さてさて、2回目のシナリオはみんなが大好きなあれですよー
幕間の成長については結果を主要探索者設定に乗せますがダイスの過程は今回の後書きに乗せておきます。(成長は5回出来ることとしています)
あれから一ヵ月強が経過して現在は5月の下旬。夏にはまだ遠いが数日間真夏のような暑さが続いたこともあったが、今は大分落ち着いている。この一か月強で様々なことが起こった。
例えば、三人で花見に行ったり(酒を飲み始めてから記憶がない)氷室に誘われサバゲーに参加したり(回避にモノを言わせてBB弾から避けてキルしたらドン引きされた)新作のゲームしたり(マホロバ製のソフトは世界一ィィィィィ。)と本当に色々なことがあった。だが聡明な人ならわかるだろう。あれ?なんか忘れてね?と。それはいったい何だと思う?正解は・・・・・
「依頼が来ない!!!!!!」
この一ヵ月強の間、一件も依頼(仕事)が来ないのである。5月の中旬頃から流石にやばいと感じ、ビラを作って配りに回ったり、いつの間にかあったホームページを専門書を買って改善したりと努力はしたが、ご覧のありさまである。このままでは貯金が底をつくのも時間の問題だ。お金を借りるか?いいや、借金はダメ。絶対。そうなると残るは副業としてアルバイトをするしかない。
そうと決まればバイトの神様おすすめのタウ〇ワークで探す為、事務所のパソコンを立ち上げているとインターホンの音が鳴る。はて?密林に何か頼んでいたっけ?新聞やセールスならさっさと断ろうと立ち上がり玄関に赴き扉を開けるとそこにはスーツを着た初老の男が立っていた。
「こんにちは、ここは九十九探偵事務所であっているかな?」
「えっ・・あっはい。そうですが」
「すまないがここの責任者はいるか?依頼があってきたのだが」
「責任者はおr・・・私ですが」
「おっと・・・これは失礼。あまりにも若く見えたものでな」
「いえ、慣れてますから。とりあえず奥へどうぞ。依頼の内容もそこでお聞きしますので」
依頼人を事務所のソファーに座らせてお茶の用意をする。平静を装っているが内心狂喜乱舞中だ。いかにもお金持ってますというオーラを漂わせている。神は俺をまだ見捨てていなかったようだ。お茶をパパっと用意して向かい側のソファーに座り話を聞くことにした。
「初めまして。九十九探偵事務所責任者の九十九響です」
「岩井寛治(いわい かんじ)だ。」
「それで今回のご依頼はどのようなものでしょうか」
「端的に言うと人探しをしてもらいたい」
「人探しですか。詳しくお聞きしてもよろしいですか?」
「探してほしいのは私の娘でな。4日前に家に帰って来なくなった。最初は帰りが遅いと心配したので携帯に連絡入れたが繋がらず、何かあったのではとすぐに警察に相談して行方不明届を出したのだが、未だに音沙汰なし。おそらく家出かなんかだと思ってろくな捜査していないに違いない!・・・おっと失礼。それでらちが明かないと思い、知人に相談したところ、ここを紹介されたと言う訳だ」
グッジョブ!その知人さん!
「お話は分かりました。娘さんの写真か何かがあれば見せていただいても。後、名前などを教えてもらえますか」
「娘の名前は岩井久美(いわい くみ)、歳は14歳で私立穂群原女学院の中等部に通っている。これが写真だ」
その女学院大丈夫?全学生が集団昏睡とかなってない?と思いつつ、差し出された写真をみると、ロングヘアーの黒髪で美少女と言って過言ではない女の子がこちらに向かって笑顔で佇んでいる姿が映っていた。確かにこんだけ可愛ければ心配になるのもわかるな。ハイエースされても不思議ではない。
「行先に心当たりはありますか?娘さんがよく行く場所や最近気になる言動をしていたりは?」
「それがさっぱり分らんのだ。最後に見たのは学校へ行く姿で学校が終わってからは友達と遊んで帰る日もあれば何もせず帰ってくることもある。遊び先も特にこれと言って決まっておらんかった。ただ最近怪談話やオカルト関係に興味を持ち始めてたな。まぁ思春期特有のやつなんで関係ないと思うが」
「手がかりがこれだけ少ないと捜索は中々厳しそうですね」
「そこをなんとか頼む!他の探偵は情報が少なすぎるだの忙しいだのと断られた。後はここしかないんだ。久美は私の人生のすべてと言っていい!久美に何かあっとなれば死んだ女房に合わせる顔がない」
ソファーから立ち上がり頭を下げ必死に懇願する姿は父親そのものだった。なら俺が取るべき選択は一つしかない
「・・・・・・・・分かりました。この依頼引き受けましょう。ただし、100%見つけられるかどうかは分かりません。いえ、むしろ見つからない可能性のほうが高いかもしれません。ですが、最善を尽くすことを約束しますので頭を上げてください」
「っ・・ありがとう。恩に着る」
その後、久美ちゃんの詳細な情報と行動範囲、いなくなったその日の出来事等、可能な限り情報を聞き出した。最後に依頼料の話になるが岩井さんが前金として100万をPON☆と出してきやがった。やはりブルジョワだったか。流石に前金でこんなに貰うわけにはいかなかったので30万だけ頂いた。見つけた場合、さらに倍出すといって岩井さんは事務所を後にした。
「はぁ~~。金額が重ければ責任を重い」
事務机に突っ伏しながら固まった体をほぐしていく。時計を見ると午後6時頃だ。そろそろ夕飯の買い出しに行かないとなーと考えていたところでスマホの着信音が鳴り響く。スマホの画面を見ると【氷室】と表示されいた。あの日からちょくちょく俺の家に上がり込んでは飯をたかってくるので今回もまた来るのかと思い電話にでる。
「これ以上飯をたかりに来るなら食費を出してもらうぞ」
「開幕一番にそれ言うことか?というか食費出せば作ってくれるのかよ。っと、それどころじゃない。非常に緊急かつ大事な要件があるんだ」
「どうした?作ってた銃が警察に見つかったか?それともファンブって患者死なせたとか?」
「恐ろしいこと言うな。今、山下さんと飲みに行った帰りなんだがな」
「おい待て。そんな話聞いてないぞ!二人でおいしいもの食べに行ったのか!なぜ誘ってくれない」
「いや、お前、あまり酒に強くないし、酔ったら・・・・いや、話を脱線させんな」
「え?俺、酔ったらどうなるんだよ。すげー気になるんだけど」
「その話は後だ。今から夜野中央交差点前にあるジョイフルに集合な」
「えー、今日は肉の特売だからから揚げにしようと思ってたんだけど」
「俺が奢ってやる」
「10分くらいで行くわ」
すぐに電話を切るとスマホをしまい、事務所を出る。ビルの一階に小さいが駐輪場が備え付けられており、そこから自分の自転車を取り出す。(元々無かったが移動費がもったいなかったので購入した)自転車を走らせ15分ほどでジョイフルに到着。夕飯時もあって席は埋まっていたが氷室達はすでに席を確保していた。
「すまん、またせたな」
「ごめんで急に呼び出しちゃって」
「いや、こっちも急に呼び出して悪かった。俺たちはもう食べてきたか九十九だけ頼んでいいぞ」
差し出されたメニュー表を受け取る。さてどれにしようか?定食もいいがハンバーグも捨てがたい。少し悩みミックスグリルにした。
「さて、注文した物が来る前に話しておくぞ」
「それで非常に緊急かつ大事な要件ってなんだ」
「ああ、それはだな・・・・・・」
氷室サイド
今日は山下さんから新しい飲み屋ができたから行かないかとお誘いがあったため、3駅離れた飲み屋街まで足を運んだ。今はその帰る途中で地下鉄構内にいる。しばらくすると電車が来たので乗り込むが帰宅時間と重なっているのかすぐに満員となりすし詰め状態となる。
「いやぁ、間の悪い時間帯に乗ってしまいましたね」
「仕方ないさ、それにそこまで遠くないからこの程度問題ないよ」
そこから先ほどまで飲んでいた店ののことで話していると電車は発車し、3分ほどたった頃だろうか。いきなり「車両点検のため緊急停止します」と車内アナウンスが流れるとそれを合図に電車が停車した。当然車内は騒然となり俺も何事かとあたりを見渡してみると進行方向右側の窓に奇妙なものを見つけた。
それは一瞬、人間のように見えたがよく見てみると明らかに違った。猫背で手足がひょろひょろと長く、赤く爛々と光る眼を持ち、土気色の肌を持つ獣じみた姿だった。
その姿を隣にいた山下さんも目撃しており、驚愕の表情をしていた。
《SANチェック 0/1d3 氷室67→54 成功 山下66→82 失敗1》
《ロール目星 氷室25→88 失敗 山下67→38 成功》
《ロール知識 山下88→77 成功》
俺たちのほかにも何人か見てしまった者がいた為、更に慌ただしくなると同時に列車後方からタタタッと乾いた音が聞こえる。普通の人にはわからないと思うがこれは銃声だ。山下さんも気が付いたようで小声で「奥のほうで銃の発射炎が見えたよ」と情報を教えてくれた。化け物はその音と同時に闇の中へ消え去っていた。
それから2,3分後にアナウンスで「点検完了。発車いたします」と流れると電車は緩やかに動き出した。俺と山下さんはこの出来事ですっかり酔いは醒めて目的の駅に到着するまで無言だった。だが俺たちは確信していた。これが2回目のシナリオの導入であることを。駅に到着するとすぐさま九十九に連絡を入れ、これから起こる出来事にどうしたものかと頭を悩める。
九十九サイド
「・・・と言うことだ」
氷室の話が終わり今度はこちらの依頼されたことを話す。
「このタイミングだから十中八九今回のシナリオにかかわっているだろうな」
「その生物ってさ・・・・やっぱりあれだよな?」
「ああ、食人鬼《グール》だろう。そして喜べ。ニコ〇コ動画にて伝説となったあのシナリオだ」
「うん、僕も知ってるよ。その動画」
「俺が受けた依頼って・・・・最悪久美ちゃんかなりやばいんじゃ」
「まぁ、それはこれからの俺たちのがんばり次第だろ。さてと・・・・飯食い終わったら少し早いが廃駅に肝試しと洒落こもうぜ」
《シナリオ名:■■な共闘》
九十九
回避52→87 成功 +10
コンピューター1→26 成功 +8
運転(自転車)20→80 成功 +4
図書館50→61 成功 +9
拳銃20→39 成功 +9
氷室
医学65→20 失敗
応急手当65→92 成功 +3
拳銃58→73 成功 +6
図書館25→3 失敗
目星40→59 成功 +3
山下
ほかの言語(ドイツ語)46→48 成功 +10
投てき25→36 成功 +8
博物学30→59 成功 +6
オカルト45→85 成功 +4
精神分析1→21 成功 +10
嘘みたいだろ?これマジで振ってんだぜ?(震え声