むしゃくしゃしてやった、今は清々しい
職を失った。いや、正確に言えばやめて来たのだ。
大手企業に就職したのはいいが、残業続きでろくに時間が作れず休日?。なにそれおいしいの状態だった。このままでは立派な社畜戦士になってしまう前にやめて来た。引き継ぎやらなんやらで手間取ったかこれで晴れて自由の身。お金はこれまでろくに使ってこれなかったせいでソコソコの額があるからしばらくは働かなくて済む。
溜まったアニメやゲームを消化していると気がつけば一月が過ぎて現在、職を探しつつネットサーフィンをしていると一つのサイトに目が止まった。それはクトゥルフ神話TRPGの参加者募集だ。昔はのめり込むほどやっていたが、仕事の都合でご無沙汰だったが、久し振りに参加しようと内容を確認すると。
・開催時間 約一年
・使用探索者 自身若しくは理想の自分(ただし新規に限る)
・シナリオ 様々
・参加条件 深淵を覗き込み生還するもの
・最後に 人間の可能性を見せてくれ
だけであった。
「いやいや、なんだこれ?一年?入力ミスか?それに自身若しくは理想の自分と来たか。シナリオの内容もほとんどないし」
愚痴りつつも昔のTRPG魂に火がつきこの不思議なシナリオに参加すべく、探索者を作成しようとしたが。
「あっ、やっべぇ、これ募集期限今日までじゃん」
今の時間を確認すると午後11時50分で締め切りが今日の11時59分即ち時間がない。
「あー、作ってる時間ないな。……そういえば昔お蔵入りした奴あったし、そいつにするか」
手慣れた手つきでパソコンを操作してファイルを開くと過去の相棒(探索者)達が眠っており、一番下のデータを開いて中身を確認する。
「これはひどい」
その一言だ。
別にステータスや技能が悪いわけではない。むしろ、ステータスは高水準で技能も探索、戦闘両方いける探索者の鏡なのだが、問題はプロフィールのほうだ。性別や生まれ、仕事を辞めた後のこと以外ほぼ自分の写しだった。
「そういえば酔った勢いでこんな奴作ったな」
参加要件に自分自身やらに合っているが流石にこれはない。誰が好んで自分のTSしたキャラを演じなければならないのか。いや、まぁ一部の人は好んでやりそうだが俺はそんな特殊な趣味はない。俺は基本的にゲームでは男性を選択してプレイする自己投影型のプレイヤーなのだ。だが、そうこうしているうちに時間は迫り既存探索者は全て試練(シナリオ)を乗り越えたものばかりで新規はこの探索者のみだった。
「仕方ない、今回はこいつで行くか」
時間ギリギリで応募すると同時に締め切られ安堵したのもつかの間、パソコンが急に不可解な音を立てて稼働し始めた。
「おいおい、まさか悪質なウイルスでも仕込んでたんじゃねーだろーな」
焦る気持ちを抑えつつ、急に画面が暗くなると、聞いているだけで吐き気がする歌のような声が聞こえて来た。この歌?を聞いていると次第に意識が薄れていき、俺が最後にみたのは暗くなった画面の奥に黒色のスーツを着た男が
「ようこそ、狂気の楽園へ。私は君を歓迎するよ」
「…知らない天井だ」
生涯で言ってみたいことベスト10に入る名?台詞が言えたことに若干の感動を覚えつつ辺りを見渡すと、四方がコンクリートでできた広間に寝かされていた。しかも布団もないそのままでだ。灯らしいものはないが不思議と暗くなく、むしろ昼間のように鮮明に見える。部屋には正確な数はわからないが多くの人がおり、まだ寝ているものや既に目が覚めて辺りを見渡している者など様々だ。このまま何もしないわけにはいかないので、壁まで近寄りそのままで壁沿いに歩いてみたが出口どころか窓一つもない。回る際にすでに起きていた奴らが集団を作っていたので話を聞くと
俺と同じであの募集に参加して気がつけばここにいたとの事
俺が知った通りどこにも出入口がない
ここにいる全員はあのシナリオの参加者
ちくわ大明神
と役にやつ情報をまとめるとこれくらいだった。いや、最後のはなんだ。不特定多数を一度にこれだけ集めれるとなるとかなり組織力がある奴ら・・・いや、例え政府が介入したとしても不可能じゃないか?どの道、出口が無ければどう仕様もないので壁にもたれかかり、全員が起きるのを待つことにした。
かれこれ一時間、ようやく全員が起きたが当然パニックに陥るものや怒鳴り散らす者が出てくる。それを収めようとするものとの間で口論が起こり、やがて一発触発のところでそいつは現れた。突然部屋の中央が人一人が立ってられるくらい盛り上がり、5m位の高さになると止まり。その台の上に最後にみたあの男が立っていた。真っ黒のスーツにピエロのお面を被っていた男は
「ようこそ、探索者の皆様方。お集まり頂き誠にありがとうございます。私は今回のシナリオでKPを務めさせてもらう者でございます。以後お見知り置きを」
なんておかしなことを言い出した。突然の事で唖然としていたが我にかえると、一斉に帰せと騒ぎ立てる。男はその罵詈雑言を無視して話を進める。
「それではこ「死ねー」のシナリオについて説明させて頂きます今回の「帰せー」オでは
あなた方は「ここから出せー」になって「警察に突き出してやる」となっていますが、やれやれ、一度黙らせないといけませんね」
男の所々が文句で聞こえなかったが最後の言葉だけはしっかりと聞き取れた。男はただ一言
「黙れ下等生物ども」
まるで心臓をわし摑めにされたような感覚になり、体が動かず、冷や汗が止まらなかった。殆どの人が立っていられず座り込みガタガタと震えていた。俺はなんとか歯を食いしばって立っていられたが、今にも崩れ落ちそうになる。
「はい、では静かになったところで説明を続けます」
男は何事もなかったかのようにいつもの口調で聞いてくる。もはや誰も野次を飛ばすことはない。静かに顔を縦に振るしかできなかった
「よろしい、では説明を続けますが、今からあなた方はそれぞれ作成して来た探索者そのものになってもらい、私が作った別世界に行ってもらいます。別世界といっても現代と変わりません。いわゆるソードでアートなオンラインと同じです。意識だけ飛ばされて仮想体に入り込むというわけです。これからあなた方はその別世界で約一年を通して7つのシナリオに挑んでいただきます。シナリオスタイルは探索メインや戦闘メインなど様々で、シナリオが始まると鐘の音でお知らせします。シナリオが始まるまでの間は技能を鍛えるなり、日常を謳歌するなりしてください。ただし、法を犯すと普通に逮捕されますのでご注意を」
「クリア条件は7つのシナリオ全ての謎に挑み、生き残ること。謎から逃げ出しもいいですが、あまりお勧めしません。次に失格条件ですが、HPが一定時間0以下になる、SAN値が0になる、シナリオに参加できる状態でないになります。失格した者は現実世界に戻れますが、その際にペナルティとして、命の直接関わる部位以外で体の一部を奪わせてもらいます。今回のゲームは今まで貴方がプレイしてきたのとかなり違ってくるでしょうから、2回目までのシナリオはお試しとシステム把握する期間として簡単なものにしますが、それでも命の保証はいたしません。3回目のシナリオから本番とし、3回目をクリアされた方に完全クリア報酬と全員失格した際のお話しをいたします。簡単な話、実際に探索者としていつも通りにロールプレイして下さい。最低限の説明としてはこれまでとして、まぁ細かいところは実際に行ってみて下さい。随一システムが説明致します。……おっと、言い忘れるとこでした。技能を使用したいときは《ロール》といった後に使用したい技能の名前を言って下さい。長々となりましたがこれより早速あなた方を送らせてもらいます」
「それでは恐怖に呑まれ、狂気に陥り、足掻き苦しみながら絶望する姿を見せて下さい。だけど、それと同時に人間の可能性を私は信じているよ。それでは良き探索者ライフをお送りください」
一通り話し終えると男は幻のように姿を消した。それと同時に次々と部屋にいた人達も消えていく。だが待ってほしい。あいつの話を簡単に纏めると「リアル探索者になって用意したシナリオクリアしてね。」という事だ。ああ、だから使用探索者が自分自身なのか。それならロールプレイもしやすいだろう。だが待ってほしい(2回目)ここで俺が応募した探索者を思い返してみよう。確か女性キャラで応募した。重要な事なのでもう一回言おう。女性キャラだ。いや、まさかね?ありえないと思うが、俺もしかしてこれから女性キャラでロールプレイするの?馬鹿なの?死ぬの?そうこうしているうちに俺の番がきたらしく視界が真っ暗に染まる。
気がつくとまた知らない天井だった。今度はベットの上でしっかりと布団も被せられている。
「まさかこの短時間で二度知らない天井を見る羽目になるなんてな」
上半身を起こし、辺りを見渡すと漫画やアニメのDVDが並べられた本棚にパソコンが置かれた机、各種ゲーム機が揃えられたテレビ台と大型テレビと見慣れた俺の部屋だった。一瞬あれはただの夢かと錯覚しかけたが、そうは問屋がおろさない。スポーツ刈りで短く切りそろえられたはずの髪が肩にかかるくらいまで伸びており、顔を下に向けるとほどよく育ったふくらみが見える。
「まだだ、まだ諦めるんじゃない、まだワンチャンある」
自分にそう言い聞かせるがその声は男性特有の低い声ではなく、可愛らしい声に変わっていた。ベットから降りて、近くにあった手鏡を手に取り自分の姿を移す。そこには美少女がいた。髪は肩にかかるくらいの黒髪で瞳は透き通った青色、童顔らしく幼い感じがするがそこがまた魅力的である。手鏡を戻し、今度は体をチェックする。身長は測定器がないのでなんとも言えないが、元の身長が170cmだから体感的に150cm前半位だろうか?剣道で鍛えた筋肉はプニプニと柔らかなものになっていたが、その内側はしっかりと筋肉が付いている。
胸は・・・大きさで言えば俺の掌に収まりきらないくらいだから大きい方だと思う(カップ数なんて知らんし)
そして1番の問題点を確認し、絶望する。そう、俺の息子が消失していた。
「息子よーーー!!!」
しばらく意気消沈していたが、現実はどう足掻いても変わらない。一旦この現実から背を背け、現状確認が優先事項だ。この部屋をザッとだが調べてみると現実の俺の部屋と変わらなかった。そこでこの部屋唯一のドアに目を向ける。これが現実ならトイレと風呂場に続く廊下があり、外へ出る玄関があるはずだ。意を決してドアを開けると、そこにはいつも通りの廊下が広がっているが、ひとつだけ違う部分がある。それは玄関口が無くなっており、俺の知らない部屋へと続くドアがあった。慎重にドアを開けると、そこは事務所だった。多少こじんまりとしているが、応接机とソファーに沢山の資料が並べられた棚、作業机の上にノートパソコンがある一般的な事務室だった。
「なるほどな、俺のキャラの職業は私立探偵。ここはその作業場というわけか」
各々が選択した職業に合わせて部屋が作られるのだろう。匠もビックリのリフォームだぜ。壁に掛けられているカレンダーを見てみると、四月四日に赤丸印がされており、[残存数100]と書かれている。既にこの馬鹿げたシナリオが進んでいる事に、言い表わせない不安が募るが、いつまでもこのままでは気がもたない。ここは冷静になる時だ。あの男は確か探索者としていつも通りにすればいいと言った。なら、ここは探索者らしく情報収集し、1%ても生き残るべく行動すべきだ。姿形は違っても俺は俺だ。知らない誰かを演じる必要はない。
そうと決まればまず試して見たい事はズバリ、技能の使用だ。探索者にとって生き残る為に無くてはならないものだ。今まではただダイスを振ってそれとない描写をしていたが、ここは仮想とはいえ現実に限りなく近い。ならばどのような仕様になっているのか確かめなければ、生き残るのは難しいだろう。KP(とこれから言うようにしよう)の話によれば確か《ロール》と言えばよかったはずだ
「《ロール》目星」
探索者の三大技能の一つである目星を使ってみると、何処からかサイコロが転がる音が聞こえてくる。そして、
《目星46 成功 特にこれといったものは見当たらない》
と機械的な声が頭に響く。
「なるほど、こんな感じになっているのか。」
この場に不審なものがないので目星しようが意味がない。成否の結果と内容は直接教えてくれるのか。俺の目星は確か60だから46が出たから成功したと・・・それにしても自分のステータスとか全部覚えてないぞ?ただでさえ、時間がなくてよく見ていない。よくあるゲームならステータスウィンドとかあるはずなんだが試してみるか?
「ステータスオープン」
すると、何もない空間にいきなり文字が現れた。驚きつつもよく見てみると、俺が作った探索者のキャラクターシートだった。
「ハハッ、マジかよ」
改めてここが現実ではない事を知らされた気分だが、それと同時に心は昂ぶっていた。漫画やアニメみたいな非日常的な出来事を俺は体験している。俺が女なんかになっていなければますます良かったんだがな。
だが、俺はこの時、致命的な過ちを犯していた。限りなく現実なこの世界をどこかしらゲームだから大丈夫だと思っていた。だが、ここはアニメや漫画みたいな希望に満ち溢れたものではなく、狂気と絶望に満ち溢れたものだった。
この世界に来てから早1週間過ぎた。俺がいた家はビルの3階をワンフロア借りていたもので、自宅兼事務所といったところだ。この世界は現実をそのままトレースしたものだったが、都道府県が全てカタカナになっており、市町村は全く知らないものばかりだ。俺がいる町はオオサカ夜野市というらしい。幸い俺が元々住んでいたところと地理は変わっておらず、どこぞの別TRPGのオオサカとは違い治安も良い。職業が私立探偵と言うわけで、この1週間に1件ほど依頼が来たのだが、いかんせん探偵なんてバラエティ番組でたまに見かける位しか知らない。イメージとしては浮気調査や猫探しとかだ。依頼は彼氏が浮気していないか調査してほしいとのことでこの1週間はその彼氏さんの後をひたすら追いかける日々だったが、ようやくそれも終わった。大変地味な仕事だったが、真面目にこなしてきた。間違っても行き先で人が死ぬ小さな死神みないなことは起きなかった。
あれから一通りの技能を試したが、それぞれ特徴があったので、大まかに技能を分けてみた。
・戦闘系(こぶしなどの戦闘に用いる技能)
・技術系(鍵開けや変装などの技術技能)
・交渉(言いくるめや説得など対人技能)
・知識系(考古学などの知識を用いる技能)
・感覚系(目星などの五感を使った技能)
の5種類だ。
まず、戦闘系だがこれは使わなくても普通に攻撃はできる。TRPGでは戦闘する際は必ず技能を振らなければならなかったが、ここでは殴ろうとすれば普通に殴れる。現実通りである。技能を使った場合だが、これはヤバイ。通っている剣道教室で試しに使ってみた結果だが、最初のロールが失敗し、普段なら外すはずがない剣筋が急に距離感が狂い全く当たらない。しかも、使用して数十秒間は使用不可ときた。逆に技能に成功した時は、まるで吸い寄せられるというか、どう打てば当たるのがわかるようになり、今回胴に打ち込んだのだが
打ち込んだ瞬間システムが現れて
《ダメージ1d6+1d4 6+2 計8 装甲3の為ダメージは5 対象の耐久が一度の半分以上減りましたのでショックロール 判定失敗》
と出て来た。普通なら防具で守られており、多少の衝撃が来る程度なのだが、打ち込んだ瞬間バンッ!!とあり得ない大きさの音が聞こえると、相手が吐血しながら崩れ落ちた。慌てて防具を外して駆け寄ると相手は口から血が出て白目を抜いて気絶しており、お腹は紫色に変色していた。すぐに救急車を呼びことなきを得たが、しばらくは道場に行かないほうがいいだろう。結果として、通常通りに戦闘はできるがそれは現実を基準としており、ロールを使用した場合はそのダメージ値相当の威力が出るということだ。
次に技術系だが自宅の玄関ドアで試してみたが。鍵開けなんて現実をおれでは到底出来ない芸当だが、技能に成功した瞬間体が勝手に動き、事務所に置かれていた解錠道具を使い、見事に解錠してみせた。何度か試してみると、技術系は現実で知らない技術をその期間だけ習得できるようだ。失敗した時は時間が消費され、作業中は無防備になる。ちなみに一度依頼人の彼氏さんを見失った際に追跡を使ってみると、簡単に居場所が分かった。
交渉系はある程度自分で考えてどう交渉するか考えた上でないとロールができない。いきなり相手に向かってロールしようとしても《ロール不可》と言われてできなかった。そしてあまりにも苦しい交渉はマイナス補正が付き、失敗するとその相手にそれ以上交渉ができなくなる。
知識系は法律しかなく、成功率も低いので成功するのに苦労したが、知りたい知識が頭に入ってくる感じだ。
別に辞書やネットで調べれば分かることもあるが。こちらはすぐに分かり、ネットなどに載っていないことも知れる。クローズドなどのネットに繋げない場合にかなり便利な技能だ。
最後に感覚系は五感を使ったもので、目星なら人混みから特定の人を探したり、無くした物を探し当てたり、聞き耳は普段ではよく聞こえない小さな音を鮮明に聞き取れたりと、言うなれば五感を強化してくる技能だ。ただ失敗するとどれだけ探しても見つからなくなったり、難聴になったりと五感が鈍くなる。
どの技能も成功すれば破格の性能を発揮するが、反面、失敗すればそれなりのデメリットも存在する。
現実にこんな奴らいたらこえーわ。あきらかに超人です。本当にありがとうございます。
今の生活も最初はどうなるもんかと不安だったが、この調子でいけばなんとかなりそうだ。貯金の方も少なくはないが多くもない程度あったし、今回の依頼で少し潤った。とういことで、現在は俺は自室に引きこもりゲーム三昧している。依頼人が来れば事務所が隣だからすぐ分かるし、メールも逐一チェックしている。
「さてと、石の貯蔵は十分、回せ!回転数こそ正義!」
そう、今俺は某人理を救うマスターとして奮闘しているところだ。
誰かが言った。その先は地獄だぞと、だが俺は引かなければならない。
地獄に踏み出そうとした瞬間、メールが届いた。ちなみに俺のメールアドレス帳と連絡先は真っ白だ。
べ、別に悔しくなんかねーし、昔はいっぱいあったし(辞めた職場の人だけだがな)
「はぁ、スパムか広告あたりか?」
若干鬱になりそうになりながらメールの内容を確認してみると、
《第一回目のシナリオを開催します。つきましては以下の指定された日時場所に準備を整えて向かってください。なお、この通知は今回限りです。次回からは通知なしで始まりますのでお気をつけください》
読み終えた後に突如鐘の音が鳴り響く。
どうやら記念すべき1回目のシナリオが始まったらしい。
行き先はグンマーにある石核研究所というものはそれ以外は集合日時と場所しか載っていなかった。
「何故に群馬はグンマではなくグンマーなんだ?流石試される大地だぜ。まあいいや、この世界に来て初のシナリオだ。気合い入れていかないとな」
こうして、第一回目の悪夢が幕を上げたのであった。
《シナリオ名:腕に刻まれる死?》
今回はダイスを振っていませんが、シナリオ中は全て実際にダイスを振っていきます
その方が絶対何か起きるし!
キャラクターシートは後日掲載します