何・か・が迫ってきて自分との距離を徐々に縮めつつある…。
「ハァ…ハァ…!」
後ろから何かが迫ってくる恐怖を耐えながら白野は走り続けた。すると前方に光があった。
(アレは?)
よく見てみるとエレベーターようだ。白野はあらん限り足を動かしてエレベーターの中に入りドアに閉めるためにスイッチを押した。
だが何・か・も白野を見つけると彼女目掛けて走りだした…!
(早く!早く閉まって!!)
白野はドアの閉めるボタンを何度も押し続けた。すでに何・か・は目と鼻の先にいた。
しかし間一髪ドアが閉まる方が早かった。
何・か・はエレベーターのドアに激突しエレベーター内に大きな衝撃音と振動が駆け巡る。
(助かった…)
「マスター…」
白野は座り込み顔を膝を埋めアルテラは彼女に寄り添った。
エレベーターは動き下へと降りていく。あの何か、いや…怪物だと言うべきか…。どうやら諦めたのか追ってきてはいないようだ。
アレは一体何だっただろうか?
(ネロ…玉藻…アストルフォ… みんな大丈夫かな…?)
仲間たちの安否を考えてるとエレベーターは止まり自動ドアが開く。
どうやら一番下まで降りてしまったようだ。
エレベーターから出ようとした白野だが足が止まってしまう。
今まではネロ達が居たが今は白野とアルテラの二人だ。
先ほどの怪物がまた現れないとは限らない… 白野自身、戦闘能力は余り高いとは言えなかった。
アルテラもまだ霊基が不完全で無理はさせれない…。
最悪な事に令呪とレガリアは使えない…。はっきり言えば白野は今、非常にマズい状況だった。
「おかあさん 私が貴方を守ります。 だから安心してください」
アルテラは白野の手を優しく包み安心させようとする。
そうだ自分は一人じゃない。白野は恐怖を振り払ってアルテラの手を優しく握り返す。
「ありがとうアルテラ。もう大丈夫」
白野は勇気を振り絞って探索を開始する。
地下の為か今までいた場所とは違い薄暗く不気味な雰囲気が一層晒しだしてた。
「これ…は…」
目が慣れてきたのか徐々にだが周りが見えてきたが彼女とアルテラが見たのは辺り一面に飛び散った血と壁という壁に殴り書きされた血文字…。
悍ましい光景に白野は吐き気を覚えるが何とか耐える。白野は自分を落ち着かせて壁に掛れた文字を読んでみる事にした。
収束
統一
死は始まりなり
一つになる
新たな進化
MOON
(ここで考えてても仕方ないか…)
白野は一旦考えるのを止めてネロ達と合流する事を優先とした。
此処が下層ならどこかに上層に行けるルートがあるはずだ。
「よし。まずはエレベーターを探しましょう。 そこで上まで戻ってネロ達を探しましょう」
「分かりました」
アルテラは頷き二人はこの陰惨な通路を抜けていく。
ジメジメとした空気、途中どこからか響く音…。警戒しながら上層に戻る道を探しながら地下を探索する白野とアルテラ。
二人は何度目かの自動ドアを抜けると広い部屋に出る。
中は暗く何も見えなかった…。
正直、入るのは気が進まないが上層に戻る道があるかもしれない… 白野とアルテラは意を決して部屋に入る。
「うっ…! 何この匂い…!」
白野が感じたのは匂いだった。 なにか腐ったような腐臭が白野の鼻を刺激する。服の袖で鼻を抑える。
「この匂いは… まさか…!」
アルテラは何か気付いたようだ。白野は彼女に聞こうしたその時…。
突如は部屋の照明が点灯した。そして…見てしまう。
匂いに原因は何なんのかを…
「あっ…」
部屋が明るくなったために白野は見てしまう…見えてしまった…。
死体だった…。それも一つや二つではない…、
この広い部屋中に数え切るのも嫌になる程の人間ヒトの《死体》》…。
「あっあっあぁ…」
呼吸がどんどん早くなる。
心臓が大きく早く動いていく
ずっと耐えてきたものが壊れていく…。
「うぐぅ…! うええええええぇぇぇ!」
遂に白野は大きく吐き出してしまう。
嘔吐物がビチャビチャと落ちていく…。
「おかあさん!」
アルテラは白野のそばに近寄り白野の背中をさする。
「ハァ…ハァ…」
吐き出すのを止まり白野は立ち上がる。
白野自身、人が死ぬのは何度も見てきたがこのような腐臭塗れた大量の死体は初めてだった。
アルテラは真っ青な顔になってる白野を心配な眼差しで見つめていた。
「ごめんね…アルテラ。恥ずかしい所を見せちゃったね…
もう大丈夫だから」
「おかあさん…」
心配するアルテラに大丈夫だと語り掛ける。
実はと言うとまだ大丈夫だとは言えないがいつまでも立ち止まっているわけにはいかなかった。
「早くここを出ましょう」
「はい」
白野とアルテラは先を急ぐために奥にある自動ドアに向かおうとする。
ドゴーン!!
天井から何かが落ちてくる!
■■■■■■■■!!!
「アレは!」
それは上層部に白野達に襲い掛かってきた何か達だった。
あの時は、部屋が暗くよく見えなかったがこの部屋は明るいために自分達に襲い掛かってきたモノの全体像が見える。
一見人間に見えるが口は鋭い牙が何本も生え腕には
まるで人間が
「ひ…!」
白野はその悍ましい姿の怪物に小さく悲鳴を上げる。今まで数多くの敵対エネミーと見てきたがそれらは無機質または機械的な印象だったが
いま目の前にいる怪物は生物的な
怪物は白野とアルテラを見つけると悍ましい叫びを上げて襲い掛かってきた!
アルテラは白野を庇うように前に出る。そして己の霊基を戦士の自分へと変化させる。
「下がれマスター!」
戦士の躰になったアルテラは剣で怪物の爪を受け止める。
「ぐ…!」
怪物の力は強くアルテラは苦悶の表情になる。
力では敵わないと見たのかアルテラは剣をずらして怪物はバランスを崩す。
「もらった!」
隙を見逃さずアルテラは怪物の頭部を剣で粉砕する。
重要な生命器官を破壊された怪物はぐらりと斃れる…はずだった。
「なに!」
頭部を失ったなのに関わらず怪物は斃れるどころかまるで錯乱したかのように鎌状の爪を滅茶苦茶に振り回し始めた。
そしてもう一体の怪物はアルテラに迫る。
アルテラは怪物の胴体を深く斬る。しかし怪物は何事も無いようにアルテラに爪を振り下ろしてくる。
(奴らは何なのだ? 躰を切り裂いても頭部を破壊しても何でもないように攻撃してくる…!)
アルテラに焦燥が滲み始める。己の霊基はまだ完全なものではなく時間が掛かってしまうと元の霊基に戻ってしまう。
(コードキャストも使えない… 私は…何も出来ないなんて…!)
白野もアルテラの状況が分かっていたが今の彼女は令呪もレガリアさらにコードキャストも使えないためアルテラに対してなんの補佐に出来ない事に悔しかった…。
そんな二人に追い打ちかけるかのようにダクトから更に怪物達が現れる。
そのうち一体は両足なく尻尾になっていて先っぽに鋭い爪が生えていた。
六体の怪物はアルテラと白野に向かっていく!
アルテラは白野を守るために怪物達に果敢に立ち向かうが奴らは胴体が切られてもまた躰が切断されても死なず執拗に襲い掛かってきた。
「■■■■!!」
両足がなく尻尾状になっている怪物はアルテラに向かって大きくジャンプしてアルテラに掴みかかった。
そしてそのスキをついたのかように一体の怪物はアルテラの足の太ももを爪で貫いた。
「あああああ!!!」
激痛にアルテラは立つことが出来ずに押し倒されてしまう…。
「アルテラ!!!」
白野は悲鳴を上げアルテラを助けようとするがアルテラの妨害がなくなった二匹も怪物が白野に猛スピードで襲い掛かりその一体の怪物の爪が白野の腹を切り裂いた…。
「ガ…!ぁ…」
「マスター!!!!」
アルテラの悲痛の叫びが聞こえる。白野は自分の腹から血がドクドクと流れているのが見えた。
(私…死んじゃうの…?)
「どけえええぇぇ!!!」
アルテラはあらん限りの力で自分の圧し掛かっていた怪物を吹き飛ばし白野の元に向かおうとするが足の負傷で歩くどころか立つこともできなかった。
(ごめんね…みんな…)
怪物は白野の血で濡れた爪を振り上げる…。あの爪で今度こそ自分は死ぬだろうと…。
「やめろぉぉぉぉ!!!!」
アルテラの叫びを意に介さないかのように怪物は爪を振り下ろしたとした時だった。
「諦めるのはまだ早いぜ。お嬢さん」
「えっ…?」
白野は聞いたことがない男性の声が聞こえた。
声が聞こえた方向に目を向けると男が立っていた。
頑丈そうなスーツにヘルメットを被っていた
男は手に持った何かで怪物に向けると怪物の腕を切り落とした。
「■■■■……!」
アルテラがあれほど攻撃したというの死ななかった怪物が腕を斬り落とされると断末魔を上げながら床に倒れ二度と動かなった。
他の怪物達は白野とアルテラから男の標的に変えて襲い来る。
「あぶない!」
白野は男に呼びかけるが男は何でもないかのように答えた
「大丈夫だ」
人を安心させるようにいった男は手に持った物で怪物達に照準をつける。
「■■■■…」
「■■■■…!!」
慣れた手つきで次々と怪物達の手足を切り落としていく。
まるであの怪物達を知ってるかのように…。
あっという間に怪物達を片付けた男は白野に近づいていく。アルテラは白野のそばにより警戒した。
「大丈夫だ。俺は味方だ 安心してくれ」
「…」
それでもアルテラは警戒を緩めない。じっと男を見つめていた。
「まぁ疑うのしょうがないが今は抑えてくれ。早くこの娘の傷を治さないとマズい」
「マスターを治せるのか…?」
男は頷くとアルテラは剣を収める。男は白野の前に座りスプレーを取り出し白野の腹に吹きかけていく。
するとあれほどの痛みが収まり出血も止まった。
アルテラの足にもスプレーを吹きかける。彼女の足も同じく治っていく。
「もう大丈夫だ。立てるか?」
「はい。有難うございます…。」
「感謝する」
アルテラと白野は立ち上がり男の礼を言う
「さて…自己紹介をしようか。
俺はアイザック。 アイザック・クラークだ。
クラスはアーチャーだ。よろしくな。」
アーチャー・アイザックは手を出し白野も彼の手を掴み握手する
「岸波白野です。 こっちはアルテラです」
「白野とアルテラだな。分かった
さて話す事があるかも知れないが今は移動しよう。いつ
「ネクロモーフ…?」
「後で話す。こっちだ」
新たなサーヴァントと合流した白野とアルテラはアイザックについていき部屋を後にする。
おのれ!!
あと一歩だったいうのにあのアーチャーめ…!
だがまだだ!まだ貴様は私の領域に居るのだ!
必ず仕留める…!貴様のサーヴァント諸共…待っているがいい!
岸波白野…!!
お待たせしました。
デッドスペース三作プレイして随分と遅れてしまいました。
遂にアイザックさんを出すことが出来てよかった。
それにしてもアイザックさんってトップサーヴァントの部類に入るかな?
ちょっと気になる。