探索者って明らかに超人だよね?   作:九十九猫221

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地下鉄・・・武道・・・キック・・・うっ頭が・・・・

と言う訳で戦闘+a回です。今回はあれが多すぎて処理に困りましたが何とかなりました。



第二章 ■■な共闘 3話 「これが一番早いと思います!」

本来協力関係となるはずのグールが敵に回っている。この情報は俺の知っている奇妙な共闘とは大きくかけ離れてしまったことを意味する。これでメタ知識はあまり頼りにならなくなった。だが、悪いことだけではなかった。代わり国家権力が仲間となるならまだ希望はある。古鷹を無事に本部?まで返すことができるならそこで上司に報告してもらい、自衛隊から増援してもらえれば勝ったも同然だ。俺たちは蚊帳の外で優雅に待っていれば無事事件は解決!いやー、今回のシナリオは楽勝でしたね!勝った!第二部完!

 

そうと決まればこんな気味の悪い地下に用はない。さっさと地上に帰ろうか。そう思った時だった。

 

《シークレットダイス》

 

《ロール聞き耳》

九十九62→25 成功 

氷室25→99 ファンブル 

山下68→97 ファンブル 

フィア25→84 失敗

古鷹70→91 失敗

 

強制ロールが発生する。ていうかお前らぁ!?

 

強化された聴覚が異変を感じ取る。懐中電灯の光の範囲外から何者かがゆっくりとこちらに近づく足音と呼吸音。

 

「誰だ!?」

 

慌ててその方角へ懐中電灯を向ける。俺の声に反応してほかの皆もそちらに顔を向ける。

 

最初に飛び込んだのは赤く光る瞳だ。土気色のぶよぶよした肌には毛の代わりにカビが生えており、足はひづめ上に割れ、手にはカギ爪、犬のような顔。まさしく化け物と呼ぶにふさわしい風貌だった。

 

《SANチェック 0/1d6》

九十九67→91 失敗 5 

氷室67→48 成功 0

山下66→98 ファンブル 1d6+1→5

フィア72→87 失敗 3

古鷹58→49 成功 0

 

《一度に5以上の正気度が減少したため発狂チャンス、アイデア》

九十九60→61 失敗

山下75→15 成功

 

《山下、一時的狂気発症、初発狂のため神話技能+5》

1d10→3 肉体的なヒステリー或いは感情の噴出

発狂時間(R) 1d10+4→10

 

一切光さすことのない地下の世界。人間は暗闇を嫌い光を求めるからこそ様々な方法で暗闇を消してきた。だが、奴等は違う。光を嫌い闇に潜む者。腐肉を喰らい、人の安寧を妨げる者。グールがそこにはいた。俺はあまりにも唐突な事に現実味がなくまるでテレビの向こう側の出来事のように思えてしまった。

 

「あ、あはははははははっはははははっははははっはははっはははっはははっは」

 

突如、山下さんが大きな笑い声をあげる。一時的狂気に陥ってしまったのだから仕方ない。俺もアイデアに成功していればこうなっていたのか。グールはそんな山下さんに一切目もくれず、俺たちに襲い掛かってきた。

 

《戦闘開始。奇襲により九十九以外はDEX半分となります。1R 九十九》

 

やばいな。奇襲攻撃で俺以外はDEX半分になっちまった。ならここで俺が一撃で気絶若しくは殺すしかない。幸いグールの装甲は遠距離攻撃にしか意味をなさない。ここで決めてやる!と、そう思った時に全員の懐中電灯の明かりが点滅する。徐々に点滅が早くなり、やがて明かりが消え、暗黒の世界が広がる。

 

「え?ちょ!?どゆこと!?」

「多分、俺たちのファンブルがここで来た感じだな。すまん」

「これじゃ何も見えませんよ!気を付けてください!」

「あははははははははははっははは」

「俺もだめだ!暗視ゴーグルも壊れてやがる!」

 

《暗闇により、視覚を用いる技能値が半分となります》

 

嘘だどんどこどーん!?ここにきてこれかよ。やはりフラグを立てたのがいけなかったのか。だが、このまま嬲られるだけだ。一か八かに賭けるしかない。

 

《ロール日本刀 39→33 成功

グール回避26→13 成功》

 

暗闇の中、相手の気配だけを頼りに木刀を振るう。だが、グールの領域である暗闇では分が悪く、やすやすと避けられてしまった。

 

《グール 噛みつき30→40 失敗 続いてかぎ爪30→94失敗》

 

グールも急に明かりに照らされた為か目測を誤り何もないところで噛みつき、腕を振る。

 

《古鷹 武術+キック→45、45→41 成功 2d6+1d4→10 HP13→3 派生ラッシュを選択 R最終にもう一度攻撃できます》

 

「この程度のことでシールドの小隊長は務められるか!!部下の敵だ!喰らえ!」

 

何も見えない暗黒の中、古鷹が見えているのではないかと思うほど的確にグールに回し蹴りを喰らわせる。暗闇にグシャリと肉がつぶれる音と骨が砕ける音が木霊する。だが、腐っても神話生物だ。瀕死の重体だがまだ意識は残っており、その殺意はさらに膨れ上がる。だが、これだけは言わせてほしい・・・・・もう全部あいつだけでいいんじゃないか?

 

《氷室 拳銃32→78 失敗》

 

「流石にこの暗闇で当てるのは無茶すぎねぇか?」

「この暗闇を作った張本人が言うことか!?」

「ダイスの目はどうにもならねえからな・・・・・」

「まぁ、それに関しては同感です。それよりもまずは・・・・やるべき事をいたしましょうか」

 

《山下 発狂のため行動不可、フィア 武道+組付き39,39→38 成功 派生サルトを選択 1d6+1d4→6 HP3→-3》

 

瀕死のグールが無事な腕でフィアに攻撃するが逆にその力を利用して背負い投げの要領で投げ飛ばされる。そのまま線路の壁に顔から激突し、再びグシャリと音を立てて地面に崩れ落ちる。小刻みに痙攣した後、動かなくなった。

 

《戦闘終了です・・・・・・・ッチ》

 

何か舌打ちが聞こえた気がしたんだが・・・・。だが、これでひと段落だ。一時はどうなるかと思ったが何とかなったな。

 

「やはりグールには武道が一番だな。っとそれよりも山下さんに精神分析かけてやらねぇと」

「ええ、お願いします。戦闘中ずっと笑い声が響いて不気味でしたので」

 

《ロール精神分析70→41 成功》

 

「あははははははは・・・・・あれ?僕は一体なにを?」

「山下さん落ち着きましたか?」

「う、うん、ごめんね。足を引っ張っちゃったみたいだね」

「大丈夫ですよ。こればっかりはどうしようもないですし」

「すまないが話は後にしてもらっていいか?追手が来ていた以上ここに長居するのはまずい。一体だけとは限らないからな」

「おっしゃる通りですわね。さぁ、皆さん帰りましょうか」

 

俺の第六感も「このままいるとやばいわよ」と言っている。新たな増援が来る前にさっさとおさらばしよう。

帰りはスマホのライトを使い帰ることにした。シールドが使っていた道を利用させてもらい事になり、無事に地上に戻ることができた。やっぱり人間は地上が一番だな。

 

「さて、君たちには悪いが俺に付いてきてもらう。安心しろ。悪いようにはしない」

「そのセリフだと悲惨な目にあう気がするんだが・・・まぁ、大人しくついていきますよ」

「ええ、古鷹さんだけの証言だけではもしかすると信じられないかもしれませんから」

「流石にここで一人になるのはやばいので僕も行きます」

「早く帰って寝たい」

「すまない、すぐ近くに車を止めているからまずはそこへ行こう。詳しい話は車の中でな」

 

5分ほど歩いたところに自衛隊が乗っている大型トラックがあり、後ろの荷台に俺たちが乗り込み、古鷹が運転をする。荷台と運転席の間には小窓があるのでそこで話を聞くことにした。今から向かう所はシールドの基地で表向きには存在しない部隊のため、詳しい場所は言えないらしい。基地にいる上官に事の顛末を報告し、増援をもとめるらしい。俺たちはその上官に報告する際の補足や証言をしてもらい、念のため検査とこの事を口外しないよう書類にサインすれば帰っていいそうだ。(また、検査と口止めですかそうですか)

 

荷台の窓が締め切られ、ドナドナされること30分、運転席の窓が急に開き、降りていいことを言われる。言われるがまま、荷台を降りるとそこはトンネルの中・・・だろうか?半円状の天井に照明が取り付けられあたりを照らしている。俺たちが下りてきたトラックとは別にもう一台と高機動車が3台並んでいた。流石に戦車はなかった。

 

「こっちだ。着いて来い」

 

トンネルの壁に扉があり、、そこを抜けると10mほど廊下が続き、その先にエレベーターが設置されていた。パスワードとカードキーをかざすとエレベーターが動き出し、体感3階ほど降りた時に停止した。エレベーターの扉が開き、コンクリート造りの廊下伸びている。左右に扉が2つずつ、奥に1つ設置されている。古鷹はそのまま一番奥の扉の前に立ち止まる。一番奥にある扉だけ指紋認証が取り付けられており、古鷹が指をかざし、扉を開ける。部屋の内部は長方形の長い机が中央に置かれ、その上には大量の資料が乱雑に置かれている。壁には資料保管用の棚が所狭しと並べられ、部屋の隅にはコーヒーメーカーや電子ポットが置いてある。一見誰もいないように見えるが机に突っ伏して資料の山に埋もれている男性がいた。古鷹はその男に近寄りゆすり起こす。

 

「敬一郎さん、戻りましたよ。起きてください」

「すまん・・・あと五分・・・この歳になると徹夜はしんどいんだ・・・・」

「火急速やかに報告したいことがあるんです」

「・・・・・ああ、分かったからそんなに揺さぶるな・・・ってこの人たちは誰だ?」

「その事も含めて今から話します」

 

起き上がった男性は40歳位の黒縁の眼鏡にスーツが似合う初老の男性で、どことなく知的に感じる(やはり眼鏡か?今度着けてみようかな?)体つきを見るに現場より後方支援担当の人か。

 

「寝起きで申し訳ないですが、報告したいことが2つあります。一つは部隊が私以外全滅。二つ目は敵が人間ではなかったということです」

「・・・あぁ~っ、ちょっと待て。寝起きで頭が回らん。すまんがコーヒーを入れてくれ」

「了解です」

 

古鷹が保温していたコーヒーを差し出し、男性が受け取ると一気に飲み干す。

 

「お前が冗談を言うとは思えん。事の顛末を一から報告してくれ。もちろん、そちらにいる一般人についてもだ。君たちは適当な椅子にでも座って待っててくれ」

「はい、まずは・・・・・」

 

 

 

   かくかくしかしか  いあいあクトゥルフ(説明中)

 

 

「話は分かった。にわかに信じられないがお前の言うことだ、すべて本当のことなのだろう。・・・・すまなかった。今回の件は私の情報不足が責任だ」

「いえ、敵が化け物だなんて誰も予想できないことです。責任を感じることはありません。むしろ部下を守れなかった私の実力不足です」

「お前は本当律儀な奴だな・・・・・おっと、長い間待たせてすまないね。私はこのシールドの創設者兼指揮官の増山敬一郎(ますやま けいいちろう)だ。まずは源太を救助、感謝する」

「改めて私からも礼を言う。ありがとう」

「どういたしまして、俺は九十九響だ」

「どうしてお前が偉そうなんだ・・・俺は氷室月島だ」

「僕は山下健吾です」

「私はフィア・ブラッドボーン。これでも日本生まれの日本育ちですので」

「それであのグールは自衛隊がどうにかしてくれるんですよね?」

「グール?それはあの化け物のことを言っているのか?」

「(あ、やべ!?普通の人はグールなんて知らないよな)化け物だと曖昧だし、名前つけておいたほうがいいんじゃないかなぁ~と・・・・」

「確かにな・・・よし、なら話に聞いたそいつは今後、グールと呼称しよう」

「それでグール共は自衛隊が片付けてくれんだよな?後、俺たちの処遇なんだがどうなるんだ?」

「うむ、その件については一旦時間をくれ。一朝一夕で決められるものではない。それにもう深夜の3時頃だ。疲れもたまっているだろうから今夜はここに泊っていくといい。その間、源太と俺で今後について話し合っておく。仮眠室はここを出て右側の一番目の部屋だ・・・・・また徹夜か・・・」

「分かりました。正直僕、限界だったんだよね・・・主に精神的に」

「寝る前にシャワーを浴びたいのですが・・・・グールに触ってしまいましたので」

「ああ、それなら仮眠室の反対側の部屋にシャワー室がある。好きに使ってくれて構わないが、男しかいない所でね。女性ものの着替え置いていない。洗濯機と乾燥機も一緒に置いてあるが時間もかかるでしょう。替えのシャツやズボンならあるがフィアさんはともかく九十九さんはサイズがあわないでしょうがどうしますか?」

「私は洗濯が終わるまで替えの服で構いません。響ちゃんの服は私がぱぱっとサイズ調整しますので大丈夫でしょう」

「いや、俺はそもそもシャワー浴びるとは言って・・・」

「さ!行きますよ」

 

フィアは笑みを浮かべながら俺の手を取りずるずると引きずられていく。おかしい。STR7しかないはずなのに逆らえない。

 

「・・・・俺たちは先に仮眠室にでも行ってましょうか」

「そうだね」

 

《ロール制作(衣装)58→44 成功》

 

なんということでしょう。替えの服が技能でワンピース(フリル付き)にされたではありませんか。これは匠もびっくりの技です(死んだ目)その後フィアとシャワーを浴びる羽目となったのだが、あんまり喜べなかった。え?金髪美女と一緒にシャワーなんてご褒美だろって?お前肉食獣(フィア)と一緒に檻(シャワー室)に入れられてみたことないだろ。

 

 

その夜俺の悲鳴が地下基地内に響いたという。

 

 

 




ルルブ持っている方ならわかるのですが古鷹さん技能強くない?強すぎない?並の探索者なら瞬殺できるよぉ!そして増山さんがなぜか苦労人と化した・・・どうしてこうなった。


なお、ここではSANチェック時のファンブルは+1することにしています。


次回!【NPCがシナリオ解決させる分けねぇだろ?常識に敵に考えて】こうご期待ください


追記:すみません。戦闘で九十九がぞろ目出していましたがファンブル処理するのを忘れていました。申し訳ないですが書き直しはせずこのままにします(たとえ神(KP)でも処理してしまった結果は戻せませんので)・・・そう考えるとこの1話でフィア以外全員ファンブってないか?(ボブは訝しんだ
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